南キャン・山里、なのはな体操やみそピーなど千葉あるあるで同世代と大盛り上がり!!『千葉 40歳のW成人式~発起人 南海キャンディーズ山里(40歳)~』レポート
1月6日(土)、千葉市民会館にて『千葉 40歳のW成人式~発起人 南海キャンディーズ山里(40歳)~』が開催されました。
生まれてから幼少期から高校を卒業するまで、千葉市内で過ごした南海キャンディーズ・山里が、地元・千葉への恩返しと地域活性化の一旦を担いたいという思いから自ら発起人となり、企画した今回のイベント。山里が同世代である熊谷市長へ、SNSのダイレクトメッセージを通じて「W成人式をやれませんか?」と持ちかけたところ、実現。当初は1977年4月2日から1978年4月1日生まれの千葉出身の方へ参加を募っていましたが、多数のお問い合わせをいただいたため、条件を変更。千葉県出身および千葉県在住の40~42歳へ参加を募ったところ、850人の方が来場くださいました。
前説を担当するのは、千葉県"住みます"芸人・うっほ菅原。「僕も昭和52年生まれで40歳。山形県出身ですが、千葉県を盛り上げるためにこれからも一生懸命がんばりますので、よろしくお願いいたします!」と挨拶すると、拍手が起こります。
MCを務めるタケト、チーモンチョーチュウも千葉県出身。自らの出身校を明かして「俺の同級生いませんか?」と呼びかけたのは、千葉市中央区出身のタケト。高校時代は千葉マリンスタジアムでビールの売り子のバイトをしていたそうで、「高3の8月、600杯売って。で、すっごく明るい売り子がいるって有名になって、朝日新聞の取材が来たんです」と話します。
菊地が千葉市若葉区出身、白井が印旛郡酒々井町出身のチーモンチョーチュウ。「自慢できることはないんですけど」と切り出した白井は、「地元にバーミヤンの工場があって、1997年くらいの1年間、みなさんが食べてたラーメンのたれは僕が作ってました」と笑いました。
ここで、発起人の山里が登場!
大きな拍手、大歓声に答えるように「ありがとうございます! ありがとうございます!」と笑顔で手を振りながら登場すると、「みんなのスターが帰って来たよーーー!!!」と絶叫。「W成人式、おめでとうございます。本日はせっかくのお休みにお集りいただき、ありがとうございます。同じ世代に会いたいと言った僕の夢を叶えてくれるために、たくさんの方が動いてくれただけではなく、こんなにたくさんの方が集まってくださって本当にありがとうございます」と感謝しつつ、「懐かしい気持ちになったり、思い出に花を咲かせたり、楽しんでください」と呼びかけました。
挨拶後は、国歌斉唱ならぬ千葉県の県民体操「なのはな体操」を全員でやることに。
「皆さん憶えてるの? あ、そう。憶えてんだ! すごい!」と興奮する山里。客席に高校の同級生を見つけると、「あー! ここ、ゴリゴリの同級生じゃん。終わったら一杯行こうね!」と嬉しそうに話しかけます。
「ここそうだった!」「あ、ここ憶えてる!」など懐かしみながらも全員が最後まで「なのはな体操」をやりきると、山里は「お見事!」と感嘆しました。
その後、熊谷俊人市長が登壇。「舞台袖で、なのはな体操をこんな大勢でしている光景を見て、考えて来ていた挨拶が全部吹っ飛んでしまいました」と笑いつつ、「山ちゃんからこの話をいただいたとき、どれだけの人が来てくれるんだろうと思っていましたが、こんなに集まってくださて、皆さん、こんなに千葉が好きだったんだ、やって良かったなと今思っています。このW成人式をきっかけに、千葉をもっともっと好きになって、いろんなかたちで盛り上げてください。今日は楽しみましょう」と挨拶しました。
千葉県を代表する来賓として、船橋市在住の"梨の妖精"ふなっしーとローカルタレントのJAGUARさんも登場します。
ふなっしーの登場に、参加者のお子さまたちが大興奮!「皆さーん、40歳おめでとうございますなっしー!」とお祝いしたふなっしーに、「俺の人気がかっさらわれた......」と呟く山里。『スッキリ』出演からの縁だそうで、ふなっしーは「まさかこんな場に呼ばれるとは思わなかったなしなぁ。山ちゃんが声をかけて、これだけの人が集まるとはすごいなしな!」と讃えます。
大歓声で迎えられながら、千葉の応援ソング「ファイト! ファイト! ちば!」を披露したJAGUARさん。「地球年齢でいうと、皆さんとほぼ同じでございます。そう想像していただければ、皆さまが幸せに......。JAGUARと同い年であると、おうちの皆さまに宣伝していただければ」と告げると、山里がすかさず「かなりトリッキーなお土産が、皆さんに託されましたよ!」とツッコみました。
さらに、元大リーガーの石井一久、石原裕次郎さんのモノマネでお馴染みのゆうたろうさん、マツコ・デラックスさんのモノマネをしている北条ふとし、音楽家の新垣隆さんからの祝辞も。
石井は「40歳といえば、人生の半ば。人間ドックなりを考えたりする時期。老け込むだけではなく、体を動かして健康でいただければ」と激励を、新垣さんからはお祝いの曲の演奏と豪華な祝辞に、参加者からはどよめきや笑い、拍手が。「千葉って人材豊富だなしなぁ!」と感嘆するふなっしーでした。
