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2018年3月15日 (木)

芸人と文化人が少子化問題&東京オリンピックに鋭く斬り込む! 面白くてタメになる『オモ論議Vol.2』レポート

3月6日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『オモ論議Vol.2~笑って学べる言葉のコロシアム』が開催されました。

こちらは、芸人たちがお笑いの枠を超えて文化人たちと社会問題などを徹底的に深く、鋭く、面白く論議するトークイベント。大雪に見舞われたという1月開催の初回に続き、2回目となった今回も、高学歴芸人たち&さまざまな世界に精通した文化人が集まり、白熱した展開となりました。

まず、ステージに登場したのは、MCを務めるあべこうじ&門脇佳奈子。MCに呼びこまれて、初回にも登場したというランパンプス&コンビそろって大卒の田端藤本が登場します。
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ランパンプスの寺内は小中高の教員免許と保育士の免許を持ち、田端は立命館大学、藤本に至ってはあの東大を卒業したという頭脳派の芸人たちが集まる中、ランパンプスの小林は「高卒です!よろしくお願いします」と笑顔で語り、会場の笑いを誘います。
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その後、幅広いジャンルから様々な文化人たちがステージに集結。
メンバーは第1回にも登場した家庭問題研究家の池内ひろ美さん、オタキングこと岡田斗司夫さん、バイオリニストの山瀬理桜、美容皮膚科医の西川礼華さん、元アナウンサーで作家の石井貴士さん、弁護士の竹森現紗さんと、いずれ劣らぬスゴイ面々です! 
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今回のライブは、最新ニュースや今話題のトピックについて切り込む「気になる時事NEWS」と、1つのテーマについて徹底的に討論する企画の2部構成。
第1部で最近、気になったニュースを聞かれた藤本は「アジアの大学ランキングで、東大がまさかの8位に転落。「今日、僕ががんばってなんとか取り戻したい」と大真面目に語ると、会場から笑いが起きます。
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テーマとなった時事NEWSは「少子化問題」。
美容皮膚科医の西川さんは医学的な立場から「晩婚化になり、35歳以上の高齢出産が増えている。男性不妊なども多いことは大きな問題」と語ると、前の仕事の都合で遅れてやってきた相席スタート・山﨑は「私も年齢的(35歳)に友人とかと卵子凍結が話題になったり、実際調べちゃったりしますね」と告白します。
岡田さんは「少子化って国の問題なんだけど、子供を産むのは個人の問題。産めば得する社会じゃないと、出生率は増えていかない」と話すと、池内さんも「確かに、日本は子育てって素晴らしいという文化を失ってしまっている」と切々と語ります。
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白熱する中、田端が「山添(相席スタート)がまだ始まって一言も話してませんが......」と鋭く指摘。MCのあべは「山添さんには次のテーマで存分に話してもらいましょう。テーマは東京オリンピックです! どう思いますか?」といきなりのムチャ振り。満を持してまわってきたチャンスに、山添は「......交通が渋滞しそう」とポツリ。まわりから「コメントうっすぅ!」とツッコまれていました。
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ちなみに、名だたる文化人たちの意見としては「オリンピックイヤーに長野でアナウンサーをしていた。オリンピックが終わった後、人が急に来なくなるなどの問題もある。オリンピック仮想通貨を発行したらいいのでは?」(石井さん)「羽田のコーヒー店で、ソールドアウトも言えない店員さんがいた。英語教育がまだまだ。そのあたりの対策が急務」(山瀬)などの意見が出ていました。
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盛り上がりを見せる中、第2部に突入します。
「徹底討論! 是か非か」という企画で、池内さんによる「とりあえず結婚」についての講義を聞いて、その考え方やシステムが是か非かチームに分かれて討論をするという内容です。
まず、池内さんから「結婚が減っている」現状について、様々な面から説明がなされます。
「恋人はいない。でも結婚したい」という自己矛盾を抱える現代について、「白馬の王子様を待っていないで、とりあえず結婚しないとダメ」と断言して「そもそも結婚が減っているのは、相手のいいところを見ようとしない。もっと褒め合わないと」と話します。
その後、藤本と山瀬がお互いを褒め合うという展開に。山瀬から「ハンサムだし、すぐに政治家になれそう」と言われ、まんざらでもない藤本でしたが、石井さんから「ハンサムはよくない。だって、そんなハンサムではないから」とバッサリ斬られ、「ちょっと!なんてこと言うんですか! こっちもわかっててやってるのに!」と抗議していました。
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とりあえず結婚したほうがいいという意見について、賛成派だったのがランパンプス・寺内。「もともと僕は同じようなことを思っていて。高校時代の同級生に、いきなりLINEで『結婚しよ』って送ったことありますから」と驚きの告白を。「えっ? 元カノとかでなく、ただの同級生にいきなり?」とあべに聞かれても、「はい、そうです」と平然と答えた寺内。石井先生は「それでいいんです! もっと言えば、その人に断られた後もほかの人にもどんどん送るべきだった」とお墨付きをもらっていました。
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反対派にまわったランパンプス・小林は「30歳を前に、2年間付き合っていた彼女と別れたんです。自分が家庭を持つことが、その当時は経済的にも無理だなと。だけど、彼女をその状態で待たせてはダメだと思ったから、別れを選んだ。そんなに簡単にとりあえずって、後先考えずに結婚できない」と自らの経験を語ります。すると、賛成派にまわっていた岡田さんから「それは2年間買っていたペットを可哀想だからと捨てるのと一緒! やさしいフリして言うな!」と一刀両断! うますぎる切り替えしに会場からは大きな笑いが起きていました。
ちなみに、賛成派の竹森さんからは「とりあえず結婚してもいい。けど、婚前契約だけはしっかりと。結婚は生活ですから、しっかり話し合っておかないと、あとで揉めます」と弁護士らしい意見も飛び出しました。
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この討論は大いに盛り上がりましたが、最終的に会場のお客さんの拍手の量で判定を決めることに。結果は接戦でしたが若干「賛成」が多数ということで、賛成側の勝利に。
1部2部を通して、白熱した今回のライブ。最後に、MCのあべから「では、今日のライブの総括を山添、お願い!」と振られた山添は「真正面から少子化やオリンピックに向き合ったことなかったので、非常に有意義でした」としたり顔で述べましたが、あべから「やっぱりコメント、薄い(笑)!」とツッコまれ、最後は笑いで締めとなりました。
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