ゆりやん、YouTubeクリエイターと動画を制作!「コメディ プログラム ~ Women in Comedy ~ 」
2月15日(木)、東京・六本木YouTube Space Tokyoにて、 女性を応援するコメディ動画の制作「コメディ プログラム ~ Women in Comedy ~ 」にゆりやんレトリィバァが招かれ、YouTubeクリエイターとのコラボレーション動画が撮影されました。
「コメディ プログラム ~ Women in Comedy ~ 」は、 YouTube Spaceが女性を応援するコメディ動画の制作支援を行うもので、世界7ヶ国8都市で実施されています。
その一環として行われた今回の撮影では、ゆりやんレトリィバァが招かれ、コラボレーション動画を撮影。ゆりやんとYouTubeクリエイターとの初のコラボレーション作となる今回は、学校の教室のセットでゆりやんが先生役として生徒役のクリエイターであるおるたなさん、くまみきさん、奈良岡にこ、プリンセス姫スイートTVさん、無駄づくり、めがねっとわーく。さん、るなりおさんらと女性視点での"学校あるある"、"お仕事あるある"などについて話す動画が撮影されました。
動画の撮影終了後、ゆりやん、YouTubeクリエイター・奈良岡にこ、同じくYouTubeクリエイター・"無駄づくり"こと藤原麻里菜の3人にそれぞれ感想を伺いました。
今回の撮影で初めてMC役を務めたというゆりやん。「普段はボケたい時にボケても全部周りの先輩方に丸投げでおまかせしてたんですけど、今日はMC役をやらせていただいて、『誰が回してんねん』って(笑)。普段「いろんな方に助けてもらってんねんな」って改めて思いましたし「今までなんてMCの人が面白くしてくれてはったんやろ」とも思いましたし......、すごい経験をさせていただきました」とMCを務めた感想を話します。
テレビのバラエティ番組の収録とは違い、時間をあまり気にすることなく、自分たちの尺でやりたいことができるのがYouTube動画のいいところだと思ったんだとか。また、奈良岡にこ、藤原麻里菜とはNSCの同期でもあるそうで、大阪と東京と離れていたため、面識はなかったそうですが、こうして撮影の現場でYouTubeクリエイターとなった2人に会ってみて「同じNSCに入ってた人でも、いろんな違う道があって面白いなと思いました。同期って言われて心強かったです」と、今日の撮影を振り返ります。
「コメディ プログラム ~ Women in Comedy ~ 」というテーマについては、「女芸人ということで目に留めていただいて、それが女性を勇気づけることにつながるのであればありがたいなと思います」と活動に賛同するゆりやん。「YouTubeって世界中で見られるものなので、そこに動画を上げることによって世界中の人に見てもらえるチャンスが増えるというのはええなぁと思いますし、私は映画を撮るのが夢なので、そういう感覚で、もうちょっと手軽にできるのがYouTubeなんかなって思うし、今のうちにいろんなアイデアをYouTubeに上げといて、最終的に映画がその集大成になることもあるんかなと思ったら夢が広がりますね」と、今後についても思いを馳せるゆりやんでした。
続いて、普段は購入品を紹介するなど身近なテーマの動画を上げることが多いというYouTubeクリエイター・奈良岡にこ。大人数での撮影はあまり経験がないという奈良岡は、「大丈夫かなぁと思ってたんですけど、やってみたら『やっぱYouTuberすげえ!』って思いました(笑)。あたりまえですけど、みなさんおしゃべりもお上手ですし」と、撮影を振り返ります。
最初は今回の撮影をやりたくなかったという奈良岡。その理由を「最初から"コメディ"って掲げられるとハードルが上がっちゃうから(笑)」と話しますが、いざやってみたら楽しく撮影できたそうで「セットがすごくしっかりしていて、『大人すげぇ』って思いました」と笑顔で語ります。ゆりやんについては、「NSC時代に会ったことはなかったんですけど、当時から『すごい』っていう噂は聞いていて。やっと会えて嬉しかったですけど『ヘンな人だなぁ』って思いました(笑)」と今回初めて共演した同期についての感想を語る奈良岡でした。
