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2017年11月 4日 (土)

バンドの生演奏や歌・ダンスなど見どころ満載! 神保町花月本公演第500回記念公演『ひとしずく』

10月15日(日)、東京・神保町花月にて神保町花月本公演第500回記念公演『ひとしずく』が開催されました。
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記念すべき神保町花月本公演の500回目となる今作は、神保町花月の今後を担っていく芸人と俳優班所属の俳優陣との合作となっており、しっかりと芝居で魅せることはもちろん、今年初めから芸人たちが練習を重ねた楽器(ランパンプス・寺内=トロンボーン、ランパンプス・小林=ドラム、スクールゾーン・橋本=ハーモニカにそれぞれ初チャレンジ)の生演奏や歌、ダンスなど、見どころが盛りだくさんの公演となりました。

スクールゾーン・俵山扮するジュンペイのヴァイオリン演奏から舞台は幕を開けます。

小笠原諸島のあたりにある小さな島・夢見島から音大の受験勉強をしに東京へ行くしずく(児玉絹世)が、海辺で父親・トオル(ゴールドバーグ・ともきち)と別れを告げ、東京に向かうことに。
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しずくの幼なじみのジュンペイは、東京にあるジャズバー『ラ・ロゼ』で住み込みのバイトをしながら演奏していますが、譜面も読めず、バンド仲間のジョージ(西村ヒロチョ)からイヤミを言われる毎日。そんなジュンペイにしずくから「契約したはずのアパートが手違いで契約できてなかったからこれから会いたい」と連絡が入りますが、しずくには見栄をはって「楽団の教育係をやっている」と言った手前、焦るジュンペイ。結局、みんなに泣きつき、口裏を合わせてもらうことにします。
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そんな『ラ・ロゼ』にしずくがやってきて、久々の再会を果たすしずくとジュンペイ。ジョージは「あなたの心のバルコニーです」とキザな自己紹介をし、笑わせます。ドラムのリョウタ(ランパンプス・小林)から「ジブリ感がすごい」と言われるほど天真爛漫なしずくが、「ジュンペイ兄、すごい!」とあっさりだまされていたところ、何も知らずに店にやってきたショーガールのかえで(伊藤真奈美)が全部バラしてしまうことに。
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バレてしまったものの、「演奏も楽しかったし、やっぱりすごい!」と嬉しそうなしずく。行くところがないしずくに、ゲイの店長(ランパンプス・寺内)が「ここでみんなと一緒に住まない?」としずくを誘い、しずくは店長やジュンペイたちと一緒に店の2階に住むことになります。さらに、来年の2月に閉店することが決まっている『ラ・ロゼ』の最後の演奏会で歌ってほしいとも頼まれ、快く引き受けるしずくでした。
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ある日、店でバンドメンバーとしずくが一緒に練習をしていると、人材斡旋業をしている神代ヒロミ(是近敦之)が入ってきてしずくの歌を聴き、「オーディションを受けてみないか」とスカウトします。その場面を見ていた店長はヒロミを気に入ったようで「夢に出てきてくれないかなぁ」とつぶやいて会場の笑いを誘っていましたが、しずくはあまりスカウトの話に興味が持てないよう。
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最後の演奏会についてみんなで話し込み、気づくと深夜になっていた場面では、店長が時計を見て「ウオノメ! もうこんな時間」と、なぜか驚きの擬音を「ウオノメ」と発し、みんなからツッコまれますが、そのあと、「じゃあ、もう寝るわ。ウオノメ~」と、「おやすみ」のことも「ウオノメ」と言いながら去っていく店長に会場は爆笑!  

実は昔から関係のあるヒロミとかえでが、ヒロミの仕事のことでケンカをしているシーンで第一幕は終了。
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第2幕の幕開けから『マック・ザ・ナイフ』『コパカバーナ』など、ジャズやラテンのスタンダードナンバーを次々と披露する楽団のメンバー。ジョージがかっこよくソロを吹くのですが、気づくとステージに1人きりになっていることに気づいて「誰もいねーじゃねーか!」とツッコむ場面があったり、行き場のない感情を「ヌワァ~!」と謎の言葉を発しながら不思議なポーズをとって表現したりと、随所に笑いあり、音楽ありで観客を楽しませます。
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しずくに『ラ・ロゼ』という店名の意味は"1適のしずく"と言う意味だと話し、「来てくれたお客さんの心に1適の温かいしずくを垂らして潤いを与えたい」と説明する店長ですが、誰よりも言動が自由なのも店長で、ゲイをカミングアウトした後はオネエ言葉も交え(アドリブも交え)、自由さが爆発!

