全36組が在学最後のネタ披露! NSC東京23期生卒業公演『RUSH#43 FINAL』レポート
NSC東京23期生による卒業公演が、3月19日(月)~25(日)の期間、東京・神保町花月にて『NSC東京卒業公演LIVE WEEK』と題して行われました。
芸人を目指すべく、NSCの門をたたいてから1年間で学んだ全てをぶつける、まさに集大成となった本ライブ。
ここでは、全36組が、漫才、コント、フリップなどのピン芸を披露した3月25日(日)開催のネタライブ『RUSH#43 FINAL』の様子をレポートします。
NSC生としての最後のステージを見届けるべく、客席は満席に膨れ上がるなか、10年先輩にあたるNSC東京13期生の田畑藤本(藤本淳史、田畑祐一)がMCとして登場。
東京大学卒業の学歴を誇る藤本は、「教授が、研究室で建物の信頼性、リスクを考える先生やったんですけど、面と向かって『君の考えにはリスクが大きすぎる』って言われました。こんな響くことない(笑)」と大学院を蹴って、NSCに進学した当時を回想します。
そんな田畑藤本の紹介を受け、最初のブロックは、8組が登場。
ネタ後は、各ブロックごとに集合し、アピールタイムとなります。
このブロックでは、女性コンビのギブソンジュニアが、フーターズのハイテンションな店員のものまねを披露。
すると、バルディリスの巨漢・諸岡が2人に体当たりし、カオスな状況に笑いが起きました。
また、パンケーキは出演する芸人と順番が書かれた香盤表に、自分たちの名前がなかったことを嘆くと、「出たらアカン人たち?(笑)」と田畑にツッコまれる一幕も。
続いてのブロックは、以下の10組が登場。
アピールタイムでは、うみぼうず・小玉の頭部がいじられた他、ファイティングボンバー・りょーちんは、どんな曲にも「Many Many People In My Room」なる歌詞が当てはめられる特技を披露しました。
第三ブロックには、以下の7組が登場。
このブロックでは、田畑藤本が自称"ハピネス漫才"の東京とかげをピックアップ。
東京とかげは、客席の反応に満足できなかったのか、「ネタ合わせの時、もっと面白いんですよ」と相方を褒め合うばかりに、客席やMCに矛先を向け始め、田畑から「難しいなあ。次、∞(ヨシモト∞ホール)で会いましょう(笑)」と再共演を約束(?)されます。
ラストとなる第四ブロックからは、以下の11組が登場。
アピールタイムでは、半蔵が30秒分ほどのセリフを飛ばしたことを明かし、コンビ間で一触即発になるも「フォークボールの握り!」でひと笑い。
また、ホスト歴15年のキャリアを活かした"ホスト体操"を披露した鈴木威は、ネタが終わった安堵感とNSC卒業への感慨からか、感極まってしまい、周囲から「ジジイ!」のガヤも飛びました。
最後は、本日の出演者全36組がステージに集結。
なぜかびしょ濡れとなった町ルダさんから、NSC、YCC、さらには今年開校の沖縄ラフ&ピースの告知があり、そのセリフ量とテンションに「途中で意識飛んでる(笑)」と田畑が指摘。
そして、4月からは、ヨシモト∞ホールなどで芸人活動を開始することを告げて、賑やかなまま終演を迎えました。
なお、NSC並びにYCCでは、2018年度入学生の願書受付を4月末まで延長して募集中。
詳細は各公式サイトでご確認ください。
NSC公式サイトhttp://www.yoshimoto.co.jp/nsc/
YCC公式サイトhttp://ycc.yoshimoto.co.jp/