バンド好き芸人が集結!「TOMA ROCK FESTIVAL 2018冬」でロック魂を語り合う
1月8日(祝)、よしもと沖縄花月にて、バンド好き芸人ライブ「TOMA ROCK FESTIVAL 2018冬」が開催されました。最初にMCとして登場したピーチキャッスル真栄城が、会場のお客様へ「バンドに詳しくない人?」と問いかけると、ほとんどのお客様が手を挙げる状況に。それを見た真栄城は、ステージ裏でスタンバイしている登場メンバーに向け「おーい、お客はバンド知らない人ばかりだぞー」と投げかけて、芸人達の不安を煽るオープニングとなりました。
バンドを知らない人ばかりがお客様だと知った中、ステージに呼び込まれたバンド好き芸人達。メンバーは、ツウシイム金城、ありんくりんりゅうた、カシスオレンジ仲村、ヤンバルナゴン玉城らの面々です。登壇したメンバーそれぞれが、好きなバンドのTシャツやそれにちなんだ格好をしているのに対し、ありんくりんりゅうたは琉装姿で登場。開口一番「どうも、琉球村のスタッフです」と挨拶すると、場内からは笑いが起こっていました。
そして次にバンドを知らない芸人として、初恋クロマニヨン新本とオーシャンリョウジが呼び込まれ、お客様と一緒にバンドの良さを学びたいと登壇しました。
さらに続いてステージには、元ホイフェスタのベーシスト山川南さんがゲストとして登壇。実際に東京でも活躍した山川さんが加わったことで、一気に本格的な雰囲気となりました。そして登壇メンバー全員で、バンド好きトークを繰り広げました。
まずは好きなバンド紹介のコーナーを展開。カシスオレンジ仲村が大阪発のロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」について語り、実際の楽曲を流したり歌詞を解説したりしながら、そのバンドへの愛を語りました。続いてヤンバルナゴン玉城が、アメリカのパンクロックバンド「グリーン・デイ」の良さをアピール。このバンドのドラマーにあこがれて実際にドラムを始めたことなどをトークしました。
次にありんくりんりゅうたが沖縄の「りんけんバンド」を紹介。すると他の芸人達から「カテゴリーが違うんじゃない?」「ロック色がないんじゃないか?」などと突っ込みが入る一幕に。すかさずりゅうたは「いやいや、素晴らしいバンドだ」と反論し、いかに優れた楽曲を生み出しているのか、また実際に交流があり人柄の良さについても語りました。
バンド好き芸人各々が好きなバンドについて語り、バンドに詳しくない芸人そして会場のお客様へ向けて良さを教え、お勧めする形式で舞台が進行していきました。
続いて行われた「バンド伝説」のコーナーでは、ツウシイム金城からアメリカのバンド「リンキンパーク」について語られました。特にボーカルのシャウトのすごさを熱弁。どれだけすごいか証明するため、まずは初恋クロマニヨン新本にシャウトをするよう強要しました。新本も素直に応じ、命いっぱいのシャウトをして見せます。その後はリンキンパークの実際のライブ映像を見せて、ボーカルのシャウトの凄さを紹介していました。
そして次に山川南さんが、日本の「ハイスタンダード」を伝説のバンドとして紹介しました。レーベルに所属せず自分達で音楽を作り続けていることなどが語られ、カリスマ性や楽曲の素晴らしさなどが語られました。
バンドの良さを語り合ったあとは、バンド好き芸人たちによる生ライブが行われました。ボーカル兼ギターを担当したのはカシスオレンジ仲村。ドラムは、ヤンバルナゴン玉城。そして山川南さんもベースとして参加しました。ありんくりんりゅうじとツウシイム金城もコーラスや踊りで場を盛り上げていました。
この日のために練習を重ねてきたというメンバー達は、見事な歌や演奏でお客様を魅了しました。演目はこれも伝説といえるバンド「ザ・ブルーハーツ」の『情熱の薔薇』と『人にやさしく』の2曲。練習期間が短かったとは思えない見事な演奏で、会場を盛り上げました。最後はお客様も立ち上がり、みんな揃って全員でジャンプをしてライブを締めくくりました。そして演奏の熱気も覚めやらぬまま、そのままエンディングへ突入。お客様の拍手と共に舞台は幕を閉じました。
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