楽屋を震撼させたヒガシ逢ウサカの大ゲンカ事件が大賞に!「よしもと漫才劇場presents 2017年下半期おもしろAWARD」
12月28日(木)、よしもと漫才劇場にて、「よしもと漫才劇場presents 2017年下半期おもしろAWARD」が開催されました。6月に開催された「上半期」に続き、今年7〜12月の漫才劇場を賑わした楽屋ニュースやSNSにまつわるニュースを一挙公開! 場内は立ち見も出る超満員となりました。
MCを務めるのは、前回同様、アインシュタイン・河井&いなかのくるま・ちろる。
オープニングから芸人たちがズラリ並ぶなか、まず注目を集めたのはクロスバー直撃・前野。「正装と聞いていたので...」というその装いは、長袖のヒートテックをパンツにインした謎の着こなし。しかも不精ヒゲを生やし、「僕なりの正装。漫才劇場の小道具です」と言い放つ前野に、「お願いしますよ〜」と河井は早くも困り果てています。
さっそく「おもしろギャグAWARD」からスタート! 世間を、そして楽屋を沸かせた5作品がノミネートされました。
フースーヤの「ナッシングトゥーマッチ オーマイゴッドファーザー降臨 ヨイショ!」
コウテイ・九条の「ズィーヤ」
ツートライブ・たかのりの「メイクマニーマニーマニー」
見取り図・盛山の「あたおかでした」
ミルクボーイ・内海の「角」
今年ブレイクしたフースーヤは、「文句なし! 風格がある」(河井)と誰もが認めるノミネートに。言い争いからの「余った具材でチャーハンチャーハン」というギャグを披露すると、河井が「双子バージョンで」とリクエスト。吉田たちが挑戦することになり、息の合ったパフォーマンスで観客を喜ばせました。
「ズィーヤ」は、九条によると「うれしいとき、悲しいときなど、万能で使える」とのこと。最上級は「ズィーザライ」ですが、こちらはほぼ出る機会がないそうです。
たかのりは、2週間前にこのギャグを披露して、短期間のうちにノミネートまで駆け上がってきたことを強調。「年末年始にぴったりの縁起のいいギャグ」とアピールするも、河井からは「あーおもしろくないですねー」と冷たくスルーされていました。
盛山の「あたおか」は、見取り図のネタ中に登場するフレーズのため、ギャグとしてノミネートされることに戸惑いもある様子。とはいえ「チャーハンチャーハン」をアレンジした「あたおかあたおか」という新ギャグ(?)も生み出すなど、やる気も垣間見せるふたりです。
内海の「角」は自身のヘアスタイル=角刈りから生まれたフレーズ。本人曰く「浸透し始めている」そうで、その影響か先週、約2年ぶりにファンから差し入れをもらったという報告も...。
最優秀賞を受賞したのはフースーヤ! 喜びもギャグで表現するふたり、来年以降も同賞の常連となりそうな予感です。
ちょっぴり不名誉な賞「ワーストコーディネートAWARD」には5組がノミネート。
祇園・木崎
パーティーパーティー・平川
大自然
ラフ次元
おいでやす小田
ここでは、インスタグラムでのファッションチェック大好評のきみどり・古田が各組のコーディネートを解説することに。木崎については「"木崎"を濃くするために考えたと思うが、木崎が衣装に追いついてない。食われている」とバッサリ。スーツのゴールドとは打って変わって地味な黒のベストを選んだのは、「キャラに対する不安のあらわれでは?」とも。試しに古田のアドバイス通り赤いベスト(ラフ次元・梅村から拝借)に変えてみると、見事なマッチングで客席から拍手が起こりました。
平川へのコメントは、「ずっとイタい。普通のスーツでいいのでは」。大自然はノミネートにショックを受けていますが、古田は「この衣装は自己プロデュースであり、ダサいわけではない」とフォロー。問題点は「ただ小汚い!」ことだそうです。
ラフ次元の衣装は「キャラを覚えてもらうという意図はわかる」としつつも、「キャラを変えていくねん!という部分が出すぎていてつらい」と厳しい指摘。おいでやす小田には「おじさんがポップに見せたいから安易にピンク(のネクタイ)を選ぶ。その脳の回路が雑魚すぎる」とまたまた鋭利なコメントが飛んでいました。
最優秀賞、もとい最ワースト賞に選ばれたのは木崎! 衝撃のあまりコメントできず、セグウェイに乗って力なく去っていきました。
「インスタグラムAWARD」には力作・珍作が続々。
ポートワシントン・笠谷のドッキリ動画
kento fukayaの「冴えない男」シリーズ
クロスバー渡邊の「漫才劇場の三浦大地」PV
ヘンダーソン子安の「ただただサイコな告知」他
さすがの実力を見せつけた笠谷は、画像・映像の編集スキルが上がりすぎて、来年からパネル写真の修正という新バイトをスタートさせるとか。
kento fukayaはシリーズに登場するキャラになりきって河井からのインタビューを受けます。
渡邊は、三浦大地さんのPVを見て、「なんで(デルマパンゲ・)広木が出てるんやろうと思った」ことが制作のきっかけだったと告白。
