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2017年12月11日 (月)

一ノ瀬文香『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』公演レポート

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よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレントの一ノ瀬文香が12月9日(土)、神奈川県大井町で『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』で講演。会場の大井町生涯学習センターには町外や県外から約200人が訪れ、中には中学生の姿もあるなど、関心の高さをうかがわせました。

冒頭で、間宮恒行大井町長は「今回の講演を聴いて、LGBTの理解を深めるとともに、多様性が尊重される社会を目指したい」と挨拶。その後、大きな拍手の中、一ノ瀬は登壇しました。


LGBTについて、ありのままの姿を知ってもらいたいと、自分の体験を披れきし、聴衆は話に引き込まれます。

幼少期については「落ち着きのない子供で、周りに理解されず、怒られてばかりではがゆい思いをしました。ヤンチャなガキ大将で、この頃から、自分が変わっているという自覚がありました。」とし、思春期については「性的な話のタブー視がLGBTの理解を妨げる。思春期の遍歴もざっくばらんに話したい性的な話はしてはいけないと、嫌悪感をもったこともあったけど今は性教育をきちんとしてほしいという気持ちです」と当時のことを明かします。

「高校3年の時に女性に初恋をしました。好きな気持ちに性的欲求がついてきて、自分の自然な感情、性的な欲求も受け入れられた。その時は自分がレズビアンだとか考えていなかった。他の誰にも興味が無くて、そのコのことだけが好きだったから。周りには素直に話していて、表面的なものかもしれないが受け入れられていた。」

「大学の時に新宿2丁目に通うようになった。そして2人目、3人目と彼女ができて、自分はレズビアンなんだろうなと客観的に思ったのは20歳の時だった。」

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「26歳で事務所に所属し、グラビアの仕事を始めるようになった。プライベートではレズビアンについてオープンだったが、仕事では答えにくい雰囲気で、ごまかしながら取材を受けていた。」

「28歳の時、FLASHでレズビアンをカミングアウトした。日頃友達にはオープンに言おうと言っているのに、仕事では隠している。それではダメだとカミングアウトを決意した。最初は反対した社長も応援してくれるようになった。」


続いて、スライドを使ってLGBTについての講義が始まります。

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LGBTとは、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)の略で、実は日本人の13人に1人、7.6パーセントもの人がLGBTであることを説明。「自分の周りにそんなにいないと思うかもしれないが、いないのではなく、隠しているだけなんです。」と話すと、会場に驚きのようなざわめきがおきました。

こうした状況でありながら、日本がG7で唯一、婚姻ができず、財産を相続できないなど一般と同等の権利がLGBTにないことを強調。その結果、差別や偏見の対象となることで、精神的に追い詰められたり、就職で不利な扱いを受けたすると訴えました。一方で、渋谷区を始め、LGBTを支える制度が少しずつ広がっていることも説明しました。

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その後、参加者が3人1組になり、講演の感想を話し合うワークショップを開催。LGBTにどう接してよいかと聞かれた一ノ瀬は「相手を尊重する気持ち、まず相手の話を聞くことが大事」とし、「腫れものに触るような扱いはやっぱり嫌。まずは私のことを知ってほしい。知ってもらえたら腹を割って話せるようになる。これは障害者など、他のマイノリティも同じ」と返答。「私はこれからも、多様性が認められる社会になるためにできることを考えて実行しながら、芸能の仕事をしていきたい。」と話しました。


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講演後、一ノ瀬は自著「ビアン婚」を町長にプレゼント。今後著書は大井町の図書館に寄贈されることになっています。


【一ノ瀬文香】