総勢43組83名で迎えた笑い満載のカウントダウンイベント「翔ミラクルエンジョイ COUNTDOWN 2017→2018」
12月31日(日)、YES THEATERではよしもと漫才劇場・翔メンバー出演のカウントダウンイベント「翔ミラクルエンジョイ COUNTDOWN 2017 →2018」が行われました。ネタあり、コーナーあり、この日だけのスペシャルユニットによるコントを交え2017年を爆笑で締めくくり、2018年を迎えます。
オープニングは、ポートワシントン・笠谷、ラニーノーズ・山田制作による出演者紹介のドッキリ映像から。内容は、今回のイベント出演者らの宣材写真撮影中、白塗りのからし蓮根・伊織が突如後ろから現れるというもの。悲鳴を上げたり、仰け反ったり、呆気にとられている芸人たちの表情に、お客さんたちは笑いをこらえ切れません。
上映後、翔メンバーが舞台袖からだけでなく、後方からもサプライズ入場。会場内に歓声が響き、お客さんは大興奮です。MCをミキと霜降り明星が担当し、全員がステージに揃った頃、昴生が「実は、ひとり居てないの気づいてる?」とみんなに問い掛けます。伊織の不在を告げると、「伊織の頭のミカンを最初に取った人がイベントスタートの掛け声を決めれる」コーナーが開始。ミカンに見立てたオレンジのニット帽を伊織の頭上から剥ぎ取った人が勝者です。劇場内に姿を現した伊織を見つけるや否や、全員が追いかけ回し場内騒然。逃げ惑う伊織からニット帽を手にしたのは、濱田祐太郎です。濱田が「2017年」と言ったら、出演者・お客さんが「ありがとうございました」と返す極めてシンプルなフレーズでイベントの幕開けです。
まずはメンバーらによるネタから。最初はダブルヒガシによる、ジャンケンを題材にしたもの。大東がちょいダサな歌詞でジャンケン時に歌い出し、東が翻弄されまくります。
2番目は、ちょっと拍子抜けするような対応をするネット通販のコールセンターが舞台のきみどり。
3番目は、コウテイ。"鼻"をイジった歌ネタで、一定のメロディで繰り返されるネタにお客さんもクスクス笑い出します。
4番目は、霜降り明星。せいやの桑田佳祐さんモノマネでひと摑みすると、電車内で見掛けた変わったおじさんネタを披露し、さらなる笑いを引き起こしていました。
5番目は、さや香。「人体は70%の水分でできている」という知識から入り、人間にまつわる研究ネタでお客さんの関心を集めていました。
変わって、「2017年最後に1番運がいいのは誰だ?運試しチャレンジ!」のコーナーへ。強運の持ち主には早めのお年玉がプレゼントされます。最初は、用意された半分がマズイ栄養ドリンクな「1/2激すっぱドリンク」。ひとり1本を手にして、一斉にグイッと飲み干します。半分が脱落し、次に辛味たっぷりな「1/2激まず年越しそば」でさらに半分が失格、「運試しでおでこ卵割り」で5人まで絞られました。最後に「風船お年玉」で当たりと書かれた紙が入っている風船を見つけられた人が勝者となります。ここで脱落した滝音・佐土原さすけの意志を継いだ(?)せいやが小さすけとして参戦。その上、小さすけがなぜか当たりを引いてしまう結果を招いていました。
ネタ披露に戻り、フースーヤが登場。身体を大きく使ったギャグで病院での診察ネタを。
つづいてはネイビーズアフロ。登場早々、客席から数名立ち上がったのを目にした皆川は「トイレタイムに選ばれてしまいました」と恨めしそうに言い放ちます。少しがっかりしながらも、略称ことばを正式名称でくどくど話し出すネタをやり切りました。
トイレタイムから戻ったお客さんを確認したマユリカは、遠足に向かうバス内での男の子と女の子の会話劇を展開。
その次は、ミキ。亜生が落語でよくする「蕎麦をすする動作」の練習成果をお披露目。兄・昴生は優しく見つめるも、何かが違うと首を傾げます。さらにすする物をうどん、ラーメンと品を変えてきて、さながらジェスチャーゲームの様相を帯びていきます。お客さんには伝わりづらいのですが、血の繋がった兄弟ならではの通じるものがあるのか、昴生はピシャリと正解を言い当てていました。
ラストは、ゆりやんレトリィバァ。名作『男はつらいよ』の主題歌をBGMに昭和ムードを醸して登場すると、「ひどいわ、先生」と昭和の銀幕女優の口調でコントを。
