ミキ・昴生が開始早々に追放で大混乱!? プリマ旦那・野村の名推理も炸裂「アクティング〜嘘つきは誰だ〜」
11月20日(月)、よしもと漫才劇場にて、「アクティング〜嘘つきは誰だ〜」が行われました。今回が初開催となるこのイベントは、14人の芸人たちが互いに騙し・推理し合う"漫劇版人狼ゲーム"。『M−1グランプリ2017』ファイナリストとなったミキ、さや香を含む人気芸人が勢揃いし、客席は立ち見も出る超満員となりました。
MCを務めるのは、トット・多田。続いてゲームに参戦する14人のプレイヤー、トット・桑原、アインシュタイン、吉田たち、プリマ旦那、さや香、ミキ、ラニーノーズ、清友が登場します。
この日、放送されたNHK連続テレビ小説『わろてんか』にプリマ旦那が出演していたことから、舞台上では河野が自身のセリフ「まるで蒸し風呂や」でいじられまくり。桑原は「スチーミング〜蒸してるのは誰だ〜」とタイトルまで"蒸し風呂仕様"にして笑わせます。
業を煮やした河野が「はよ始めようぜ!」と叫んだところで、ようやく多田がルールを説明。14人は協力して3つのゲームに挑戦し、成功を目指しますが、それを邪魔する「劇狼(げきろう)」を事前に3人選出。連携プレーでそれぞれが劇狼だとバレないように、ゲームをうまく失敗へと導きます。
ゲーム終了後、劇狼が誰かを当てる会議が開かれ、ひとりを追放。その後、劇狼側の反撃として、「深夜の会議」でこんどは劇狼にとって不利なプレイヤーが追放されます。しかし、残る11人のプレイヤーのなかには、「騎士(ナイト)」というキャラクターが含まれており、その人物は劇狼から追放されそうなプレイヤーを守ることも可能。観客には誰が劇狼かわかるようになっているため、どんなふうに嘘をついているか、バレないようにするかを見て楽しめるという仕組みになっています。
くじ引きで劇狼が決定した後、全員がアイマスクを着用。ここで劇狼だけがそっとアイマスクを外し、お互い、多田、そして観客と確認し合います。選ばれたのは、アインシュタイン・河井、ミキ・昴生、ラニーノーズ・洲崎。3人が、いったいどんなやり方でプレイヤーを翻弄するのか、見ものです。
最初のゲームは「連続大縄飛び」。7人ずつ2グループに分かれ、5分以内にそれぞれ全員で、10回連続の大縄飛びを成功させなければなりません。さっそく第1グループのラニーノーズ、ミキ、吉田たち、桑原がチャレンジ。ところが昴生がなかなか入れなかったり、上手く飛べなかったりで、早くも全員から疑いの視線が。詰め寄られた昴生がキレまくり、早くも波乱含みの展開です。
仕方なく第2グループから飛ぶことになりましたが、こんどは清友が引っかかってしまい失敗。昴生がここぞとばかり「今のめっちゃわざとらしかった!」と清友を責めたり、大縄が当たってアインシュタイン・稲田のメガネが吹っ飛ぶなど、またまた珍ハプニングが続出。第2グループが成功したところで、すでに残り20秒となり、第1グループの成功を待たずに時間切れとなってしまいました。
会議では、当然ながら昴生に集中砲火。みんなから詰め寄られた昴生は、桑原に「顔が小さいから怪しい!」と逆襲をかけますが、さすがに分が悪い様子です。一方、桑原は「もうひとりもわかった。洲崎」と鋭すぎるひと言! プリマ旦那・野村は「ゆずるさん! 誰かが責められるとき、いつもしゃべり出しがゆずるさんやから」と指摘し、こちらも推理力を見せつけます。結局、多数決では昴生がダントツとなり、早々にゲームから追放されてしまいました。劇狼であることがわかってからも「バレバレやった」「牙が見えてた」など、言われっぱなしです。
深夜の会議では、残るふたりの劇狼、河井と洲崎がジェスチャーで密談。河野を追放することに決めましたが、続いて登場した騎士・こうへいが野村を守ったため、追放者はなし。この展開には、客席から「おお〜っ!」と驚きの声が上がっていました。
ふたつめのゲームは「常識問題クイズ」。全員が揃って正解すれば成功、ひとりでも間違えれば失敗となります。1問目は「海豚」の読み方。正解は「イルカ」ですが、野村とこうへい、ラニーノーズ・山田が不正解に。ふたりの劇狼が正解しているのは、戦略なのでしょうか?
2問目「円の面積を求める公式は?」では、一気にペンが走らなくなるプレイヤーたち。舞台端に追いやられてやることがない昴生は、悔しまぎれに茶々を入れていましたが、多田から「じゃあ昴生も答えて」とスケッチブックを渡されると、一気に無口に...。プレイヤーたちがひねり出した公式は、微妙に間違っている公式、完全に違う謎の公式など爆笑の連続。もちろん昴生も撃沈です。正解はこうへい、河井、さや香・新山、河野のみとなり、またしても失敗に終わりました。
会議で最初に怪しまれたのは山田。しかし、野村は「劇狼は、ここで不正解を出せないはず」と、またしても名推理。両方、正解した者がもっとも怪しい、と主張します。結局、多数決で山田が追放されることになりましたが、野村だけが引き続き、河井に疑いの目を向けていました。
深夜の会議では、劇狼たちが再び野村を追放しようと決定。こんどは騎士・こうへいが河井を守ると決めたため、そのまま野村もゲームからアウト。山田も野村も劇狼ではなくプレイヤーだったことがわかると、「まだふたりいる!」と舞台上は騒然となります。
最後のゲームは、「全員ラリー卓球」! 5人と6人の2グループに分かれ、入れ替わりでラリーを行い、全員クリアすれば成功です。ところが、始まるなりすぐに成功してしまい、仕方なく再チャレンジすると、清友が失敗! 三度目に無事成功し、3分以内にクリアすることができました。
そこでルールにのっとり、まずは劇狼ひとりを無条件で追放することに。くじで2番を引いた劇狼・洲崎が追放されると、残るは河井ひとり! これまでずっと怪しまれつつも、難を逃れてきた河井が、最後まで騙しきれるかが勝負の分かれ目に。
会議で責められたのは、やはりミスした清友。なんとか反論しようとしますが、桑原が「ディベート弱すぎ」とツッコミを入れるほどしどろもどろで、形勢逆転ならず。さらに桑原が「会議でひと言もしゃべってない」と、急にさや香・石井を怪しみ出したり、それを聞いた稲田が「オレもそうだ」と謎の主張をしたりと、なかなか結論が出ません。ミキ・亜生は「いちばん声がでかい」という理由で、河井を名指し。河井は「これがオレのアイデンティティや!」と切り返しましたが、結果はいかに...?
多数決は、河井と清友の一騎打ち! 1票差で河井が選ばれ、見事3人の劇狼を追放、プレイヤーの勝利でイベントが終了しました。
ギリギリまでプレイヤー側に残った河井は「1時間ずーっとしんどい!」と心境を激白。運動神経が足りないだけで疑われる羽目になった清友には、同情の声が集まりました。エンディングでは、みんなで全ゲームを振り返り。それぞれの"読み"が明かされるたび、客席からどよめきが起こるなど、最後まで大いに盛り上がっていました。
【トット】【アインシュタイン】【吉田たち】【プリマ旦那】【さや香】【ミキ】【ラニーノーズ】【清友】