紅組が勝利で、ウエスPがウィニングパフォーマンスを披露!『新春! 紅白かくし芸大会』レポート
1月4日(木)、東京・ルミネtheよしもとにて『新春! 紅白かくし芸大会』が開催されました。
この日、ルミネにはお正月らしく、かくし芸を持つ芸人が集結。紅白に分かれて、ゆる~くも熱い戦いを繰り広げました。
MCのタケトとキクチウソツカナイ。は、この日初めて劇場へ訪れたという方も多い客席へ向かって、「かくし芸ではなく、表の芸を観て欲しかったような(笑)」(タケト)「今日やった芸がまた観たいと思っても、普段はやってないんです」(キクチ)と説明します。
審査員を務めるのは、レイザーラモン・RG、椿鬼奴、千原兄弟・千原せいじ。RGは宇宙飛行士・野口聡一さんのモノマネで、鬼奴は昨年のクリスマスイブに行われたディナーショーでの中森明菜さんに扮して登場すると、タケトは「欽ちゃんの仮装大賞みたい」と呟きました。
「ハイブリットテーブルクロス引き」で対決するのは、ウエスPと5GAP。ストッキングやブリーフなどを使ってデンジャラスなテーブルクロス引きを次々と成功させるウエスPに、観客からはどよめきが。5GAPは久保田がジャグリングを見せたのち、秋本の頭部を使ってのテーブルクロス引きを見事に成功させましたが、3対0でウエスPの圧勝に!
せいじが「(ウエスPは)ダフト・パンクの曲を編集して当て込んでいるのがすごい」と言えば、鬼奴も「空白からの"ワンモア~♪"が気持ちいい」と同調します。
続いては「マニアックモノマネ対決」。ダンビラムーチョは弱小野球部モノマネを、男性ブランコは顔モノマネをしながらのショートコントを披露します。
結果、3対0でダンビラムーチョの勝利。投票理由について、せいじは「新春で明るくて元気やったから」と飄々とコメント。独特な雰囲気を醸していた男性ブランコは、「自分で言うのもあれですけど、(ネタが)暗すぎましたね」と反省しきりです。
「注目の若手対決」は、ビスケッティ対ジェラードン。ビスケッティがテツandトモさんのモノマネで舞台を縦横無尽に走り回れば、ジェラードンは路上パフォーマンスという設定で、かみちぃがクオリティの高いパントマイムを見せて観客を唸らせます。
結果、3対0でジェラードンが勝利。「芸人が芸人のモノマネをするのが、ようわからへん」と首を傾げたせいじ。安倍晋三首相のモノマネで知られるビスケッティ・佐竹は、タケトに「なんでテツandトモさんやったの?」と尋ねられると、「かくし芸なので、普段やらない芸をやったほうがいいなと思った」と返答します。顔芸が何より好きだという鬼奴は、「パントマイムの上手さより、かみちぃの顔がよかった」と惚れ惚れした表情で語りました。
続く「体の部位モノマネ対決」。光が自慢の73センチある太ももを使ったピッタリドッキングを披露したしゃかりきに対して、パネルを用いたはらの顔モノマネで笑わせたゆにばーすが3対0で勝利します。
これまで一貫したジャッジを見せる審査員3人。白の札が出揃うと、「気が合うから、このあと飲みに行く?」(せいじ)と笑い合っていました。
「まばたき厳禁対決」では、ゲーム格闘技のポージングを見せたバンビーノ。一方、チョコレートプラネットは長田が松尾の上を飛び越えて、松尾が手に持っているズボンを履くという大技を見せると、騒然となる客席。この勝負は3対0で、チョコレートプラネットの圧勝!
「そういうことです!」と納得した様子のバンビーノ・石川は「持ってきたものが、(チョコレートプラネットとは)全然違った。まさかスベって帰るとは!」と素直に反省。も、坊主頭のままでIKKOさんのモノマネをする松尾を"ニーブラ"して笑わせました。
続いては、「謎パフォーマンス対決」。ジューサーを使ったリズム感あるコントを見せたカゲヤマに対して、ハイキングウォーキング・Q太郎は人気アーティストに扮しながら、ディアボロを披露します。
タイトル通りの謎めいたパフォーマンス対決は、3対0でカゲヤマの勝利。化学反応でジューサーに入った水の色を変化させるというネタを見せたカゲヤマは、せいじに「それ、なんで舞台上でしようと思うたん?」と聞かれると、「色に変わるのが面白いなと思いまして......」と弱々しく答えました。
「力技対決」は、ガリットチュウ対インポッシブルという実力派(?)同士が対戦!
インポッシブル・井元の荒々しいパフォーマンスには、客席からどよめきが。一方、ガリットチュウ・福島の怪力が存分に発揮された「サイキックショー」では、分厚いマンガ雑誌をものともなく真っ二つに引き裂いたり、熊谷のズボンのポッケを手の力だけでむしり取ったりと、まさに"力技"のパフォーマンスに大きな拍手が起こります。
それぞれにしかできない、究極(?)の芸のジャッジに悩む審査員。1対2と初めて票が割れながら、ガリットチュウが勝利!「正直どっちでもよかったけど、インポッシブルのTシャツがすっごくいいなと思ったので彼らに入れた」と話したせいじ。RGは「最初のスプーン曲げがよかった」と、福島のサイキックショーという名の怪力を絶賛しました。
最後の対戦となった「ユニット対決」では、イージードゥダンサーズとモノマネユニットが火花を散らします。
イージードゥダンサーズとは、いぬ・太田、しょーこ、グリフォン國松、ダンビラムーチョ・大原、TOKUによるTRFのモノマネユニット。瞬間入れ替わりイリュージョンをハイテンションでやりきります。
とくこ、こりゃめでてーな・伊藤こう大、イチキップリンはそれぞれ、aikoさん、井上陽水さん、田原俊彦さんのモノマネをコント形式で披露すると、「どっちでもいいんだよなぁ」とジャッジに頭を抱えるせいじ。2対1でイージードゥダンサーズが勝利しますが、RGは「どちらも問題作!」とコメント。「この前の対決までは、すげぇいい戦いやったけどな」と同調するせいじでした。
全ての対戦が終わり、タケトが全員集合を呼びかけると、ビスケッティは佐竹が安倍首相、岩橋が草間彌生さんに、Q太郎は安田顕さんに扮して登壇。久保田の鼻に笛を仕込んで鳴らす"ピーピーおじさん"には、大きな笑いが起こりました。
総合結果は120対120で、まさかのドロー。せいじの提案でMCによるジャンケンが行われ、キクチが勝利。紅組がお年玉をゲットします。
最後は、ウエスPによる足の裏でのテーブルクロス引きというウィニングパフォーマンスで、イベントは幕を閉じました。
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