湘南ベルマーレU15の選手がオムロンヘルスケアによるAED講習会を受講! 永島昭浩とげんき~ずも参加!!
3月27日(火)、神奈川・馬入ふれあい公園&柳島スポーツ公園にて開催中の『U15キリンレモンCUP 2018』に出場している5チームの選手達が、オムロンヘルスケア株式会社主催の『AED講習会』を受講しました。
1回目の会には、初戦でレアルマドリードU-15に2-2と引き分けた湘南ベルマーレU15の選手達が参加。ゲストとして永島昭浩、げんき~ずも出演しました。
オムロンヘルスケアスタッフより「永島さんは知ってますよね?」と話しかけられ、無言で首を縦に何度も振る選手たち。げんき~ずは少し緊張した様子の選手を盛り上げようと、大きな声で挨拶します。
元気☆たつやが「特技を見せよう。頭から空気を出します」と宣言して、親指を口に含んでふーーっと息を口の中に溜めて力むと、被っていた帽子が浮いてストンと落下。その瞬間、選手達から大きな歓声が挙がりました。
「AEDのこういった講習会を受けたことがある人はいますか?」の声に、挙手したのは3~4人。「サッカーでも、ボールが強く胸に当たれば、心臓が痙攣を起こしてしまうこともあります」と話して、スクリーンに公益財団法人日本心臓財団が制作したVTRを映します。
さまざまな状況で突然倒れて命を落としてしまった同年代の姿が映し出されると、真剣な表情で見入る選手達。オムロンヘルスケアスタッフは「命は大事ですよ、と説明するより、観ていただいたほうが伝わると思ったので観ていただきました」と話しつつ、「突然倒れた人に、勇気を出して声を掛けてほしい」と訴えました。
その後、心停止で倒れた時の処置の大切さを説明します。
救急車を呼んだとしても、現場に到着する約8分間で生存率はたった2%になってしまうとのこと。「先に行なわれた東京マラソンでも3人の方が倒れましたが、みなさん、元気に社会復帰しています。それは、救命スタッフが自転車でずっと見回りをしていたり、各所にAEDを置いたりと対策を整えているからです。心臓マッサージをすれば、6割が助かるというデータも出ています」と解説。また、心臓にショックを与えるAEDを使うことに躊躇う人も多いそうですが、「AEDはパットで心電図を図って、必要とあれば電気ショックが与えられるもの。心臓が動いている人に与えることはありません。ぜひ勇気を持って助けてください」と呼びかけました。
後半は、AEDを使うまでの流れを、実際にスタッフが実践しながら説明します。
まず、自身の身の安全を確認。倒れている人の両肩に手をかけて、段々声を大きくしながら「大丈夫ですか?」と声をかけます。「倒れている場合、マヒが出ている可能性もあるので、片方だけではなく両方の肩を。声は意識がある場合、いきなり大声で話しかけるとビックリされる可能性もあるので、段々と声をかけてください」と話しかけます。
その後、119番への連絡、AEDの手配、応援の確保などを近くにいるほかの人にお願いし、呼吸をしているかどうかを確認してから脳に酸素をおくるために心臓マッサージを開始。それでも、意識が戻らない場合はAEDを使用することになります。
選手達も、人形を使って心臓マッサージをやってみることに。「手の付け根で体重を乗せて押してください」との説明を受けて、3~4人のグループで1人20回、心臓マッサージのリレーを敢行します。オムロンヘルスケアスタッフが「これを8分間やり続けないといけない。1人では無理なので、応援の人が必要なんです」と話すと、1人の選手が肩で息をしながら「確かにきつい......」と呟きました。
講習会が終わっても、自主的に心臓マッサージの練習を行なう選手も。オムロンヘルスケアスタッフは「みなさんの勇気で、1つの命を救うことができます。今日、学んだことの全てを1年後まで覚えているのは難しいかもしれませんが、順序だけでも覚えていてください」と語りかけました。
【永島昭浩】【げんき~ず】