千重子が稲垣潤一とデュエット曲を披露! 水谷千重子アルバム『ジョインがお好きでしょ』発売記念イベント
11月15日(水)、東京・池袋サンシャインシティにて「水谷千重子アルバム『ジョインがお好きでしょ』発売記念イベント」が開催され、水谷千重子と八公太郎、そしてスペシャルゲストとして稲垣潤一さんが出演しました。
芸能生活50周年を迎え、"演歌とJ-POPの架け橋"として今なお走り続ける水谷千重子がアルバム『ジョインがお好きでしょ』を発売したことを記念して開催された本イベント。
これまで、自身が主催する「キーポンシャイニング歌謡祭」でさまざまなアーティストたちとジョインしてきた水谷千重子が、今度はアルバムで大物アーティストたちとジョイン。そんな今アルバムは、楽しさや感動、そしてお祭り気分が詰まった作品となっています。
この日の発売記念イベントでは、収録曲の披露や千重子ファミリーでもある八公太郎との楽しいトークに加え、デュエットでジョインした稲垣潤一さんが登場するというスペシャルな演出や、千重子とのツーショット写メ会も行われるなど、盛りだくさんなイベントとなりました。
登場するなり、「どうも~、吉永小百合です。バカ言ってる(笑)」と上機嫌の千重子。サンシャインシティの吹き抜けを見上げ、「千重子の家の玄関のような......」とつぶやいたかと思うと、「こんなにたくさんの方に来ていただきまして、ありがとうございます」と頭を下げます。
アルバム発売を「たいへん幸せに思っております」と話す千重子。「タイトル通り、素晴らしいアーティストのみなさんが千重子とジョインしてくれています」と話し、まずはアルバムの2曲目に入っている『千重子のウインク』を披露します。
岸谷香さんと詞を共作したことについて、「みんな、プリプリの『M』って知ってる? あの『M』は水谷千重子のMだったということが判明して、それじゃ1曲一緒に作りましょうということになったの」と意外な事実(?)を打ち明けていました。
"千重子水"で喉をうるおしたあとは、2曲目の『愛が冷めたわけじゃないの』へ。この曲は二葉・マッキー・敬之こと槇原敬之さんが更年期障害に悩む女性とその夫に向けて作ったメッセージ性のある作品だそうで、「マッキーさんのところに、更年期障害の奥さんを持つダンナさんから悩み相談のお手紙がよく来るらしいのね。それで『千重子ちゃんと一緒だったら、こんな作品も作れるんじゃないか』ってことで、この曲を書いていただきました」と話す千重子。
3曲目は、千重子ファミリーの八公太郎を呼び込み『フレンズ音頭』を披露。慣れないヘッドセットを自分で付けたという八は、「本日は晴天なり」「週刊新潮は本日発売です」などとマイクチェックのためのフレーズを連呼し、お客さんを笑わせます。さらに、「暑い! 客席の熱気が熱い!」と言い始め、「でもいちばん厚いのはおまえの化粧だよ」と千重子にツッコみ、場を沸かせていました。
「レベッカのNOKKOちゃんの『フレンズ』を楽しくやらせてもらった曲です」と言って始まったのは、シリアスな原曲を、歌詞はそのままに音頭にアレンジし、八による合いの手を加えた楽しいナンバー。原曲のイメージとはかけ離れたアレンジですが、「NOKKOちゃんが許してくれたから今回アルバムに入れられたんです」とNOKKOさんの心の広さに感謝する千重子。一方、自分のトークがあまりウケていないことが納得できない様子の八は「どうしたのかなぁ? オレ最近耳が悪くなったからか、笑い声が聞こえないんだよ」と、自身の耳を疑いますが、千重子から本当に笑いが起こっていないことを聞かされると、悔しそうに「全員顔覚えたからな!」と捨てゼリフを吐き、去っていく八でした。
続いて、「ここからが本当のゲストですよ」と、今回のアルバムで本格的にデュエットした稲垣潤一さんを「みなさん、じゅんじゅんこと稲垣潤一さんです!」と紹介する千重子。
