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2017年11月16日 (木)

ミキ、かまいたち、さや香、マヂラブ、とろサ、ゆにばーすが初めての決勝へ!!『M-1グランプリ2017』決勝進出者会見

11月15日(水)、東京・NEW PIER HALLにて、『M-1グランプリ2017』の決勝進出者会見が開催され、かまいたち、カミナリ、さや香、ジャルジャル、とろサーモン、マヂカルラブリー、ミキ、ゆにばーす、和牛が決勝進出を果たしました!
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2015年、5年ぶりに復活した漫才頂上決戦『M-1グランプリ』。2001年から2010年までの10年間では、当時10年目以下の若手漫才師だった中川家、フットボールアワー、チュートリアル、NON STYLE、笑い飯など多くの実力ある芸人を世に輩出してきました。
復活以降も賞金1000万円、プロ・アマ問わず参戦できるのは変わりませんが、開催されなかった5年間を考慮して芸歴15年目以下の芸人が参戦可能に。今年は4094組がエントリーする中、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝から勝ち残った29組とGYAO! ワイルドカードで選ばれた1組を含む計30組が、今年1枠増えて9組が進出できる決勝へ向けて、準決勝で火花を散らしました。

準決勝のMCを務めるのは、M-1予選ではお馴染みのはりけ~んず。前田が「13回目のM-1。僕らも13回目のMCです!」と高らかに宣言すると、客席からは大きな拍手が。「1回戦から、あれよあれよという間にここまで来ました。ギュッとしたメンバーが揃いましたよ」と、準決勝まで進んだ30組を紹介します。
本日、決勝に進む運命の9組が決まるため、会場にはピリッと緊張感が漂います。前田が「今から出て来る芸人は人生を懸けて漫才しますが、みなさんも人生を懸けて審査しようとしてる。けど、みなさんは体を張って笑ってください。お祭りムードでいきましょう!」と呼びかけて空気を和らげると、再び拍手が起こりました。
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GYAO! ワイルドカードで選ばれたアキナをトップに、準決勝進出者が次々と漫才を披露。幕間に登場した前田は「ここまで来たら、やっぱりレベルが高い」と感心しつつ、「東京の人達は初めて観る大阪組で、より楽しんでもらえるんじゃないかな」と話します。
30組の漫才が全て終わると、再び舞台へ登場したはりけ~んず。「これから審査しますが、みなさんも予想しながら待っておいていただければ」と呼びかけ。新井が「決勝の前には、もちろん今年も敗者復活戦があります! 会場のMCは、僕らがやらせていただきます!」と発表すると、待ってましたの拍手が。「今年もちょっとでも楽しんでもらえる力になればと思います」と意気込んだ前田が、「漫才はもちろんですが、今日寝る前に15秒だけ僕らのことを思い出してください!」と声をかけると、毎年MCを務める2人に労いの拍手が起こりました。

