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2017年12月17日 (日)

プリマ旦那、セルライトスパ、濱田祐太郎が神戸アイセンターで『暗-1グランプリ』開催!

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12月16日(土)、神戸アイセンター病院内で開催された、"見えない世界を楽しみ尽くす"がテーマのイベント『NO LOOK TOUR』にて、プリマ旦那、セルライトスパ、濱田祐太郎が『暗-1(クラワン) グランプリ』に挑戦しました!

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『暗-1グランプリ』とは、視覚に頼らない笑いのこと。この日は、目の見えないお客さんの前で、顔芸や身体を張った芸を使わずに、話芸だけでどれだけ観客を沸かせることができるかという、新しいお笑いジャンルの開発に挑みました。プリマ旦那が司会・進行を務めるなか、いよいよ『暗-1 グランプリ』開幕です!

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トップバッターは盲目の漫談家・濱田祐太郎。「目が見えないと結構気を使われていると思うこと」に始まり、「目が見えない自分のナンパ術」などでお客さんを沸かせました。

続いてはセルライトスパ。「交番」、「自動販売機」などのショートコントを披露したあと、お客さんからお題をいただいて即興コントを作るのですが、予想だにしない展開に! これにはお客さんも大笑いしていました。

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トリを務めるのはプリマ旦那。野村が女性からプロポーズを受けたというネタで、見事な話術で会場を盛り上げます。

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ネタ終了後、それぞれ「暗-1グランプリ」に挑んだ感想を。濱田祐太郎は「温かいお客さんで、ここがホームかと思いました」と語り、万雷の拍手! 野村は濱田のネタを「劇場では『迷ったら笑ってくださいね』というのがいいウケ方をするんですけど、今日に至ってはお客さんも『わかる、わかる』と共感の気持ちがあったんちゃう?」と質問すると、これを受けて濱田が「まさかの共感でした」と語り、お客さんは大笑い。セルライトスパ・大須賀は「僕は普段、見た目がおもしろいと言われるので、今日はしゃべりで笑わせるんだと意気込んでいましたが、やっぱり見た目が大きかったですね」と語り、こちらもお客さんを沸かせます。

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続いては、芸人全員アイマスクを着用して「見えない世界」を体験。肥後は「相方がどこにいるかわからない」、大須賀は「ストレスです。これは本当に大変!」と語り、目の見えない方々の大変さを実感。そして今回、目が見えない方でもお笑いを楽しんでいただけるとっておきのアイテム、「サウンドツッコミグローブ」を紹介しました。こちらのグローブは、スマホと連動していて、グローブをはめた手でツッコむと「バシッ」と音が出る仕組み。

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グローブをはめて「なんでやねん!」と手でツッコむと同時に「バシッ」と音がするため、目が見えない人たちも「今、ツッコんだんだな」とわかるという便利グッズです! 客席にいた7歳の男の子も試しに「サウンドツッコミグローブ」をはめてツッコみにチャレンジしていました。

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続いてはトークコーナーです!この日は「見えない世界を楽しみ尽くす」というテーマに沿って、「見えない笑い」についてトークを展開。まずは、「"視覚障害者"に代わる新しい呼び名」を考えます。「もっとまろやかな呼び名はないかな?」と河野が問いかけると、濱田は、「僕らはそう呼ばれることをあまり気にしていないけれど、先ほど本番前に野村さんと表記について語り合った」と明かします。すると野村は「"障害"を"障がい"と表記するのは、ナンセンスと感じている」と語り、一方、濱田は「"障害"の表記を"障がい"に代えても、僕ら見えないですから」と語り、お客さんから大きな笑いが。肥後は、目が見えない方はその分聴覚が研ぎ澄まされているということから「耳神」を提案。また、大須賀は、濱田から「マッサージや鍼、お灸を仕事にしている方も多くて、触る感覚も発達している人が多い」と聞き、「ゴールドフィンガーズ」を提案します。野村は「障害にもいろいろ種類があって、どうしてもネガティブなところを拾うけれど、苦手なところがあれば得意なところ、逆に普通よりも優れてできるということなので、その世界では1位」と語り、「そういう意味で、『マスター』はどうでしょう? 気軽に呼べるし」と提案。濱田も「『マスター』と呼ばれたら気分がいいかも」と語り、視覚障害者に代わる新しい言葉は「マスター」に決まりました!

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続いてのテーマは「見えないことで楽しめないお笑いはありますか?」。例えばアキラ100%さんの場合は「お盆が落ちても僕らはわからないですもんね」という意見が飛び出し、こちらも爆笑。野村は「出オチや顔芸ではうまくはいかないですよね。かといい、すべて説明すると野暮ですし」と思案。濱田はバラエティ番組を「叫ぶ系で終わるドッキリは楽しく聞いています」と明かし、テレビの楽しみ方を語り合いました。濱田は漫才の特番やトーク番組が好きでテレビをよくつけていたとか。「基本的には言葉で伝えてくれるお笑いがいいんですね。そうするとやはり漫才、落語が強いですね」と河野。

最後のテーマは「見えない方でもお笑いが楽しめる究極の環境は?」「映画館でも揺れたり、さっきのような道具があるとお笑いも広がるのでは」と河野。「目が見えなくても実際に劇場に足を運んでいただくと、臨場感や空気感が伝わるという意味では劇場をオススメしたい」と野村。ほか、音声ガイダンスを取り入れてみたらいいのでは? という意見も飛び出します。最後に大須賀が「濱田くんみたいに、実際にお笑いをやってみたらいちばん楽しいと思います」と提案すると、濱田は「この道でライバルが増えるのが嫌なんで...」と語り、お客さんは大笑い。大盛り上がりで『暗-1 グランプリ』は幕を下ろしました。

【プリマ旦那】【セルライトスパ】【濱田祐太郎】