熊谷市長とともに、山里が産まれた1977年から今日までの日本そして千葉の主な出来事を、年表で振り返ることに。
1997年の流行語「たたりじゃ~」を見て、「どんな時代だったんですかね?」と首を傾げる山里。「俺らの世代って、ゲームの進化と一緒にあるよね」と言いながら、ゲームウォッチやファミリーコンピュータの思い出に花を咲かせます。
1995年に開幕したJリーグに、「ボールの風船から、カズさん(三浦知良選手)が出て来たやつですよね?」と山里。当時、高校3年生だったタケトが「ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド市原・千葉)の開幕戦のチケットを取るために、稲毛のヤングボール下にあったチケットぴあに並びましたよ」と話すと、観客から共感の声が。『怪奇特集!! あなたの知らない世界』や『お笑いマンガ道場』などの人気番組を出して思い出を語りながらテンションを上げる山里がセントラルプラザでのある思い出を語ると、いっそうの共感の笑いが会場を包みました。
その後、「花のあふれるまちづくり」のPRキャラクター・ちはなちゃんと「加曾利貝塚PR大使」のかそりーぬを迎えて、「地元のお宝争奪・千葉愛クイズ」を敢行。"千葉のスニッカーズ"とうたわれる「みそピー」が他県の給食にも出ているという事実が明かされると、参加者からどよめきが。も、参加者は皆さん、やはり千葉愛が強く、7問全問正解者が多数。ジャンケンで勝ち残った3名に、千葉にまつわるプレゼントが贈られました。
いよいよ、同イベントの会見で公約した山里と熊谷市長による「40歳の決意漫才」が。
「公務のスケジュールにネタ合わせって書いていたのは初めて」と笑う熊谷市長。冒頭では"南海キャンディーズ"をベースに千葉の名物であるみそピーを取り入れて"房総みそピーズ"というコンビ名を付けながら、市長の千葉愛を感じさせる共感性の高い漫才を披露。3分ほどを予定していたそうですが、やっている最中に楽しくなったそうで、時間を大幅に越えるほど市長との掛け合いを楽しんだ山里でした。
「成人式に出られなかった分、同じ世代のみなさんと会いたいという我がままに、市長やよしもとが協力して大きくしてくれて、楽しくできました。これを1回目として、千葉を盛り上げる機会をどんどんつくっていけたらなと思います」と挨拶した山里。最後は千葉独自の手締め「千葉締め」で、イベントを締めくくりました。
終演後、囲み取材に応じた山里と熊谷市長。「やって良かった。いいことができたんじゃないかなと思います」と話した山里は、「今後も続けていけるんじゃないかという手応えも感じました」と充実に満ちた感想を。
漫才は年末に市長へ台本を送ったものの、ネタ合わせをしたのは本番前が初めてだったそうですが、「(ネタ合わせをしようとしたら)市長が『僕、(台詞は)入ってます』って。完璧に頭に入れてらっしゃっていて、逆にプレッシャーを感じました」と話すと、「隣りに山ちゃんがいるっていうイメージトレーニングをしてました」と話した熊谷市長。「こんな仕事をしてますけど、人前にはあんまり立ちたくなくて。今までの人生に全くなかったことなので、非常にいい経験ができました。それに、台本からズレても山ちゃんが拾ってくれるという安心感がありましたので、途中から本当に楽しんでおりました」と感想を語りました。
大成功に終わったイベントを振り返りながら、「吉本興業っていい会社だったんだなと思った」としみじみ語った山里。「これがあれば千葉市もマジだと受け止めてくれるだろうという資料を用意してくれたり、すごいスピード感でよしもとが実現してくれた」と感謝すると、熊谷市長も「究極の地域貢献ですよ」と同調しながら「この年末年始、いろんな方から『山ちゃんと何かやるんだよね』って話しかけられた」と話題になっていたことを話しました。
40歳を迎えて、「誰かのために何かするってことは大事だな、いいことだなと思った」と話した山里。熊谷市長に「千葉のことを、こんなに愛してくれるなんて。千葉にとっての宝ですよ」と声を掛けられると、「今年で終わらせたら、地元の友だちに会いたかっただけだってなるでしょ? だから、そうならないように、来年も同じ場所でできるように仕掛けていきたい」と意気込みます。
熊谷市長とは「ずらし設定のコントに挑戦してみたい。アンジャッシュさん的なね」と来年の同イベントについても展望しつつ、「千葉の英雄、JAGUARさんとも漫才をやりたい。しずちゃんを見つけたときの珍獣を扱いたいジャストフィット感があった」とさらなる野望も。また、「今年2月には南海キャンディーズの単独ライブもありますし、コンビとしての活動を多くして、成長していきたいなと思っています」とも語りました。
【山里亮太】【南海キャンディーズ】【タケト】【チーモンチョーチュウ】【うっほ菅原】
『千葉 40歳のW成人式~発揮人 何回キャンディーズ山里(40歳)~』
公式サイト: http://40w.jp