福島の子どもたちが芸人・アスリートたちとスポーツを楽しむ!「よしもと×ふくしま みんなでチャレンジ大運動会!in 鶴ヶ城体育館」を実施
11月23日(木)に福島県会津若松市の鶴ヶ城体育館で「よしもと×ふくしま みんなでチャレンジ大運動会!in 鶴ヶ城体育館」が開催されました。本イベントは、東日本大震災からの復興および地域活性化を図るために、吉本興業とチャレンジふくしま県民運動推進協議会とが共催する「チャレンジふくしま県民運動」の一環として実施され、県内の子どもたちが、スポーツと笑いを通じて、身体を動かす事の楽しさや積極的にスポーツに親しむ習慣、意欲を持ってもらうことを目的としています。
この日の会場となった鶴ヶ城体育館には、県内の小学3~6年生およそ160名以上の子供たちが続々と来場。子どもたちは黄、緑、ピンク、白、赤、青の6チームに分かれて、この日の競技を行うことになりました。
まずは司会を務めるトータルテンボスの二人が来場。元気な子どもたちの様子に「いいねぇ」と笑顔をみせたふたりは、この日の運動会の趣旨を説明。そしてその後、子どもたちとスポーツを楽しむ芸人およびアスリートたちを呼び込みます。その後は福島県の鈴木正晃副知事が「今日は一日、身体を動かしながら、元気よく楽しみましょう!」と会場の子どもたちに呼びかけました。
続いて小学生代表、そして芸人代表・福島県出身の三瓶による選手宣誓が行われました。交互に「宣誓! わたしたち小学生一同、アスリート芸人一同は、チーム全員で一致団結し、優勝を目指して正々堂々と戦い、スポーツとお笑いの力で、福島県の皆さんに元気を届けることを誓います!」と高らかに宣誓したふたり。いよいよ運動会のスタートです!
そしてその後はいよいよチーム分けです。レギュラーチームは黄色、ガリットチュウチームは緑、キングコング梶原・金丸祐三さん(陸上短距離選手)チームはピンク、なかやまきんに君・大西将太郎さん(ラグビー元日本代表)チームは白、ジョイマンチームは赤、大西ライオン・三瓶・塙翔太さんチームは青とそれぞれのチームに分かれます。このチーム分けに子どもたちも一喜一憂。やはりトップアスリートが味方に入ると子どもたちも喜び方が違うようです。
チーム分けが完了したところで、チームの結束を高めるべく、ハンカチ落とし、指キャッチといったレクリエーションを行います。それぞれの芸人、アスリートたちも、子どもたちと積極的にふれあい、次第にお互いの距離も近づいたようです。
いよいよ「午前の部」が開始。まずは「しっぽとり大合戦」です。この競技は各チームから5人ずつ出場、総勢30人で敵チームのしっぽをとりあう競技となります。
続く競技は2人1組でデカパンをはいて走る競技「デカパンリレー」。デカパンをはく二人の呼吸を合わせながら、軽快に走っていく子どもたちでしたが、そんな中、ガリットチュウ福島が物まねをする「せんとくん」もデカパンリレーに参戦します! しかし思うように動けず、「楽しそうだったのでやってきましたけど、はだしだったので体力を奪われてしまいました」と敗戦の弁を語る「せんとくん」でしたが、子どもたちからの人気は抜群。「せんとくん」のまわりには大勢の子どもたちの姿が見られました。
その後も、各チーム15名の小学生とアスリート・芸人から1人ずつが参加する「ミッション綱引き」、バトンという名の友情をつなぐ「友情リレー(予選)」が行われ、午前中の競技はひとまず終了です。
「午前の部」が終わると、中間発表です。この日は通常の競技とは別に、すばらしい応援をしたチームに「応援ポイント」が授与されることとなっていますが、その「応援ポイント」を獲得したのが梶原チーム。チーム全員で声を合わせて「後半戦もどうかよろしくお願いします!」と唱和する子どもたちに、会場も思わずほっこり。ですが、あまりにもしっかりとした物言いであったため、トータルテンボスの二人から「梶原がみんなに無理やり言わせているんじゃないの?」と疑いの目が向けられるも、梶原はあわてた様子で「そんなことありません!」と否定。会場は大笑いです。
さて、この時点での順位は、6位:ジョイマンチーム。5位:なかやまきんに君チーム。4位:レギュラーチーム。3位:ガリットチュウチーム。2位:大西ライオンチーム。そして1位は梶原チームとなり、一歩リードです。
そしてその後は塙さんによる「自宅でできる簡単運動講座」の時間です。このコーナーでは、客席で応援していたお父さん、お母さんたちも参加。体幹トレーニングや、ふたり一組となって腕立ての体制でじゃんけんをするエクササイズなど、思い思いに体を動かしていました。
お昼休憩をはさんで「午後の部」の開始です。まずは「借り人競争」から開始です。各チーム小学生4人と、アスリート・芸人1人からなる計5名のメンバーたちが、出題されるお題に合う人を客席から探しだす、という競技となります。この日のお題は「誕生日が11月23日に近い人」「芸能人と同姓同名・もしくは近い人」。芸人・アスリートおよび子どもたちは客席を駆けずり回って、なんとかお題にあった人を探し出します。
そんな中、午前中にいた「せんとくん」のかわりに、客席には船越英一郎さん(の物まねをしたガリットチュウ福島)の姿が。そこで2時間ドラマで演じた刑事のように聞き込み調査を開始する船越さんですが、なかなかうまくいかずタイムアップとなってしまいました。
その後は「ブロック玉入れ」。各チームの芸人・アスリートから1名が「ジャイアントハンド」を持って、相手チームの玉入れを妨害するので、そのブロックをかいくぐって玉を入れるという競技です。一生懸命、玉を投げ入れる子どもたち。それを必死にブロックする芸人・アスリートたちによる白熱した試合が展開される中、レギュラー西川が気絶! 子どもたちからは「気絶しないで!」と必死の声援が送られるひと幕もありました。
続いて、ルールはドッヂボールと一緒ながら、ボールの代わりに柔らかいディスクを使用する「熱血ドッヂビー」。そして午前中の「友情リレー」の決勝戦が行われ、この日の競技はすべて終了しました。
楽しかった運動会もいよいよ終盤。閉会式では、最終結果が発表されました。6位:なかやまきんに君チーム。5位:ジョイマンチーム。4位:ガリットチュウチーム。3位:レギュラーチーム。2位:梶原チーム。そして優勝の栄誉に輝いたのは、大西ライオンチームです! そして彼らには賞品としてトロフィーが送られました。
そして梶原チームの子どもたちからは「今日は芸人さんたちと一緒に力を合わせてスポーツができたら良かったです」という感想も飛び出し、梶原も「本当に泣きそう。今のは本当にこの子のアドリブで言ったコメントなんで」と感激した様子をみせました。芸人や、現役・元トップアスリートとの交流で楽しいひとときを過ごした子どもたち。きっといい思い出になったことでしょう。