走った!飛んだ!笑った!「よしもと×ふくしまみんなでチャレンジ大運動会inいわき市立総合体育館」レポート
健康へ向けて身近なところからチャレンジし「人も地域も笑顔で元気」にする取り組み『県民運動』は、福島県が取り組んでいる健康プロジェクトです。今回はよしもととタッグを組んで、「よしもと×ふくしまみんなでチャレンジ大運動会inいわき市立総合体育館」を開催しました。
MCは、ペナルティのヒデと品川庄司の庄司。アスリート代表として元ラグビー日本代表の大西将太郎さん、サイクルロードレーサーの辻喜光さん、陸上競技400m走インターハイ優勝経験を持つ寺田克也さん、アトランタ五輪体操競技日本代表の田中光さんが登場。
さらによしもとからは、キングコング・梶原、ペナルティ・ワッキー、ガリットチュウ、大西ライオン、ジョイマン、三瓶、ハイキングウォーキング、中継MCとしてゆにばーすが出演しました。
まだ寒さの残る2月24日(土)、いわき市立総合体育館に福島県にお住いの小学校3年生~6年生の児童205名が集結。
まずは、ヒデと庄司が登場します。ヒデが「こんにちはー!」と元気よく挨拶すれば、庄司はお馴染みの「ミキティー!」と絶叫。早速小学生と応援に来ていた保護者らを笑わせました。
続いてアスリートとよしもと芸人が登場。それぞれ挨拶をしていく中、ゆにばーすやジョイマンはお馴染みのネタやフレーズを、大西ライオンは「心配ないさ~!」と叫ぶなど、スタートからエンジン全開。ワッキーにいたっては、変顔でポーズを決め「平昌オリンピックのキャラクターだよ」や「こんばんは。マイケル・ダグラスです」などボケまくり、会場を笑いに包みます。
開会の挨拶は福島県知事・内堀雅雄さんに行っていただきました。知事は「みんなで身体を動かして楽しんでください」と挨拶。小学生もそれに応えるかのように大きな拍手を送ります。
選手宣誓は、小学生代表・カンノくんと梶原が声を合わせて行います。さほど身長が変わらないカンノくんに梶原は「背一緒やん!」と悔しさを露わに......。2人が元気よく宣誓した後は、準備体操。田中さん指示のもと入念に身体をほぐします。
ここからはゲーム「ボンバーエッグ」でチーム決め。参加者全員で円になり、番号の書かれた、たまご型のボール数個を音楽に合わせて回します。音楽が止まった時にたまごを持った児童は、その番号に割りふられている芸人・アスリートチームの一員となる......というもの。
チームは、ワッキーチーム、三瓶(大西さんも加入)チーム、ハイキングウォーキングチーム、梶原(辻さんも加入)チーム、ジョイマンチーム、ガリットチュウチーム、ライオン(寺田さんも加入)チーム、ヒカル(田中さん)チームの8チームです。このチームでゲームをして得点を競い合います。最終的に一番ポイントを稼いだチームが優勝です。
それぞれ児童が属するチームが決まったところで、キャプテンが意気込みを語ります。各チームがギャグや掛け声で気持ちを表現する中、梶原チームは全員で声を合わせ「お父さん、お母さん、育ててくれてありがとう」と感謝の念を送り、ヒデらを感動(?)させます。
続いて、地元の「ふくしまチアリーディングスクール」のキッズたちが応援に駆けつけてくれました。元気いっぱいのダンスに、芸人も児童も見よう見まねで踊ります。
さて、いよいよゲームがスタート。まずは「デカパンリレー」です。2人1組になってデカパンを履き、リレー形式でコーンを一周するというもの。
アンカーは芸人orアスリートと小学生のタッグとなっています。ゲームが始まると、小学生は一生懸命! 途中で靴が脱げてしまうハプニングがあったり、チームワーク抜群で独走状態に入るチームがあるなど、大いに盛り上がりました。
予選で1位を獲得した梶原チームは、またもや梶原の差し金で児童一同が声を合わせて「お父さん、お母さん、お仕事お疲れ様です!」と言い会場を笑わせます。決勝では、見事接戦を制したライオンチームが1位を獲得しました。
続いては「ミッション綱引き」。単純な綱引きではなく、チームで選ばれた数名の児童が、試合開始と同時にミッションを行い、クリアーしたチームから綱引きに参加できるというものです。ミッションは「芝刈り機をやる」や「ナナナナ~をやる」など、ギャグが多いため、恥ずかしがらずにミッションを遂行し、早く綱引きの助けに行けるかがポイントです。
粛々とゲームは進んでいったのですが、ここで事件が起こります。