リョウタがしずくに店長の身の上話をしているシーンでは、突然登場して「しゃべりすぎ~!」とツッコみ、リョウタに「ビックリした! クマかと思った」と言われると、真顔で「ヒューマンだよ」と返したり、セリフの語尾にちょいちょい「て、言うじゃな~い?」を入れてきて、それをリョウタにツッコまれると「昨日(波田陽区を)Youtubeで見ちゃって......」と言い訳し、会場を沸かせていました。
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この店を経営している不動産会社の後継ぎでもある店長が、厳しい父親になかなか自分がゲイであることをカミングアウトできなかったり、ホストのショウ(スクールゾーン・橋本)が東北の田舎出身であることにコンプレックスを感じて苦しんでいたりと、『ラ・ロゼ』にかかわるメンバーにも悩みが色々あるよう。そんななか、本当はしずくのことが好きなジュンペイがめでたく交響楽団と契約することが決定したのですが、その楽団が島根にあるため、離れ離れになりたくないジュンペイが意を決してしずくに告白しようとするのですが、リョウタに先を越されてしまいます。最後の演奏会も近づいたある日、やっと自分の思いを伝えられたジュンペイでしたが、返事は保留されてしまうのでした。
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いよいよ最後の演奏会当日。なぜかオープニングで踊りを披露するはずのかえでと連絡がつかず、困った店長は自らが『ダンシングクイーン』をバックにダンスを披露して場をつなぎますが、ピンチヒッターにしてはノリノリのダンスを披露し、拍手喝采を浴びていました。そのあとは『テキーラ』『Paradise Has No Border』と続き、『ラッパと娘』ではしずくがボーカルをとり、ライブは大盛況の中終了。
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この日が受験日でもあったしずく。試験の手応えはあまりよくなかったようですが、そんなしずくにヒロミが「急いでオーディションを受けるかどうか返事をしてほしい」と迫ります。
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一方、ヒロミに内緒でヒロミの子供を産んでいた過去のあるかえでは、ヒロミに子供を産んだことをカミングアウトし、その子のためにも生き方を変えてほしいと懇願します。しかし、そのままケンカとなってしまい、別れを象徴するようなダンスを踊るかえででした。
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さらに、店長もやっとゲイであることを父親に電話でカミングアウトします。しかし最初はなかなか言い出せず、何度も言いかけては「ゲ ゲ......限定品に弱いんだ」「ゲ、ゲ......ゲレンデが溶けるほど恋したい!」と、ボケまくり、笑わせる店長。「僕、ゲ...、原型をとどめてないんだ!」と言ったあたりでリョウタに助け舟を出され、ようやく伝えることができますが、父親はすでになんとなく気づいていたようでした。
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ヒロミは結局、しずくの話を勝手にナシにしてしまったことで制裁を受けますが、今の仕事からは足を洗うことができ、しずくは受験には失敗したものの、声楽のある専門学校への進学を決意し、ジュンペイに「一緒には行けない」と断ります。すると、同じくしずくに告白したはずのリョウタが「ジュンペイと一緒に島根に行く」と言い出し、驚くジュンペイ。実はリョウタは、ジュンペイをしずくに告白しやすいよう、敵役としてしずくに告白したと打ち明け、「楽しかったんだよ、ここでおまえと演奏するの。だから島根で一緒に練習して、何かを見つけたい」と話します。
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それぞれが前に一歩進み、行く道を見つけたところで物語はジ・エンド。最後に『明日』『ラッパと娘』などをバンド演奏で披露し、華やかなステージングで魅せ、聴かせたあと、しずくを始め全員の希望に満ちた表情が印象的なシーンで物語は幕を閉じました。
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