準決勝終了後、23時30分からは決勝進出者発表会見が行なわれました。
MCを務めるのは、『M-1グランプリ2008』チャンピオンのNON STYLE。石田は撮影する報道陣に「僕らなんてホワイトバランスを合わせるくらいで大丈夫ですよ! カメラさん、ホワイトバランス大丈夫ですか?」と話しかけ、決勝進出者をたてます。
井上が「楽屋で喋ってたんですよ」と切り出すと、石田は頷きながら「この時代に、M-1に出てたら決勝なんて全く行かれへんかったやろうなと。レベルが違いますね」と発言。「漫才の種類が増えましたね」(井上)「異種格闘技戦のようになっています」(石田)と、ここまで勝ち上がって来た漫才師たちを讃えると、いよいよ決勝へ進出した9組が発表されました(順不同/敬称略)。
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●ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「昨年、無理やった分、決勝に出られてめっちゃ嬉しいです! ばり嬉しい!」と高い声で喜びを露にした福徳。一方、後藤はそのコメントに「軽い! 軽い!」とツッコみながら、「嬉しいですね」と、福徳とは対照的な低い声でふざけながらも喜びます。
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●かまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
『キングオブコント2017』の10代目キングに輝いたかまいたち。井上から「2冠の可能性もありますね」と話しかけられた濱家は「その辺のことは、あまり考えずに。M-1はM-1として楽しみたいと思います」と冷静に答えますが、山内は「誰が見ても、僕らの大チャンスです」と虎視眈々とした表情を浮かべながら断言しました。
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●カミナリ(グレープカンパニー)
2年連続で決勝へ進出。カミナリ・石田は「唯一のグレープカンパニー。グレープカンパニーを背負ってるのはサンドウィッチマンじゃないぞ! カミナリだ!って言いたい」と訴えつつ、先輩であるサンドウィッチマンから「頑張れっていうメールをいただきました」と報告しました。
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●マヂカルラブリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
2007年から挑戦し続け、初めて決勝進出を果たしたマヂカルラブリー。エントリーナンバーが「777」だったことで、「決勝確定だった」(野田)「スーパービッグボーナス中ですよ」(村上)と幸運を感じていたと話します。そんな二人に、井上は「思う存分、決勝で暴れてください」と声をかけました。
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●ミキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「中川家さん以来の兄弟コンビ。これはだいぶすごいことです」と自ら言い切る兄・昴生。弟・亜生が「初出場なので、このまま勝ち進んで準優勝したい」とボケると、昴生がすかさずフォローして2人でワチャワチャ。取材している報道陣の反応の薄さにもめげず、「やったー! よっしゃー!」と手応えを感じたように振る舞う昴生でした。
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●さや香(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初めての決勝進出。「僕らのことは誰も知らないと思います」(石井)「完全なるダークホース」(新山)と言い切る2人に、「何? 今日はみんな自分から言っていく感じなの?」と井上。また、ジャルジャル・後藤に似ていると言われる石井は、「打倒後藤さんです!」とジャルジャルをライバル視。隣りに並んだ後藤は「弟より似てます。(間違われないためにも、決勝では)どっちが先に出るかが大事」と神妙な面持ちで語ると、報道陣から笑いが起こりました。
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●とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ラストイヤーにして、初めて決勝へ進んだとろサーモン。久保田に「この時を待ってました! 同期よ、喜んでくれ」と微笑みかけられた井上は「お前らだけ、絡みがどっしりしてるねん。あと、何がイヤって、コンビ名呼ばれたときに"おっしゃ!"っていう顔をしてたこと」と話すと、石田も「で、村田さんを見つめてた」とニヤリ。村田も「オレが止めへんかったら、抱きついてたやろ?」とツッコミつつ、なんとも言えない表情を浮かべました。
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●和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
3年連続で決勝進出。ほかのコンビからライバル心を持たれやすいのではと指摘されると、「ここにいる8組、束になってかかってこいって感じです!」と男らしく言い切った水田。が、「ネタの制限時間4分で、束になるから8組やったら1組30秒ずつ。僕らは4分やらせてもらいます」と、いつものねちっこい持論を展開。その隣りで涼しげに佇んでいた川西は、「今年こそ絶対、優勝します」とにこやかに宣言しました。