ガリットチュウチームの福島が姿を消したのです。彼の代わりに現れたのは、なんと「せんとくん」......に扮した福島。
登場しただけで会場を爆笑の渦に巻き込んだのですが、室内とはいえ半裸状態が寒かったのか、一直線でヒーターの前に向かっていました。
せんとくんは笑わせるだけでなく、ゲームでも活躍。持ち前のパワーで敵をなぎ倒し、ガリットチュウチームが1位をかっさらいました。
午前の部最後のゲームは「友情リレー」。このリレーを制すことができれば、午後の決勝に駒を進めるというだけあって、児童と芸人&アスリートも力が入ります。4組ずつで予選が行われ、デットヒートを制したのは、梶原チーム、三瓶チーム、ハイキングウォーキングチーム、ガリットチュウチーム。
せんとくんの恰好で走った福島は、やはり寒かったのか、独走状態で1位のゴールテープを切った後、一直線にヒーター前に走るのでした。
お昼休憩では、田中さんによる「自宅でできる簡単運動講座」が行われました。親子や友だち同士で大勢の人が参加し、身体を動かします。レベルの高いものもあり、四苦八苦している様子もありましたが、楽しそうに運動をしていました。
また、エントランスではブースが出展。「福島県保健衛生協会」が骨密度の調査を、「いわき市保健所」は飲料の酸性チェックやプレゼント配布、「福島県栄養士会」はパンフレットや試供品の配布、「福島県健康促進課」は健民アプリのPRを行っており、これに芸人も参加。ファンの方のサインに応じたり、写真を撮ったり、さらにブースの呼び込みも行い、大盛況となりました。
お昼休憩を挟んで、午後の部がスタート。ヒデらが挨拶を済ませると、観客席に船越英一郎さんに扮した福島の姿が。観客席が爆笑する中、児童らにエールを送ります。
午後の部最初のゲームは「借り人競争」です。児童と芸人&アスリートが協力して、観客席からお題に沿った人を呼びます。今回のテーマは「有名人と同姓同名、もしくはそれに近い人」。制限時間5分の間に、いかに近しい方を探せるかがカギを握ります。
悪戦苦闘しながらもなんとか全チームが帰還。若手女優、日本人大リーガー、有名漫画家などに近しい名前の人がたくさんいましたが、庄司の判断で旧姓が有名女性歌手と同姓同名の方を連れてきたジョイマンチームが勝利となりました。
続いては「ブロック玉入れ」。普通の玉入れに加えて、相手チームの一人が、ジャイアントハンドを使用して玉を妨害。そのブロックをかいくぐって玉を入れなければなりません。必死にブロックする芸人やアスリートをしり目に、どんどんと玉を入れようとする児童。
一生懸命な子どもたちの姿に保護者の応援にも力が入ります。こちらはガリットチュウチームが1位を獲得。また、自分たちのチームではないものの、他のチームを「頑張れー!」と応援する児童も増え、会場に一体感が生まれていました。
「ブロック玉入れ」が終了すると「熱血ドッヂビー」がスタート。こちらはドッヂボールとルールは同じなのですが、ボールの代わりに柔らかいフリスビーが使用されます。
一定時間が過ぎるとフリスビーが追加され、当たる確率も高くなる......というものです。こちらも勝負は白熱! 結果、梶原チームが1位をもぎ取りました。
運動会、最後の種目は「友情リレー」決勝です。厳しい予選を勝ち上がった4組が、ハイレベルな戦いを繰り広げます。バトンを落としてしまったり、靴が脱げてしまったり......とハプニングもありましたが、児童の笑顔は絶えません。
惜しくも予選で敗れてしまったチームの子たちが、頑張って走る友だちに応援をする一幕もありました。ゲームは、一度は順位を落としたものの、猛烈な勢いで追いついたガリットチュウチームが1位を奪取する結果に。
これにて全工程が終了。緊張の結果発表です。8位は2850点で「ヒカルチーム」、7位は3000点で「ライオンチーム」、6位「ジョイマンチーム」は3200点、5位は3300点で「ハイキングウォーキングチーム」、「三瓶チーム」は3400点で4位となりました。
ここからベスト3。3550点獲得したのは「ワッキーチーム」。2位は3700点で「梶原チーム」です。
そして、ゲームで何度も1位を獲得してポイントを稼いだ「ガリットチュウチーム」が4200点で1位となりました。
優勝カップはキャプテンの児童に贈呈。ガリットチュウチームは喜びを爆発させます。
最後にアスリートを代表して大西さんが挨拶。記念撮影をして終了となりました。