アニメ芸人×舞台俳優の化学反応に期待高まる!『劇団アニメ座ハイブリッド』記者発表&座長を囲んでのスペシャル鼎談が実現!!
3月14日(水)、東京・六本木にて『劇団アニメ座ハイブリット~舞台俳優は伊達じゃない!~』の制作記者会見が行われ、若井おさむ、天津・向清太朗、R藤本、桜 稲垣早希、こりゃめでてーな・伊藤こう大、セブンbyセブン・玉城泰拙、キャベツ確認中、石川ことみらが出席しました。
「劇団アニメ座」はその名の通り、アニメ芸人たちが集まったお笑いユニット。アムロ・レイでおなじみの若井おさむが立ち上げ、2010年から定期的に公演を続けており、シンガポールやタイでの海外公演も行ってきました。
8年目となる今回は舞台俳優たちとタッグを組み、4月5日~8日で全7公演を展開。アニメ芸人×俳優が織りなす"ハイブリッド"がどうなるのか期待がふくらむ中での制作記者会見となりました。
それぞれのアニメキャラの格好で、登場した出演者たち。
まず、「今回の舞台の見どころは?」という質問に対し、座長の若井は「我々だけでやっているときはみんなあまり稽古が好きじゃないから、流す程度しか合わさなかったんです(笑)。でも、今回は俳優さんと一緒なので稽古も今まで通りとはいかない。なので、我々も勉強させてもらいたいし、こんな素晴らしい機会を与えてもらえて......『こんなにうれしいことはない』! すいません。これ、43話のアムロです」と早速、アムロ・レイのモノマネを見せます。
若井は続けて「劇団アニメ座は簡単に言えば、アニメキャラでコメディをやる。失礼かもしれないですけど、吉本新喜劇のアニメキャラバージョン版と思っていただけるといいのかなと。今回、ちゃんとお芝居をされている俳優さんと一緒ですから。我々も崩すところは崩して、芸人も俳優さんもお客さんも含め、会場全体で楽しい舞台ができればいいなと思っています」と意気込みを語ります。
次に若手俳優たちへの質問が飛ぶと、それにいち早く「そうですね~」と答えようとしたのが伊藤。まわりから「お前は若手俳優じゃないし!」とツッコミが入ります。
若手俳優陣は「今までは役作りをして稽古を重ねて、役をかためて本番まで持っていくという作業で舞台をやってきた。今回は先ほどアムロさんがおっしゃってた「崩していく」というのがとても楽しみ。全力でぶつかっていきたい(眞嶋さん)」、「芸人さんに面白さでは勝てない。僕らは逆に俳優という部分を色濃くしていけば、芸人さんたちとのコントラストも出て面白くなるのかなと思っています(田中さん)」と、それぞれ熱く意気込みを。そんな素晴らしい意気込みを聞いたキャベツ確認中・キャプテン★ザコは「......あんちゃんがた、すごい考えてんだな!」とコメントし、会場を笑わせました。
続いて、意気込みを話すのは芸人陣。『ONE PIECE』の主人公・ルフィに扮した石井は「ケガのなく、無事に公演を終えたい。そして、野郎どもとお酒を飲むのが今から楽しみです」と、エヴァンゲリオンのアスカに扮した稲垣は「今回、よしもとの現場と決定的に違うのが、若手俳優さんがたくさん=イケメンが多い! それだけで目の保養です」とコメント。声優の野沢雅子さんになりきった田島さんが「やっぱり、むけーさんの書くでーほんが......」と語りはじめると、「"向さんの書く台本"ね! ドラゴンボールの悟空の訛り方で言ってもわからないから(笑)」とまわりにツッコまれます。
スラムダンクの安西先生に扮した玉城は「俳優さんとやるのは緊張して僕もどうなるかわからないので、そういうときは僕もいっそ諦めたいと思います」とまさかの試合終了宣言し、まわりから「諦めたらそこで試合終了だろーが!」と総ツッコミを受けます。
カイジに扮した伊藤は「素晴らしい役者の方と一緒にやれるということで、ドキドキしてもう体が......『キンキンに冷えてやがる!』」とお馴染みの名台詞で笑わせました。
最後に若井は「これを機に全員で売れたらいいなと思っています」とまとめると、まわりの芸人も「チャンス、チャンス!」と声を上げました。
会見終了後、スペシャル企画として、座長の若井おさむをはじめ、初回から劇団アニメ座に参加している天津・向とR藤本の計3名による鼎談が実現しました。
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――2010年に初めての公演があってから、8年でここまで成長しました。
若井 もともと8年前に「アニメキャラの人間を集めて面白いことができたら」というところから始まったアニメ座。そのときから向さんもベジータも出ていて。まさかこんな六本木ヒルズで取材を受けることになるとは思っていなかった。一時は会社のほうからも「アニメキャラは版権などの問題からちょっと......」という時期もあり、続けられへんのかなと思ってたのにそれも乗り越えて。本当にヨシモトに入って良かったなとありがたいです。
向 ははは! まさかやな。
R藤本 このアニメ座を機に、いろんな活動に広がっているからな。今回、俳優さんも来たことで2.5次元にも広がってきているし、最終的には鳥山明先生を呼べるようにやっていくつもりだ!