ネタを終え、ここからは4組のユニットコントのコーナーへ。ゆりやんレトリィバァがミキ、霜降り明星と組んでいる"よしもとthe NEXT"で自分も参加したかったと亜生、せいやを巻き込んでオチの見えない即興コントを経て、ラニーノーズ、からし蓮根、コウテイ、ロックンロールブラザーズ・木本の"35期ユニット"による「そらの披露宴」がはじまりました。披露宴を舞台に、新婦の友人らが余興をします。が、脚がマシンガン、頭が回転しているという奇妙な面々。絢香さん×コブクロ「WINDING ROAD」をアカペラでビシッと歌い、見た目とのギャップも相まってお客さんは大笑いでした。
次にニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、マユリカの"てるてる"による「女はそれを我慢できない」では、井戸端会議中に通り抜けてきたニッポンの社長・ケツ乗車のママチャリをF1ピットストップさながらにタイヤ交換するなど、謎の行動で笑いを誘います。そして、6人でダンスをする、さらに謎めいた行動で締めました。
この後は、蛙亭、いなかのくるまの"けろけろぷっぷー"による「年起男女」です。新年を迎えるにあたって数字の「7」(蛙亭・中野)と「8」(いなかのくるま・木佐)の入替式のようなものを、中国語歌詞の音楽に乗せ躍りながら展開。
ラストは、なにわスワンキーズ、ダークニンゲン、たくろう、ロックンロールブラザーズ・重本の"マジで人気ないユニット"による「NAI NAI人気NAI」。シブがき隊「NAI NAI 16」のメロディでいかに人気がないか、その悲壮さを訴えます。最後には、「人気者になりた〜い」と全員が絶叫していました。
「2017年最後の一変化チャレンジ」コーナーへと移ります。おたまじゃくし・中西が街に存在しそうな人に変化するネタにあやかった内容で、翔メンバーがチャレンジ。迫り来る2018年までに全員クリアを目指します。中西の「めちゃくちゃ仕事できるApple店員」のお手本の後、果敢に挑んだメンバーたちが登場。ヒガシ逢ウサカ・高見が「自分のタイプばかりを採用するコンビニ店員」を出してきたのを皮切りに、濱田祐太郎が自らの白杖を小道具に「嘘をつきすぎたピノキオ」、からし蓮根が「M−1時の緊張していたさや香」、紅しょうが・稲田が「家出少女」などなど、次々とネタ出ししていきます。なかにはMC昴生のジャッジでNGを突きつけられるものもあり、その度に野球部OBに扮したヒガシ逢ウサカ・今井によるケツバットがお見舞いされました。
大笑いしているうちに、カウントダウンの時が迫ってきました。スクリーンには、数字が明記されたフリップを手にした出演芸人のカウント映像が映し出され、会場のお客さんと一緒にカウントダウン! いよいよ2018年の幕開けです。
新年に入り、新コーナー「お客さん協力ムチャブリ大喜利」がスタート。最初のお題は「キャー!◯◯さんカッコいい!」とお客さんに言われ、指名された人が回答します。当てられたのは、マユリカ・阪本で「じゃあ、一緒のお墓に入ろうよ」とキザっぽく答えます。次は「帰れ!帰れ!帰れ!」と言われてで、回答者は蛙亭・中野。弱々しい声で「1回でわかるよー」と返していました。3問目は「今年の目標を絶叫して!」で、指名された昴生は「結婚!」と力いっぱいに叫びます。同じお題でビスケットブラザーズ・原田は「ファンと遊ぶ!」と本音をさらけ出していました。
すべての演目を終え、翔メンバーがステージに大集合。そこで聞かれてもいないのに、ゆりやんが「今年の目標を」口にします。それは「(霜降り明星・)粗品さんとキスするー!!」こと。当の粗品は大拒絶を示し、新年早々ゆりやんはフラれてしまいました。
そして最後に、せいやが仁鶴師匠モノマネでピリッと締めようとします。頭を揺らしながら「2018年、どんなにがんばっても翔(メンバー)は極(メンバー)よりおもんないやろな〜」と、ややひんしゅくを買うような辛辣コメントを残しながらも会場内をにぎわせて、エンディングを迎えました。
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