そして、点滅し続ける蛍光灯の下で延々告知を続けるなど、狂気に満ちた動画で客席を震撼させた子安は、なぜかクレームを!? 昨年、同AWARDで大賞に選ばれてから、手売りチケットがことごとく売れなくなり、遠くから指を差されるようになったと訴えます。しかし話が長すぎ、あえなく途中でカットされてしまいました。
最優秀賞は、笠谷! ノミネート作品はすべてインスタグラム上で見られるので、ぜひチェックしてみてください。
「おもしろキャラAWARD」にも5組の個性派キャラが勢揃い。
ヒガシ逢ウサカ・今井の「野球部OBの竹下先輩」
守谷日和の「セレブスポーツ」
セルライトスパ・肥後の「タキヒーゴ仮面」
熱いお茶・トニオの「トニオ」
ミルクボーイ・内海の「社長」
今井は竹下先輩になりきって後輩たちの雄姿を見守りますが、河井から質問攻めにされてしどろもどろになるひと幕も。
女キャッチャーに次ぐ女性キャラ爆誕か!?と期待を集めた守谷日和は、「セレブスポーツって?」ときかれるも「スポーツです」と繰り返すばかり。最後には「誰ですか? これに投票したの!」と逆ギレしていましたが、妙技「へーモニカ」ではしっかり笑いも取っていました。
河井からコメントの薄さをツッコまれまくった肥後は、持ち前のハートの強さで乗り切り、こちらも「へーモニカ」に挑戦。
トニオは好みのタイプとして見取り図・リリーとプリマ旦那・野村を挙げ、その流れから野村がトニオと「へーモニカ」をさせられるはめに...。
ギャグに続いてノミネートされた内海は、自作の名刺を渡したり、経営する会社の事業展開を説明したりと、すっかり社長になりきっています。
その頑張りのおかげか、最優秀賞に選ばれた内海。トロフィーを手に喜びを爆発させていました。
AWARDは後半戦に突入。「リアクションAWARD」では、リアクションに定評のある芸人がノミネート。
アインシュタイン・稲田はケツバットを受けるも、「やさしくされた」とやりなおしを求め、野球経験者・今井から本気のバッティングを食らい絶叫。
守谷日和は落ちてきた一斗缶に直撃され「いった!」とひと声。
おいでやす小田は臭い液体が入った瓶をかがされますが、「ヨーグルトのにおい! オレ、いけるわこれ!」とダメージゼロ。
試しに匂ってみたからし蓮根・伊織やヘンダーソン・中村は悶絶! そこから中村が一斗缶にも挑戦することになり、異臭と一斗缶のダブル攻撃を受けてノミネート外からの最優秀賞受賞に至りました。
ラストを飾るのは、「おもしろニュースAWARD」。からし蓮根・青空の「結婚発表」、稲田の「舞台上異臭事件」、ヒガシ逢ウサカの「楽屋ガチケンカ事件」、ジュリエッタ・井尻の「増毛大成功」、そしてネイビーズアフロ・皆川の「ケータリング根こそぎ持ち帰り事件」がノミネートされました。
気になるタイトルが並ぶなかで、正統派のおめでたいニュースを提供した青空は、「おもしれーですか?」とひとこと。相方の伊織は、これからという時期に青空が結婚したことにより、「ブスの僕の方が結婚するならわかるけど...これからはからし蓮根の顔が僕になる」と不安を抱えている様子。ところが気づけば伊織の奇行暴露大会となり、爆笑ネタが次々と投下されていました。
稲田は、なぜ舞台上が異臭に包まれることになったのかを細かく説明。通りで猫のフンを踏んでしまい、そのまま舞台に立ったこと、さらにその後謝らずに帰宅したことを改めて詫びていました。トット・桑原や霜降り明星・せいやからは、稲田にまつわるナンパエピソードの暴露も。「飛んできたカナブンに二度見された」など、ブサイクネタもたっぷり披露されました。
ヒガシ逢ウサカは、ケンカの真相を告白。今井のある性癖を、高見が舞台で暴露したことが発端となったそうで、一部始終を見ていたたかのりや、何も知らず乱入してしまったジュリエッタ・藤本からの証言も続々。すべての根源となった"性癖"の内容が改めて明かされると、客席からは笑いとともに悲鳴も上がっていました。
「髪が減ったより、増えた時の方が恥ずかしい。言わんといてほしい」とは井尻のコメント。ファンから「使っている育毛剤を教えてほしい」と言われたことなど、増毛したおかげで遭遇したさまざまな出来事が語られます。
皆川は、ケータリングを持ち帰ったことについて「いただいたものを置いて帰るのは申し訳ない」と真意を熱弁。持ち帰り事件がSNSで拡散されたことにより、ファンから「根こそぎ」と呼ばれるようになったなど、被害も訴えます。しかし、追い討ちをかけるように盛山が虚実入り交じった新事実を告発、舞台上は大混乱となっていました。
いずれ劣らぬ大ニュースのなかから、「2017年下半期おもしろAWARD」大賞に選ばれたのは、ヒガシ逢ウサカ! 複雑な表情のふたりでしたが、「1位になるのはうれしいこと」と今井。大ゲンカを経てさらに絆を深めたふたりに、あたたかい拍手が送られ、この日のイベントは幕となりました。
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