――今回、向さんは脚本も担当されているそうですね。
向 一応、脚本・演出っていう立場ですけど。脚本は、全員おのおののキャラを背負っているのでそのキャラが楽しくなればいいなってことで。演出は、みんな自分自身で演出ができるのでそこに新たに演出が必要ない。団体芸というか、それを上手く見せられたらと思います。
若井 それぞれが力持っているメンバーが集まっているので俳優さんに入っていただいて、さらにいいものになるやろなと確信がありますね。
――さらに、今回は7ステージと過去最高の公演回数で。
若井 そうなんです。今までは基本1ステージで、あっても2ステだったものが、今回は7ステージですから!
R藤本 そうだ。思い出した。初期の公演で、2ステージあったとき、客もほとんど一緒だったから2回目の内容を変えまくったら、社員に怒られたことあったな。「邪魔するんなら帰れ」っていうセリフで、絶対に帰ったらダメなとこなのに、全員帰って。
向 あったあった! 一緒のところはウケないからと変えたら。とんがってましたよ、みんな(笑)。でも、今回はもっとバランスよく崩せるようになっていくのかなと。みんな8年経って、余分な脂が落ちたと思いますし。
――ハイブリットということもあって、7ステージもありながらも、チケットの売り行きも好調だと聞きました。
若井 すごいですよね。
向 いちばんのプレッシャーは、こんな金額でライブをやったことがないってところですよね。そこに、みんなが気づいてガチガチにならないように(笑)。あとは、若手俳優のファンの方が多いでしょうから、僕らがどんなことをするか知らない人が多いと思う。それが刺激になればいいですね。
若井 舞台とかのゲストで出たことがあるんですけど、めっちゃウケるんです。舞台を観に来られているお客さんってあったかい。だから、どーんとハネる笑い声を久々に聞けるんじゃないかなと。
R藤本 久々ってどういうことだ!
若井 とりあえず、お客さんに楽しんでもらえるように、こっちも頑張らなと思っています。
【若井おさむ】【天津】【向清太朗】【R藤本】【桜 稲垣早希】【こりゃめでてーな】【伊藤こう大】【セブンbyセブン】【玉城泰拙】【キャベツ確認中】【石川ことみ】
『劇団アニメ座ハイブリッド-舞台俳優は伊達じゃない!-』
日程:4月5日(木)~4月8日(日) 全7公演
会場:CBGK シブゲキ!! (東京・渋谷)
出演者:若井おさむ、天津 向、石川ことみ(4/5,4/8)、桜 稲垣早希(4/6、4/7、4/8②出演)、R藤本(4/8①は出演無)、キャベツ確認中、こりゃめでてーな 伊藤、セブンbyセブン 玉城、アイデンティティ(4/8①出演)
寿里、田中稔彦、眞嶋秀斗、溝口琢矢
<日替わりゲスト俳優>
4/5(木)橋本祥平 <19:00公演>
4/6(金)植田圭輔 <14:00公演のみ出演>
4/6(金)白又敦 <19:00公演のみ出演>
4/7(土)井深克彦 <13:00/17:30公演>
4/8(日)高野洸 <13:00/17:30公演>