藤崎マーケット・トキ&ゆりやんの衝撃キスシーンも!即興芝居で演技力を競う「ドキドキ☆アドリブ物語 episode2〜漫才劇場で白紙なのは誰だ!?〜」
3月11日(日)、よしもと漫才劇場にて、「ドキドキ☆アドリブ物語 episode2〜漫才劇場で白紙なのは誰だ!?〜」が開催されました。昨年、道頓堀ZAZA HOUSEで行われ好評を博したイベントが、いよいよ漫才劇場に上陸。トットをはじめとする劇場メンバーに加え、藤崎マーケットと吉本新喜劇・今別府直之らも参戦し、持ち前の演技力でアドリブ芝居に挑戦しました。
MCを務めるのは、ヒガシ逢ウサカ・高見。さっそく挑戦者の今別府、藤崎マーケット、トット、アインシュタイン・稲田、プリマ旦那・河野、ヒガシ逢ウサカ・今井、清友、ゆりやんレトリィバァを呼び込みます。今別府は「ちょっと緊張しています」と硬い表情。リラックスさせるべく、トキが乳首をさわり、おなじみのギャグを発動させます。
続いて高見がルールを説明。挑戦者は決められたシチュエーションに沿って、封筒の中身に書かれた配役でアドリブ芝居を行います。ただし、5人中1人だけ、封筒の中に白紙が入れられており、それを引いた人は、他の人とかぶらないよう自分の役を探して芝居に参加しなければなりません。終了後には、誰が白紙だったのかを互いに推理。誰にも見破られなければ白紙の人に10ポイント、見破った人には5ポイント、さらに演技力がいちばん優れていた人に20ポイントが与えられます。
くじ引きでグループ分けが決定し、まずはトキ、桑原、河野、今井、清友のAグループが「野球部の部室」というシチュエーションで芝居にのぞみます。
誰が白紙を引いたかは、観客にだけそっと挙手で発表。今回はトキが"役なし"!
甲子園を目前に、予選決勝で敗退してしまった野球部。夕暮れの部室には、桑原の清友の姿が...。落ち込む桑原をキャピキャピのキャラで励ます清友。どうやら部員と女子マネージャーのようです。続いて部室にやってきたのは河野。登場するなり泣き崩れ、エラーしてしまったことを詫びますが、激しすぎる泣き演技に、桑原と清友は笑いをこらえ切れません。
部員たちの頑張りを讃えつつ、河野のミスはネチネチといじる監督・今井。そして最後に「あの〜」と現れたトキは、「先ほどの試合の主審です」とあまりにも不自然な自己紹介を。曰く、ビデオ判定の結果、ファウルが実はホームランで、勝敗がひっくり返り、甲子園出場が決まったとのこと。大喜びしながらも、「なぜ主審がわざわざ伝えに来たのか?」など疑問が炸裂し、部室は不穏な空気に...。
と、ここでタイムアップ。シンキングタイムでは、既に4人ともが「白紙=トキ」と確信している様子。
トキは「河野が泣きすぎていた」と矛先を向けますが、問い詰められるたびしどろもどろになってしまいます。結局、トキのみが河野を挙げ、あとの4人はトキが白紙と推理。正解の4人には各5ポイント、そして熱演が評価された河野に20ポイントが与えられました。
Bチームは、「立てこもり事件」というシチュエーション。今別府、田崎、多田、稲田、ゆりやんが挑みます。白紙を引いたのは多田。果たしてどんなドラマが展開するのでしょう。
舞台上では、人質・ゆりやんを銃でおどす犯人・今別府に、警察官・田崎が必死の説得を試みています。今別府の要求「死んだ母親に会わせろ」に客席は爆笑! そこに幽霊となった母・稲田が化けて出ると、あまりにぴったりな配役に、またしても大きな笑いが起こります。
遅れて登場した多田は"犯人の父"を自称。幽霊の母がウロウロ漂うなか、実は父と息子が共謀して母親を殺したことが発覚!? クライマックスでは、実は犯人の元恋人だったゆりやんが、とっさに銃を奪い決死の行動に。絶体絶命の状態を、最後は幽霊・稲田のマジカルパワーが救い、一件落着となりました。