「今回、千重子さんの胸を借りてデュエットさせていただきました」と話す稲垣さんは、デュエットすることになったいきさつを「『キーポンシャイニング歌謡祭』に出演させていただいた時、千重子さんから『どうしてじゅんじゅんはデュエットに誘ってくれないの?』とステージ上で言われたことがきっかけ」だったことを明かします。
デュエット曲『どうせ始まらない』は秋元康さんの作詞だそうで、「80年代の歌謡曲のような懐かしさもあり、新しさもある作品」だと曲の魅力を語る稲垣さん。また、「千重子さんの独特なちりめん系のビブラートと、僕のノンビブラートな歌声がどうブレンドされるかも聴きどころになっています」と説明します。
一方、千重子は「じゅんじゅんちゃんって何かに似てない? あ、みんなわかってるよね。そう、じゅんじゅん、スヌーピーに似てるんです!」と、うれしそうに話し、「そうですか? 初めて言われました」と稲垣さんを若干困惑させていました。
切ないラブバラード『どうせ始まらない』を歌い上げたあとは、「じゅんじゅんには、12月1日にヒルトン東京お台場で行われます『水谷千重子 クリスマスディナーショー』にもゲストとして来ていただきますので、よろしくお願いします」と話し、八も呼んで3人でのフォトタイムへ。このフォトタイムは来てくれたお客さんが自由に撮影していいそうなのですが、「でも、撮った写真を勝手にミス・ユニバースに応募したりしないでくださいね」とお客さんに注意し、「バカ言ってる(笑)」とセルフツッコミで笑わせる千重子。
イベント終了後の囲み取材では、今後共演したい人について聞かれ、「海外の方もいいですね。エディ・マーフィーとか」と夢を語ります。また、今年の流行語大賞について聞かれると、「入ってないなと思ったのが "寝てるトラを起こすなよ!"。新世界を歩いてるおじさんが言ってたの。みんな使ったらいいなと思ってたのに」と、独自のリサーチ結果を発表。
また、『どうせ始まらない』という曲のタイトルにちなんで、友人の友近の恋愛事情について「何か始まっている様子はありますか?」と聞かれると「なんにも聞いてない。ちょっと干からびてるんじゃないかしら」と話すなど、本当になにも知らない様子の千重子でした。
千重子曰く「13曲も入って、たったの3000円! 普通はだいたい12万ぐらいするんです」というアルバム『ジョインがお好きでしょ』は、他にもさまざまな形で千重子と大物アーティストのみなさんがジョインした豪華すぎるアルバムとなっていますので、ぜひ聴いてみてください!
【水谷千重子】【八公太郎】
アルバム『ジョインがお好きでしょ』
【価格】3,000円(税込)
【品番】YRCN-95286
【発売】YOSHIMOTO MUSIC ENTERTAINMENT
●収録曲
1 . 抱いてフラ・フラ join+ 春澪(デュエット)
2 . 千重子のウインク join+ 岸谷香(作詞共作・作曲)
3 . 愛が冷めたわけじゃないの join+ 二葉・マッキー・敬之(作詞・作曲)
4 . どうせ始まらない join+ 稲垣潤一(デュエット)
5 . 飛騨の与吉の五平餅 join+ 水野良樹(作曲)
6 . 五月雨道中
7 . 天使のかわりはいませんか join+ 末延麻裕子(Violin)
8 . やさしいキスをして join+ 末延麻裕子(Violin)
9 . フレンズ音頭 join+ 八公太郎(合いの手)
10 . 美女と野獣 join+ 倉たけし(デュエット)
●Bonus track
11. 抱いてフラ・フラ ‒summer ver.‒ join+ 春澪(デュエット)
12. 三日月 春澪
13. 人生かぞえ歌 ~NGテイク~