なんばグランド花月が装い新たにRE-OPEN!オープニングセレモニーに総勢127名の芸人が集結、記念特別公演では桂文枝らが口上
なんばグランド花月が、9月下旬からの大規模改修工事を終え、12月21日(木)、ついにリニューアルオープン=RE-OPENしました。劇場はもとより、1・2階には飲食やショッピングが楽しめる個性豊かな店舗を揃え、より「OPEN」で「PUBLIC」な空間に変身。この日は朝から多くの観客が詰めかけ、パワーアップして帰ってきた"笑いの殿堂"で楽しいひとときを過ごしました。
朝9時45分より、1階エントランス前でオープニングセレモニーを開催。錚々たる顔ぶれの芸人たちが出席し、なんと総勢127名でRE-OPENをお祝いしました。
セレモニーのMCを担当したのは、トミーズのふたり。テープ前には吉本興業会長・吉野伊佐男、代表取締役社長・大?洋とともに、桂文枝、西川きよし、中田カウス・ボタン、桂文珍、今くるよ、坂田利夫、宮川大助・花子、西川のりお・上方よしお、大木こだま・ひびきが並びます。後方には4つのくす玉が吊るされ、その下には内場勝則、辻本茂雄、川畑泰史、池乃めだか、若井みどり、島田一の介、浅香あき恵、ハイヒール・モモコ、中川家、海原やすよ ともこが。さらに、1・2階の各店舗から代表者の皆さんも参加します。
トミーズは、概要説明の後、出席者をひとりひとり紹介。そのたび、集まった観衆から歓声と拍手が起こります。全員の名前が呼ばれると、こんどは年末年始にかけて、なんばグランド花月、よしもと西梅田劇場、よしもと漫才劇場、よしもと祇園花月の4劇場に出演する芸人たちが、「おもてなし隊」として登場。紅白の幕が落とされると、ダイアン、ジャルジャル、アキら人気芸人が揃いの法被をまとってズラリ! またまた観衆を喜ばせました。
ここで、出席者を代表し、吉野会長から挨拶が。「1987年にこの会館ができ、ちょうど30周年を迎える。その間、いろんな芸人さんに出演していただきました」と振り返りつつ、今回のリニューアルについては「関西初出店のお店や吉本興業とコラボしたお店など、劇場で観劇される以外の方々にもお楽しみいただける空間になっている」と説明。また、「ご存じのとおり、いまNHK連続テレビ小説『わろてんか』で、吉本興業をモチーフにしてドラマが展開している。創業者・吉本せいが、大阪・天満の寄席小屋をスタートさせて以来、105年にわたって劇場から笑いを発信してきた」とも話し、海外からの旅行者も増加するなか、「このリニューアルにあわせて、大阪の活性化のためにも一翼を担っていきたい」と意気込みました。
フォトセッションを経て、さあ、いよいよテープカット! トミーズの「3、2、1、どうぞ!」というかけ声に合わせてテープにはさみが入れられ、同時にくす玉も割られました。やすよ ともこと中川家のくす玉だけが何故か割れないというハプニングもありましたが、ここは「おもてなし隊」から長身のトット・桑原とからし蓮根・伊織が助っ人に。桑原が何とかくす玉をこじ開けると、笑いと拍手が沸き起こっていました。
セレモニーの最後は、全員が声を合わせて「いらっしゃ〜い!」で締めくくり。一同、晴れやかな笑顔を見せていました。
その後、「RE-OPEN記念特別公演」がスタート。朝・昼・夜の3回公演に、ベテランから若手まで超人気芸人が集結。出演者による口上で幕を開け、豪華メンバーによる漫才・落語、そして内場勝則・辻本茂雄の2大座長が7年ぶりに共演する「吉本新喜劇」が上演されました。
1回目の公演では、桂文枝、西川きよし、西川のりお・上方よしお、トミーズが口上を。文枝が「ただいまより、口上をもって...いらっしゃ〜い!」とおなじみのフレーズで笑わせると、「自分だけギャグやって...私も1回いっとかんと」ときよしがジャンプ。さらに「小さなことからコツコツと」のギャグも飛び出すなど、冒頭から大盛り上がりです。
司会の文枝にうながされ、まずはのりお・よしおの口上から。のりおは高血圧のため、「正座は血圧によくないから、リニューアルより、いまどれぐらい数値が上がっているのかが心配」とのこと。ところがすっくと立ち上がると、元気いっぱい「ツッタカター」のギャグとともに客席通路まで練り歩いて沸かせます。きよしからは「同じ行くなら2階まで行っといで」とツッコミが。そんな相方を笑顔で見守りながら、よしおがしっかり「よろしくお願いいたします」と挨拶しました。
トミーズの口上では、健の「キンコンカン健ちゃ〜ん!」のギャグに続いて、雅が「本当にすいません」と謝り、観客は大爆笑。「30年前、素人だった僕らが、お客さんとこの舞台のおかげで芸人にたどりついた。命ある限り、この舞台で暴れたいと思います」という雅の熱い言葉には、大きな拍手が起こりました。
きよしは、自身に加え、ヘレン、弘志、かの子、忠志が吉本に所属していることに触れ、「吉本でも家族5人お世話になるというのは初めてでは」とニッコリ。30年前の劇場オープン時、横山やすし・西川きよしとしてこけら落としの舞台に立ったことにも触れ、「これからも新しくなったなんばグランド花月で、初心を忘れず頑張ります」と決意を新たに。最後は、文枝の音頭で、観客の皆さんとともに三本締めを行いました。
晴れやかな雰囲気のなか、海原やすよ ともこがトップを切って漫才を披露すると、
そこから和牛、
笑い飯、
ウーマンラッシュアワー、
西川きよし、
トミーズ、
西川のりお・上方よしお、
そして桂文枝が次々と笑いを巻き起こします。
休憩を挟んでの吉本新喜劇は、「眠れない男」と題し、内場勝則と辻本茂雄、ふたりの座長が夢の競演。夜勤明けで帰宅した内場のもとに次々と珍客が現れるストーリーで、なかでも内場と辻本扮する破天荒おじいさん・茂造とのやりとりは爆笑の連続! ほかにもアキ、島田珠代、島田一の介、山田花子ら人気座員が入り乱れるドタバタ劇に、観客も大満足の様子でした。
この後の2回目、3回目公演も、もちろん大入満員! 1・2階の店舗も、多くのお客さんで大賑わいとなっていました。これからも、国内外へ笑いやエンターテインメントを発信していく新生・なんばグランド花月に、皆さん、ぜひ足をお運びください!
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