著書『部屋の角には神様がいる! Love Me Doの5分で簡単引き寄せ風水』を刊行したLove Me Doへインタビュー!「掃除はしなくていい。汚部屋でもいい」その真意とは!?
Love Me Doによる著書『部屋の角には神様がいる! Love Me Doの5分で簡単引き寄せ風水』(宝島社刊)が現在、絶賛発売中です。
情報番組『王様のブランチ』(TBS系)の人気コーナー「風水キャッツアイ」にて数々の風水を紹介しているLove Me Do。本作は、5分で簡単に運気を引き寄せられるマル秘テクニックに加えて、6つに分けられた神様のタイプ別で運気をさらに呼び込む方法が書かれた1冊です。
今回は、著者であるLove Me Doにインタビューを敢行。本の中に書きたかったけど書けなかったこと、風水との出会い、風水の仕組みなどについて語ってもらいました。
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――さまざまな占いを会得しているLove Me Doさん。今作で扱っているのは風水ですが、その面白みは、どんなところにあると感じていますか。
「占いでは優先順位として、1に"宿命"、2に"運命"、3に"風水"、4に"陰徳"、5に"努力"と考えるんです。生まれるとき、人は親も名前も場所も選べない。この地に生まれたらこう生きるしかない"宿命"もあるけど、"運命"という自ら切り開けるものもある訳ですよね。で、運を掴むためにどうすればいいのかを考えると、環境を変えることが必要になるんです。風水っていうのは、運を掴むために環境を変える手助けになるもので」
――環境の変化が、運を変える分かれ道になると。
「そうですね。よくパワースポットに行くといいとか言われますけど、風水を駆使して自分の部屋をパワースポットにしてしまえば、よそへ行かなくても幸運体質になれるよっていうことを、この本に書きました。ただ、風水でいいかたちをつくったとしても、それだけじゃダメで。風水で部屋を整えることはもちろん、そこに今年の運気を取り入れることでより効果が上がるんですよ。新宿で喩えるなら線路を挟んで東口や西口、南口などありますよね。昔は東口にある歌舞伎町のほうが栄えていたけど、最近は逆側のほうが注目されてるでしょう?」
――南口には、バスタ新宿やNEWoManができて話題になりましたね。
「時代によって、運の流れは変わっていくんです。この本では"神様"という喩えで6つの分類しているので、自分の当てはまる"神様"と基本の風水を一緒に用いて運気を上げてもらえたらなと。そこは、他の風水本にはない特徴だと思います」
――そもそも、風水はどんなふうに勉強されたんですか。
「中国で学んで来た先生方から教わりました。中国にいる師匠のところへ行くと、初級、中級、上級までは高いお金を払えば教えてもらえるんですけど、その上にある奥伝、秘伝は師匠と親睦を深めないと教えてもらえなかったみたいで。そこまで学ぶのは、かなり大変だったらしいですよ。ほかにも2人くらいに教わって、自分で体験して失敗したり、わざと凶方位へ引っ越してみたりもしながら学んでいきました。......今、日本にある風水って、実は中国独自のものではないんですよ。日本独自の家相に掃除がくっ付いて"風水"と呼ばれてますけど、本来の風水には掃除のことなんて一切書いてないんです。風水=掃除っていうイメージが付いちゃってるせいか、この本を読んでくれた方から『掃除しようと思いました』っていう感想をよくもらうんですけど、掃除なんてしなくていい。だって、汚部屋でもいいんですから」
――え、掃除しなくてもいいんですか!?
