1時間濃縮のネタで観客を抱腹絶倒に?!「お得なサンデーナイトネタライブ」
12月17日(日)、よしもと沖縄花月で「お得なサンデーナイトネタライブ」が行われました。6組の芸人のネタが連続で見られるライブのトップバッターを務めたのはありんくりん。早速ネタがスタートします。
クリス演じる外国からの観光客を助ける比嘉、という設定でネタを披露。クリスの「Everybody 冷た~い」の一言や、比嘉の鉄板芸、胸毛披露で会場は大笑い。観客をしっかりウォーミングアップします。
2組目は初恋クロマニヨン。職務質問、ひったくり、浦島太郎をテーマに3本のネタを進めます。3つとも新本が主人公のはずなのに、おいしいポイントをさらっていく比嘉に客席からはくすくす笑いの声が漏れていました。
3組目はマテンロウ。自己紹介のときから「このあと東京に帰らないといけないんだけど、俺はスカイマークでこいつ(アントニー)はオスプレイに乗るから」と、大トニー節が炸裂。「俺達同級生なんだけど、いくつだと思う?」と、観客に年齢当てクイズをさせたのですが、正解者に「おめでとうございます!帰りにチケットカウンターのお姉さんに、『私、マテンロウの年齢当て正解したんです』って言って下さい。・・・『ふ~ん』って顔されるから」と、すかした返しで笑いを誘います。
続けて、「アントニーが小学生の頃、見た目だけで入部させられたクラブは何でしょうか?」など、アントニーのこれまでの人生を振り返るようなクイズネタを展開。過去を暴露されたくないアントニーがしぶしぶ答えを言う度に、会場からは笑い声が上がります。持ち時間がほとんど自己紹介のような笑いで4組目にバトンタッチしました。
4組目はピスタチオ。前半は独特のリズムと変顔で話す、定番のスタイルで銀行強盗をテーマにしたネタを披露します。そして後半は、「暑いから脱ぎましょう」と、二人のトレードマークであるベストを脱いでマイクに向かいます。
すると、トレードマークを失くしたせいか、キャラクターも一変。小澤の出す質問に伊地知が答えていく、というクイズネタを披露したのですが、オロオロと細い声で答える伊地知に対し、何にでも「正解」と答える小澤という不思議なキャラ設定で最後まで突っ走ります。
5組目は銀シャリ。二人が出てきただけで会場からは歓声が上がり、昨年のM-1グランプリの優勝者の風格がうかがえます。前半は「子供の頃にやった遊び」、後半は「引っ越したばかりなのに騒音に悩む鰻」の2本のネタを披露。ボケとツッコミの軽快なテンポに観客は笑わせられっぱなしの状態でした。
トリを勤めたのはプラス・マイナス。兼光が美輪明宏さんのモノマネをしながら岩橋の携帯電話番号を歌うという、これまた自己紹介のときからかなり攻めの姿勢で笑いをとりにかかります。
前半は兼光が考えた連想ゲーム、後半は岩橋が高校生のとき野球部だったことにちなみ、バッティングフォームを披露しよう!ということで兼光がムードを盛り上げようと、甲子園のウグイス嬢や、校歌斉唱する球児を演じるのですが、歌詞がどんどん変な方向に行き・・・?! スピーディに切り替わる兼光のネタとテンポ良い岩橋のツッコミに、客席からは笑い声が絶えませんでした。
プラス・マイナスのネタが終わると同時に、公演はそのままおひらきに。1時間とは思えないような濃縮された笑いのある「お得なサンデーナイトネタライブ」は観客をずっと笑わせたまま、明るく幕を閉じました。
【プラス・マイナス】【ピスタチオ】【銀シャリ】【マテンロウ】【ありんくりん】【初恋クロマニヨン】