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●ゆにばーす(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初の決勝ながらも浮ついた様子は見せず、平然としている川瀬。NON STYLEの2人からその様子についてツッコまれると、「僕は優勝したくて、ここに来ているので」と真剣な表情で説明します。一方、意見を求められたはらは「ネタ以外の発言は控えています!」と飄々と話しました。
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決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列で放送。MCは昨年同様、今田耕司と上戸彩が務めます。
決勝前には、14時30分より『敗者復活戦』も生放送(一部地域を除く)。ここから視聴者投票によって1組が決勝へ進出するルールに変わりないのですが、決勝では新たなルールが適用されることに。「聞いてない!」との驚きの声があがる中で発表されたのは、敗者復活戦から上がって来た漫才師がトリではなくなるということ。これには喜びの歓声があがりますが、「生放送の最初に敗者復活戦1枠を発表して、10組揃った時点でくじを引いて、その都度出たコンビがネタを披露します」と「笑神籤(えみくじ)」という新ルールが発表されると、どよめきが起こります。
「アナログ的なおみくじですか?」(後藤)「それ、10組全部の順番を一気に引くんじゃなくて、1組ずつですか?」(山内)との質問も。水田は「もてあそび過ぎですよぉ~」と天を仰ぎました。
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その後、報道陣から質問が。
優勝賞金の使い道について、山内は『キングオブコント2017』の賞金の使い道同様、「仮想通貨にぶち込みたい」と真顔で言い切ります。
さや香は「歯が3本ないので、いい歯を入れたい」(石井)「スーツの脇が破れているのを自分で縫っているし、下も2000円なのでスーツを買いたい」(新山)と若手らしい切実な使い道を。はらは、「世界で一番高いシャンプーが欲しいです!」と無邪気に話します。
「宮崎の山奥で林業を営んでいる父親がスズメバチに刺されて入院してるんで、医療費に使いたい」と話したのは、とろサーモン・村田。マヂカルラブリー・野田は「賞金を賞金にして、似たような大会を開こうと思います」と思わぬ野望を明かします。
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「他のコンビに負けないと思うものは?」と訊かれたジャルジャルは、「この中で、いちばんジャルってると思います」(福徳)「普段からジャルらせてもらってるんですけど、ジャルり具合はいちばんです」(後藤)と話し、不思議な空気を生み出します。
ミキが「おじさんがすごい。上岡龍太郎の血を受け継いでいる」(昴生)「血の強さは負けません!」(亜生)と断言すると、負けじと「僕のお父さんの親友のお姉ちゃんの旦那さんが、ワクワクさん(久保田雅人)です」と話すさや香・新山。カミナリ・竹内は「痛覚の鈍さ」と話すも、「やっぱり仲がいいところです」と相方・石田と笑い合いました。
「漫才に懸ける情熱」と言い切った和牛・水田は「衣装もそうです。宮川大助・花子師匠に作ってもらった」と発言。「そこから結果も上向きになったので、賞金で何かしら還元できれば」と微笑む川西は、水田の「毛糸を買ってあげたいです」との言葉を受けて、「で、僕らが毛糸の衣装を着ることになるかもしれません」と展望しました。
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また、「負けたくないコンビは?」という質問に、ミキ・昴生は「さや香」と返答。「ミキとさや香は女の子みたいな名前なので......」と理由を話しているうちに声がどんどん小さくなると、なんとも言えない空気に。とっさに「え? 今、オレの番?」ととぼけると、ドッと笑いが起こります。一方、亜生は「昨年、敗者復活戦で和牛さんが1位で、僕らは2位やった。昨年はやられたので、今年こそ勝ちたい」と意気込みました。
「基本はない」と話したとろサーモン・久保田は「言い忘れたことがあった」と前置きしつつ、優勝賞金で宮崎に銅像を建てたいこと、海原やすよ・ともこにもらった勝負パンツのおかげで決勝まで行けたことを伝えます。
ジャルジャル・福徳は「『キングオブコント2017』で優勝したかまいたちに、2冠は獲らせない!」と断言。も、かまいたちは「負けたくないコンビは、にゃんこスターです」(山内)「絶対負けません」(濱家)と、大波乱を巻き起こした男女コンビの名前をあげました。
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『M-1グランプリ2017』の決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列にて生放送。『M-1グランプリ2017 敗者復活戦』は同日14時30分より同局にて生放送されます。
13代目チャンピオンになるのは、果たして誰なのか? コンビ結成歴15年目以下の芸人たちが今年いちばん自信のある極上の漫才を披露する頂上決戦を、今年もどうかお見逃しなく!


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