「部屋が汚くても売れてる芸人さんって、いっぱいいるでしょう? 森三中の黒沢(かずこ)がそうだし、渡辺直美もそう。物が捨てられない人っていうのは、愛が欠けてる人なんです。寂しいから、物を置いておくので、そういう人は物を持っていることがエネルギーになっていくから掃除しなくていいんです。掃除しなきゃいけないのは、部屋の角だけ。床にゴミを置いたままにしているのは確かによくないですけど、角さえウェットティッシュでサッと拭いてキレイにしえおけば、運気は上がります。想像してみて欲しいんですけど、玄関を開けると風が入ってくるじゃないですか。風に乗って運ばれて入ってきた縁や運がそこに溜まっていくんですけど、角が汚いとその縁や運が活かされないんです」
――部屋の角だけ掃除すれば大丈夫というのは、ちょっと驚きです。
「もっと言うと、ほかの人が目を向けないところに気付けるようになると、運気もやってくるっていうことですよね。角だけ掃除して、あとは本に書いてあるアドバイスをできるところから実践してもらえたら。南向きに一度寝てから北向きに寝るといいとか、本に書いてあるアドバイスをやってみてください。この本自体、表紙にある黄金のリンゴも、不老不死を表す幸運のモチーフ。購入してくれるだけでも、幸運がやってくるかもしれないですね(笑)」
――占いと言えば、信じる信じないみたいな話に必ずなるじゃないですか。「後付けでしょ?」とか「科学的ではない」とか実際、言われると思うんですけど、占い自体をどんなふうに捉えていますか。
「科学はデータや統計ですけど、占いは運命学。運命は科学で計算できないものだから、データや統計に寄せてはいけないんです。占いは統計だという人たちも中にはいて、生年月日だけで占う算命学という手法を用いている人達はそうなんですけど、四柱推命はそうではない。それに、データや統計で考えてるっていうことは外れる可能性があるじゃないですか。スポーツだってデータは取ってあるけど、データ通りにやったから勝てるっていうものじゃないでしょう? 例えば、サッカーの試合でどっちが勝つか、解説者たちは当てられない。totoの予想も解説者のみなさんより当てているのは、私です! あと、スポーツ選手って試合後のインタビューで『運がなかった』ってよく言ってませんか?」
――言ってますねぇ。「運がよかった」という言葉もよく聞きます。
「平昌五輪のモーグルで銅メダルを獲った原(大智)選手も『雪の固さが、僕に合うものだった』って言ってたでしょ? ジャンプの選手たちも『いい風が吹いた』って。いくら天候を事前に計算しても、飛ぶ瞬間にどういう風が吹くかは当てられない。データって、そういうものなんですよ。けど、占いは運命学だから、占い師はそのとき、その人にどんなことが起こるかを、運命から占いから導くことができるんです」
――運命学というのを、もう少しわかりやすく教えてもらってもいいですか?
「大失恋をしたあとに、すぐ結婚する人っていませんか?」
――あぁ、いますね。
「いいことと悪いことは、交互にやってくるんですよ。マイナスとプラスって交互にやってくるものなので、運っていうのは助けてほしいと思ったときに来るものじゃない。運はあまのじゃくで、コントロール不可能なものなんです。そんな運をどうにかかたちにして呼び込もうとするのが、風水だったり、占いだったりするんです。例えば、この本に書いていることで言うと、黄色いものを西に置くと財運がよくなるとかがそうですね」
――黄色いものを西に置いたほうがいいというのは、統計に基づいたものではないんですか?
「理屈と理論です。占いはすべてそれで成り立ってるんだけど......どこから説明したらいいかなぁ。(と言いながら、ホワイトボードへ向かって)五行ってわかりますか? 木、火、土、金、水ってあるんですけど、木を燃やして火がついて、火が灰になって土に戻って、土の中に金が埋まっていて、金についてる水滴で水が出て、自ら生命が生まれるっていう循環を表してるんですね。色では、木は植物なので青や緑、太陽を浴びない水は黒、火は赤、金は白で、土は黄色や茶色で表して。で、木にとって養分を吸う土、水にとって吸収する土、水によって消される火、金を溶かす火、斧とかに使われる金で切られる木......というふうに、1つ飛ばしで相反する関係性になるんですけど、財運っていうのは自己管理を意味する土で表されるものなんです。さらに、五行と易が合体してできた陰陽五行論で方位を表すと、北は太陽の光を浴びないので水、太陽が昇っていく東は木、太陽が昇り切った南は火で、西は太陽が沈んでいくので金で表されるんです。で、この金のエネルギーを高めるためにはどうすればいいかというと、土のエネルギーを取り入れる必要があるので、黄色いものがいいということなんです。......長々と説明したけど、よくわからないですよね?(笑)」
――確かに難しいですけど、理屈から成り立っていということは理解できました。
「私のブログに書いているその日のラッキーアイテムも、この方法で決めてます。突飛なことを書いてるので信じられない人もいるとは思うんですけど、適当なことを言っているわけではないんですよ」
――では、どんな人にこの本を読んでもらいたいですか?
「何かを変えたい人、運を得たい人に読んでもらえたら、幸せになれるんじゃないかなと思います。本に書いてあることを全部やらなくてもいいので、やれるところから始めてください。掃除もしなくて大丈夫! 角だけウェットティッシュで拭いてください。そういうほかの人が見ないところに気を配って、運を掴んでくださいね!」
【Love Me Do】
『部屋の角には神様がいる! Love Me Doの5分で簡単引き寄せ風水』
著書:Love Me Do
定価:980円(税抜)
宝島社