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2018年3月25日 (日)

ロバート秋山が「現場はギスギスしていた」と証言!? 福原遥さん映画初主演作『女々演』初日舞台あいさつ

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 3月24日(土)、シネ・リーブル池袋で映画『女々演』初日舞台あいさつが行われ、福原遥さん、玉城ティナさん、矢倉楓子(NMB48)さん、小野花梨さん、齋藤美咲さん、福山康平さん、高野舞監督、そして秋山竜次(ロバート)らが登壇しました。

 テレビ放送局と吉本興業がタッグを組んで映画を制作する「TV DIRECTOR'S MOVIE」作品として制作された本作。高校最後の文化祭3日目に、演劇部の絶対的ヒロイン・ひかり(玉城さん)が突如退部。残された4人の女子(福原さん、矢倉さん、小野さん、齋藤さん)たちが、ヒロイン不在の中、お互いの腹を探り合うさまを描き出します。昨年4月の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」、そして昨年10月の「京都国際映画祭2017」でも上映され、今どきの女子高生たちの等身大のぶつかりあいをみずみずしく、かつ毒々しく描き出した内容で、好評を博しました。

 大勢の観客で埋まった会場内を見渡した福原さんは「今日はお越しいただきありがとうございます。やっと公開されたというか、一年前くらいに撮った作品だったので、やっと観ていただけるんだなと。ドキドキ、ワクワクしてきました」とあいさつ。さらに「本当に公開されたんですよね。自分にとってもこの映画は初主演作となり、不安な部分があったのでうれしいです。やっと公開されて、どんどんたくさんの方に観ていただける作品になったらいいなと思います」と付け加えました。

 また、役作りに関しては「最初に、監督から声を低くしてと言われて。言われた日から声を低くしていましたね」と振り返った福原さん。高野監督も「福原さんはかわいらしい印象が強かったので、その雰囲気をおさえるためにも低く話してほしいと。声がかわいくて、お顔もかわいいので、学園ナンバーワンではない、等身大でいそうな感じにしたかったので、ちょっと声を落としてもらいました」とその意図を明かすと、「違いますよ。声が高いからですよ」と照れくさそうな様子をみせる福原さんでした。

 そしてこの日の会場には矢倉さんのファンの方々も多数来場。矢倉さんが「短い時間ですが楽しんでいきましょう」とあいさつすると大きな声援が飛び交い、小野さんが「楓ちゃんってすごいんだなと、圧倒されています」と目をまん丸くさせるひと幕もありました。また、演劇部の絶対的ヒロインを演じた玉城さんは「わたしの撮影自体は短かったので、大丈夫かなと思っていましたが、(完成した作品を)観て、こういう風になったんだなと再確認しました。撮影は一年前でしたが、あっという間に公開した、という感じでしたね」としみじみ付け加えると、高野監督も「玉城さんは存在感がありましたね」と満足げな表情を見せました。

 さらに演劇部の顧問役のロバート秋山は「学校の先生の役をやりました。(撮影が)1年前ですから、時間が開いてしまいましたが。実は皆さんに内緒で、(プロデューサーとして撮影の)手配とかそういうものをやらせていただいて。やっとここまで来ました。本当に大変だったんだから」とボケてみせて、会場は大盛り上がりです。

 また、撮影中のエピソードについて質問された矢倉さんは、「わたしの髪型がオールバックで。澤穂希さんみたいな感じだったんで、鏡を観たときに『誰や!?』と二度見してしまった。普段は前髪を下ろして巻いてという感じが多かったので、男っぽい元サッカー部の役というのが自分とは正反対で難しかったですが。でもサッカー部で使う大きなかばんを持ったりしてうれしかったです」とコメントしますが、なぜか会場からはクスクス笑いが。秋山が「なぜか会場からはクスクス笑いが起きていますね」と指摘してみせると、「わたし、NMB48いちの王道アイドルですよね!」と反論。お客さまもクスクス笑いが止まらず。そんなやりとりに会場は大盛り上がりとなりました。

 また、劇中で、齋藤さんと福原さんが取っ組み合いのケンカのシーンがあったことを振り返り、「うれしかったのが、(福原)遥ちゃんがリハーサルでも本番でも本気でぶつかってくれたこと」と齋藤さんが語ると、福原さんも「お互いに本気でやりあおうねと言って。ガンガンやりあって楽しかった」と笑顔。しかし本作が女子高生同士のぶつかりあいを描いていることもあり、司会者が「女のうすっぺらいコメントと違うんですか?」とあおったり、秋山も「そういえば現場ではドロドロしていたかもな」と付け加えたりと、あたかも現場がギスギスしていたかの方向性に話を持っていこうとするひと幕もありましたが、しまいには福原さんも笑いながら「みんな仲良かったんだからやめてください!」とピシャリ。そんなやりとりに会場は笑いに包まれました。

 一方、ロバート秋山が、小便をするシーンの役作りについて熱弁するひと幕も。「どうおしっこをするかは悩みましたね。本気でしちゃいけないし。でも本当はあいつしてないんだろういなと思われてもいけないし。している感じの背中をいかにしてみせるか。いつも下半身に力を入れて過ごしていましたね」と明かし、会場は大盛り上がりです。

 そんな舞台あいさつもいよいよ終盤に。最後のコメントを求められた福原さんは「やっと公開されてうれしい気持ちでいっぱいです。この映画はすごく独特な世界観で、生々しくて。女の子ってこんなに怖いんだと思うかもしれませんが、その中にすてきな心を持っていたりします。1回だけでは物足りないと思うんで、1週間、毎日来てください!」とアピール。すると司会者から上映期間が2週間に延長されたとのアナウンスがあり、福原さんも「では2週間、毎日来てください!」と続け、会場を大いに沸かせました。

映画『女々演』はシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開中です。