同じくYouTubeクリエイターの"無駄づくり"こと藤原麻里菜は、これまでにもコラボで動画を作ったことは何回もあるそう。ただ、今回のような「女性を応援するコメディ動画」をテーマに動画を撮影するのは初めてだそうで、「結構バラエティ番組っぽいというか、普通のYouTubeで作る動画とはちょっと違った感じがあって面白かった」と撮影を振り返ります。
普段は"無駄づくり"というチャンネルで無駄な工作を色々作っているという藤原。最近では「"インスタ映え台無しマシン"っていうのを電子工作で作りました。インスタ映えするような写真を撮ろうとするとカメラのフレームに指が入るっていう(笑)」と話し、さらに「今回のコメディプログラムで支援してもらって作った動画も"インスタ映え台無しマシン"をテーマに作らせてもらって。『インスタ映えは社会問題になる』とか『インスタ映えによって生態系が乱れる』っていうニュース番組風の動画を作りました」と笑顔で語っていました。
動画撮影終了後は、同じくYouTube Space Tokyoにて、共演者以外にも多くのYouTubeクリエイターが招かれ親睦を深める場が持たれたのですが、その中のプログラムのひとつとして、特別ゲストにゆりやんを迎え、トークショーが行われました。
登場するなり、「どうも、広瀬すずです」と自己紹介をし、笑いを誘うゆりやん。直後に「すみません、広瀬すずではありません。長澤まさみです」と改めて自己紹介し直します。
「仕事のモチベーションはどうやって保っていますか?」と聞かれると、「よく男芸人に『女芸人は何をモチベーションにしてんの?』って聞かれるんですけど、自分でも謎で(笑)。男の芸人さんってめっちゃモテるんですよ、そんなにカッコよくなくても。だから『モテたい』っていうのがモチベーションになることが多いと思うんですけど、女芸人ってモテないんですよね(笑)」と自虐を交えながら話します。
とはいえ、昔はモチベーションになることがあったようで、「子どもの頃はモーニング娘。に憧れて、アイドルになりたかったんです。でもだんだん『アイドルってカワイイ子しかなれへんねんや』ってことがわかってきて、それならお笑いも好きやから芸人はどうやろ?と思って」芸人への道を目指したというゆりやん。「中学のとき、この見た目でギャルのグループに入ろうとしてイジめられたんです(笑)。だから芸人になって成功して、当時自分をイジめてた人を見返してやろうと思って」と、最初はその思いがモチベーションになっていたと話しますが、「つい去年まで(笑)」と、わりと最近までそう思っていたことを明かします。
しかし、去年の『R-1ぐらんぷり』前、「毎晩悪夢ばっかり見て、『優勝しなかったら仕事がなくなる』と思ってプレッシャーがすごかったんですけど、先輩に『そんなに気負わなくてもいいんじゃない? ライバルが大成功したとしても『悔しい』とか『見返したい』とか思う必要もない。自分ががんばれば、ライバルが成功してようがしてまいが自分も成功できるし、逆に自分ががんばらなかったらライバルが失敗してても自分も成功できないと思うよ』と言われて、自分がやりたいことを表現することの方が大事だったと思ったんです」と考え方が変わったことを明かしますが、すかさず「......全部ウソなんですけど(笑)」と打ち消し、笑いを誘っていました。
他にも、忙しくて飲みに行けない時は電話をすることでオンオフの切り替えをしていることや、筋トレにハマっていて、急に腕立て伏せをしたりすることなど、知られざるプライベートでのエピソードを明かしたり、ネタ作りについて、締め切りに追われて焦っているときに、日常に感じたことからヒントを得て思いつくことが多いことなど、YouTubeクリエイターであるお客さんにも参考になるようなことをどんどん話すゆりやんに、観客席のクリエイターたちも興味津々な様子で聞き入ります。
今後やっていきたいことを聞かれ「R-1優勝」や「映画を撮って、アカデミー賞にノミネートされたい」などの野望を話し、新ネタもチラッと披露するなど、大サービスでトークショーを終えたゆりやん。最後に、YouTube クリエイターとの質疑応答の時間が設けられ、そこでもひとつひとつの質問にていねいに答える姿が印象的でした。
【ゆりやんレトリィバァ】