よしもと芸人と文化人たちが徹底的に討論するトークの新企画『オモ論議 ~笑って学べる言葉のコロシアム~』が大阪で初開催!
3月15日(木)、よしもと芸人がお笑いの枠を超えて、文化人たちと今話題のトピックについて徹底的に論議するトークの新企画『オモ論議 ~笑って学べる言葉のコロシアム~』が道頓堀ZAZA HOUSEで開かれました。
1月22日、3月6日に東京で開かれ、今回は注目の大阪初回公演。MCを浅越ゴエ、アシスタントをつぼみ・吉岡久美子が務め、芸人からは藤崎マーケット、学天即、トットが登壇しました。よしもと所属文化人は足立基浩(和歌山大学教授)、角田龍平(弁護士)、竹原信夫(ジャーナリスト)、田中美絵子(元衆議院議員)、中野寛成(元国務大臣)、畑山博史(ジャーナリスト)が登壇。芸人とともに、議論を深めました。
公演は二部構成、第一部はテーマ別トークを展開しました。会場の道頓堀ZAZA HOUSE界隈は昼夜を問わず、外国人観客でごった返しています。芸人たちにとってもおなじみの光景である「大阪インバウンド」というテーマでは、交際問題から身近な疑問まで幅広い視野で語られました。
その前に、さあこれから白熱した議論が始まろうとしたその時、トット・多田が「インバウンドって何ですか? なんで大阪なんですか」と素朴な疑問を。芸人出演者の中でも群を抜いて知らないことが多い多田に、中野さん、畑山さんが分かりやすく解説。学天即・つくねも真剣な表情で耳を傾けていました。
関西圏でもアジアからのインバウンドが多い大阪。市場や飲食店は多くの外国人観光客で賑わっています。「外国人観光客は、今は多いけど、急に来なくなることはないのか?」とトキ。「そういうことは考えられない」と中野さん。その理由を分かりやすく解説され、トキも納得といった表情を浮かべていました。金沢在住の田中さんも「金沢もインバウンドが多いんです」と現状をご説明。それまでは関西圏の事例が多かっただけに、芸人たちも前傾姿勢で聞いていました。「インバウンドは国にとってプラスなのか?」と再び疑問を投げかけたトキ。中野さんは「経済的にもプラスです。各国との友好関係も有効に働いている」とご回答。それを踏まえて「海外旅行での観光は"体感治安"が一番大事と言われています。今後は、治安の問題をベースに考えていくことが重要」と展望も。まだまだインバウンドの勢いは続きそうな大阪、浅越が「インバウンドを意識したネタ作りも必要では?」と提案しました。それには芸人一同、大賛成。中国語での漫才や各国の言語で魅せる漫談など、「チャンスの宝庫だ!」と盛り上がりました。
第二部では「日本の未来は明るいか?」というテーマで、「イエス」と「ノー」に分かれて徹底討論。芸人、文化人も一緒になって意見を戦わせました。討論の前には中野さんによる「日本の未来を切り開くキーワード」をテーマにした講義もあり、熱心に拝聴。多田は「どこまで理解できているのか分からないけど...」と不安な表情を浮かべながらも、議論に参加。学天即・奥田は政治・経済など得意分野。積極的に意見を交わしました。また、藤崎マーケット・田崎やトット・桑原も日本の未来についての疑問などをぶつけ、討論に参加しました。
「日本の未来は明るいか?」という問題に「イエス」派と「ノー」派に分かれて議論をした結果、観客の皆さんに拍手でその支持率を尋ねました。すると、どちらも同じくらいの拍手となり、最後はつくねの提案で、「イエス」代表の中野さんと「ノー」代表のつくねが腕相撲で判定。中野さんの圧倒的な強さに完敗したつくねは、そのスタミナにも驚きを隠せない様子でした。
エンディングでは中野さんと観客の方とでの意見交換もあり、会場を巻き込んでの盛り上がりを見せた『オモ論議』。次回は5月9日(水)に道頓堀ZAZA HOUSEで開催します。ぜひご参加ください!
【浅越ゴエ】【つぼみ・吉岡久美子】【藤崎マーケット】【学天即】【トット】