最新ニュースインタビューライブレポート

« 春の淀川を歩く!「淀川寛平ウォーク2018〜寛平ちゃんと淀川を歩こう〜」開催!! | メイン | 注目若手コンビ3組による人気ユニットライブ「モトナリ」をよしもと漫才劇場で開催! »

2018年3月 3日 (土)

NON STYLE・石田がYCC生の書いたネタを添削! YCC作家コース特別授業レポート

2月24日(土)、東京・神保町にあるYCC教室にて、NONSTYLE・石田明によるYCC生を対象とした特別授業が行われました。

20180303220221-85168eae367feed6fc9c9da2a836ba4a62295536.jpg


YCC(よしもとクリエイティブ カレッジ)とは、スタッフ分野におけるオーソリティを育成すべく、2008年に開校した養成校。総合コースと構成作家コースの2つに分かれ、今回行われたのは構成作家コースによる特別授業です。


授業は、YCC生が書いたネタの台本を芸人志望のNSC生が演じ、それを石田が1本ずつ添削していくという流れで進行。
M-1王者に輝いた漫才はもちろん、舞台の脚本、演出など幅広くエンタテインメント界で実績を重ねる石田だけに、具体的で説得力のある言葉が次々飛び出し、受講者全員が真剣な表情で聞き入る授業となりました。

20180303215119-4d91a55bafb5249dc222d8856eb3caf8a6211533.jpg


YCC教室に登壇した石田は、挨拶後、前方にYCC生、後方にNSC生が座っていることを確認すると、「一番言いたいのは、ホントに責任を持って(ネタを)書いているのか。人にやらせるわけですから、ちゃんと覚悟を持たないと出来ないです」と作家としての心構えから力説。

20180303215000-918d9c28d6b43adb470bad804d96e6b0b0eb57f8.jpg


石田のように、コンビの一人がネタを書くとしても、「(書いたネタを)相方に見せるわけじゃないですか。読んでもらっている時の辛さみたいなものがあるんですよ。そういうのも経験してもらえたらと」と前置きし、あらかじめYCC生が提出したネタを、指名されたNSC生がすぐに演じるという即興のネタ見せが始まります。

20180303215126-c68b64d91045273250e6ac1e43e8a15954fd33c6.jpg


最初のネタは、男性コンビに向けて書かれた漫才。
分冊百科を題材にしたネタでしたが、石田は漫才を演じたNSC生を労いつつ、「作家さんに多いんですけど、説明が多い」「ツッコミがボケのサクラになりやすい。ツッコミのキャラがなんもない。盛り上がって行きにくい」とダメ出し。

20180303215119-6ced41e111240120d2f341cd8d8ad382260f5323.jpg


また、ボケ側のセリフにあった東京のローカルテレビ局「TOKYO MX」とのワードを挙げ、「関東の方はわかりますが、それ以外の方はピンとこない」「まずは一旦ポピュラーなことをやってから、マニアックにしぼっていく。これが多分、作家さんの今はやるべきことかなと思います」と作者を諭しました。

20180303215308-29782dc286fe1366e830ba33daa48622258f6f63.jpg


その後も、大半が男性同士の漫才コンビを想定して書いたネタしたが、「ボケが喋り始めだと、用意してきた感が出るので、多少ハードルが上がる」「ツッコミはお客さんの代弁者やから、基本、ツッコミを嫌いにさせたらダメ」「(漫才中の)コントを仕切り直す時は、喋り始める人を決めた方がわかりやすい」と次々に具体的な助言をする石田。

20180303215127-461e5c392dda7b8a841f872f5323635b1cfc3a81.jpg


野球観戦中にファールボールをキャッチするという漫才中のコントについては、「文字で見たら"硬球"やけど、どの"コウキュウ"かわからない」と野球経験者の作者ならでは思考を指摘し、状況をト書きで説明する重要性も訴えかけました。


冬季五輪をテーマにした漫才では、テンポが悪くなるツッコミ側の不要な相槌を指摘しつつ、氷上でのトランプ「アイスソリティア」なる架空の競技に触れ「アイスソリティアとか好きでしたし、いいと思いました」と讃える場面も。


一方、コントでも「ト書きで感情を書いてあげた方が、イメージしやすい」と漫才コント同様に、ト書きの必要性に言及。
さらには「コントで会話劇だけにしてしまうともったいない」と動きや展開が少ないことを指摘したり、SE(効果音)や照明、小道具など、コントならではの選択肢も提案しました。

20180303215125-ccf9aea3d5398f4ab568cc0f253f88360c16196d.jpg

20180303215106-899a6fb6214b5be53e912da2fc0d1892672e9ce7.jpg

20180303215114-dfadabbaf6deb4d930763c0586b89586b8b35868.jpg


最後に披露されたのは、患者が手術を受けるために医者からクイズが出題されるという設定のコント。
これを見た石田は「今、作家さんにネタをお願いして、医者のコントを書いてきたら、まず読みません。そういうのは山ほど作ってきているので、いまさら医者のコントをするのも恥ずかしいですね」と手厳しく批評します。
医者側の「私、失敗しないかもしれないので」というドラマ発の流行語をもじったセリフについても、経験上、セリフの意味がわからない芸人=面白くない芸人とのレッテルを貼られる恐れがあるとの理由で、「流行りもののワードは、なるべく頼らないように」とのこと。

20180303215113-6cbc1c32e0d8033b637a2fa1baeb1ea6e286bc7f.jpg


台本片手にとはいえ、即興でネタを演じたNSC生について石田は、「みんなお上手ですね」と感心。その一方で、「顔だけ見たら身長ありそうやのに違和感が...」「酔っ払って見たら、溝端淳平くんに見えるかも」「こんなに漢字が読めないアホがまだ残ってる(笑)」といじり、笑いを誘う場面もたびたびありました。

20180303215121-b5cab06e11a02129da22376e787b365432ea3827.jpg


こうして2時間半にわたり、計16本のネタを添削し終えた石田。
「作る側にとってもいい経験になったんじゃないかと思いました。やってみると、こんなに理解って遠いよねって、自分の想像と相手の理解が一番難しいので、そこらへん努力するとよりよくなるんじゃなかろうかと思います」と総評を述べます。


そして「会話を成立させる」「一人に長くしゃべらせない」「長ゼリフにするなら、長ゼリフになる理由を作らないと、尺が持たなくなる」といったポイントを改めて挙げ、「そういうことを心がけてもらえると、よしもとが安泰になりますので(笑)、みなさん、よろしくお願いします」とのエールで、今回の特別授業を締めくくりました。

20180303215113-fe96125f152207dc1e37a0ce7b19bb95ae0eacda.jpg


来期2018年度のNSC・YCC生徒を募集中!
現在、よしもと総合芸能学院(NSC)/よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)では2018年度4月入学生の入学受付中! 
よしもと総合芸能学院(NSC)は1982年に大阪校が開校して以来、名だたるタレントを輩出。YCCも構成作家や、テレビ・映像制作、デジタルコンテンツ制作を目指す人にとって、充実した環境で勉強できる場となっています。
冬の47都道府県 NSC/YCC合同学院説明会も開催中。


また、2018年4月に開校する沖縄ラフ&ピース専門学校は、マンガコースとCG・アニメコースからなるクリエイティブ学科、パフォーマーコースとプロダクションコースからなるパフォーミングアーツ学科を用意。入試はなく、入学資格を満たしていれば誰でも出願できる間口が広い学校です。


詳細はNSC公式HP、YCC公式HPでご確認ください。


【NON STYLE】【石田明】