舞台袖で多田の様子を観察していたという稲田は、その落ち着きのなさに疑惑の目を。田崎は今別府が舞台上で見せたさまざまな奇行を怪しみます。
最終的には、田崎、ゆりやん、稲田が多田の白紙を当てて、5ポイント獲得。熱演賞は今別府に贈られました。
イベントは後半戦に突入。再びグループ分けを行い、Cグループは、田崎、桑原、多田、稲田、河野の5人に。シチュエーションは「手術室」。ここからは、観客にも白紙が誰かを明かさず芝居がスタートします。
手術室では、日本で初めての先端医療手術が行われている模様。田崎、桑原、稲田が手術を担当しています。患者に対して悪態をつき続ける稲田、家のカギをしめ忘れたのではないかと心配する桑原など、一筋縄ではいかない医師たち。「メス」の言葉に反応してサポートしているところを見ると、多田はどうやら看護師のようです。
そこへ現れた河野は、「執刀医は私だ」と激怒! しかし、自称「肛門科の天才医師」田崎ら3人は手術をやめようとせず、大混乱に...。さらに稲田が患者に恨みを抱いていることがわかり、殺人事件へと発展したり、田崎が謎の治療法で患者の命を救ったりと、ドタバタ劇が繰り広げられました。
芝居後、疑惑の目が集まったのは河野。芝居中「何科ですか?」ときかれて答えられないなど、確かに怪しい部分がありました。しかし、「カギをしめ忘れたのではないかと心配する外科医」とひとりだけ役柄のテイストが違う桑原も怪しい、との声が。
各人の推理にばらつきが出るなか、白紙が多田だと明かされると、メンバーはもちろん観客からも驚きの声が。河野だけが多田の名前を挙げており、5ポイント獲得。熱演賞は稲田となりました。
最後の芝居となるDグループは、今別府、トキ、今井、清友、ゆりやん。シチュエーション「夜の学校でkiss」が発表されると、場内騒然となります。同窓会帰り、盛り上がったまま夜の学校に寄った5人。今井は女性、今別府とトキは男性のようで、楽しそうに談笑しています。そこに加わった清友は、口調からして当時の担任教師。さらに、学級委員をしていたというゆりやんが現れ、みんなで「起立、礼」をやってみるなど思い出話に花が咲きます。
ところが、トキが突然暗い表情で、当時いじめられていたことを告白。しかも本人は自殺しており、トキはその双子の弟であると明かされます。いじめの首謀者は誰なのか...クラスの人気者だった今別府、と思わせて、じつは優等生のゆりやんが気を引きたくてやらせたと発覚!? シリアスかつホラーな展開で、キスシーンにはつながらなさそうですが...?
ここからトキの見事なハンドリングで、当時の思い出を胸に、好きだった彼の弟とキスをする、という流れに。トキとゆりやんの熱いキスシーンに、客席からは歓声と悲鳴が上がります。
ここで芝居は終わらず、何故か告白合戦に突入。なんとトキは今井、さらに清友ともキスする羽目になってしまいました。
芝居を終え、放心状態の5人。シンキングタイムでは、「もう誰でもええわ!」との声も上がります。
清友は「女の子は普通、ひとりでは?」と設定上の疑問を投げ掛け、今井かゆりやんのどちらかが白紙だと推理。今別府は「後半に出てくる人が怪しい」と清友、ゆりやんに疑いの目を向けます。しかし、白紙だったのは誰にも疑われなかった今別府! またまた客席から「エーッ!」と驚きの声が上がりました。
熱演賞も今別府が獲得し、見事、総合チャンピオンに! トキは「オレ、キスしたのに...」と悔しそうにつぶやいていました。
エンディングでは、優勝した今別府にご褒美のキスを!との話が持ち上がり、今井が名乗りを。しかし、今別府は河野を逆指名! そこへ稲田が割って入るなど舞台上はカオスと化し、結局、今別府は「次回まで取っておきましょう!」と断固拒否を貫いていました。
【今別府直之】【藤崎マーケット】【トット】【アインシュタイン・稲田】【プリマ旦那・河野】【ヒガシ逢ウサカ】【清友】【ゆりやんレトリィバァ】