FUJIWARA・藤本が"クセが強い"上司役で初の連ドラ出演! 金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』トークショー
4月5日(木)、東京・iTSCOM STUDIO & HALLにて「金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』トークショー」が開催され、中谷美紀さん、玉木宏さん、高橋メアリージュンさん、FUJIWARA・藤本敏史、ユースケ・サンタマリアさん、木村多江さんが出演しました。
4月13日(金)よりスタートする金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(毎週金曜よる10時・初回15分拡大)は、小さな日々の不満やささいなすれ違いの積み重ねから生まれた"妻の本音と夫の秘密"によって2組の夫婦が翻弄されていくという、「夫婦」をテーマにした作品。スタッフが実際に100人以上の女性にリサーチしたという赤裸々なエピソードを盛り込んだユーモラスな「夫婦のあるあるネタ」が随所に登場し、共感しながらも楽しめる作品となっています。
主人公の結婚13年目の主婦・佐藤真弓を演じるのは中谷美紀さん。その夫・秀明を玉木宏さんが演じます。また、主人公夫婦とは対照的な存在となるもう1組の夫婦をユースケ・サンタマリアさんと木村多江さんが演じ、物語は2組の夫婦を軸に展開していきます。
トークショーの前には特別試写会が行われたこともあり、会場には数多くのお客さんが詰めかける中、キャストがそろって登場。
中谷さんは「朝から賞味期限の切れた納豆を食べてきた中谷美紀です(笑)」と自己紹介し、笑いを誘います。さらに「この作品で真弓という役を演じれば演じるほど、もともとなかった結婚願望がさらになくなっていきそうです」と笑顔で明かしていました。
玉木さんは、「秀明はあまり能動的ではないというか、ちょっと夫婦生活に疲れて、たまたま落とし穴に落ちてしまった人だと思うので、そのさじ加減に気をつけながら演じております。いろんな顔があるドラマだと思うので、そこを楽しみに見ていただければ幸いです」と話します。
玉木さん演じる秀明の職場の後輩で、秀明に憧れのような恋心を抱く小悪魔系女子・森永桃役の高橋さんは、「"小悪魔"というキャラは今まで生きてきて通ってこなかった道。"さりげないボディタッチ"なんかもやったことがないんです。なので、研究しながら、高橋メアリージュンの私生活にも活かせるようにがんばります(笑)」とジョークを交えながら意気込みを語っていました。
秀明のクセモノ上司・竹田邦彦役であり、連続ドラマの本格出演はこれが初となる藤本は、のっけから「いきなりなんですけど、今日、僕いります?」と少々いじけ気味。「これ、いらんでしょ! こんなそうそうたるメンバーで......。何なんですか、僕だけ。そないに主要キャストでもないし、オマケじゃないですか」と盛大にいじけますが、ユースケさんに「スパイスとして必要なんだって!」と励まされます。
しかしまだまだ言い足りないようで、「完全ににぎやかし要員じゃないですか。オレだけめっちゃ顔デカイし、なんなんですか、これ。恥ずかしいんですよ、ここ並ぶの」と、最後はいちゃもんとしか思えない不満をぶつける藤本。するとユースケさんが「だから呼んだんだよ。みんな(の顔)がちっちゃく見えるでしょ?」と優しく(?)フォロー。すると「ああ、確かにみなさんの小顔効果はありますね」となぜか納得する藤本でした。さらに「連ドラ初レギュラーなんです」と藤本が言うと、お客さんからは暖かい拍手が。「ワンポイントしか出てないんですけど、見てる方がクスッと笑えたらええなって思ってます」と、控えめながらも意気込みを語っていました。
木村さん演じる綾子の"モラハラ夫"・茄子田太郎役を演じるユースケさんは、「どうもみなさん,どしゃ降りの雨の中ホントすいません」とあいさつし、藤本に「降ってないでしょ!」とツッコまれます。「今みなさん、ドラマで茄子田太郎という人物を見て思ったと思うんです、"あ、こいつ、人殺してる"って」と話したため、会場は大爆笑!「まぁ、そんなことはないと思いますが、"男の嫌な部分をすべて持った男"ということで、割り切ってやってますが、その『嫌だな~!』という中にキュートさをちょっとだけ混ぜ込むことをめざしてるんです。でも難しすぎてまだできてません!」と明かし、藤本から「やりましょうよ!」とまたもやツッコまれます。さらに、「ちなみに2話目で人を殺します」と言い、「サスペンスじゃないんですよ!」と三たび藤本からツッコまれるユースケさん。
モラハラ夫に従順な妻・綾子役の木村さんは、おっとりとした口調で「今回も、みなさんは"また幸薄い系だな"って思ってご覧になられたんじゃないかと思うんですけど」と話し、笑いを誘ったあと、「でもこのあと綾子は変化を起こしていくので、どうなるのか楽しみにしていただければと思います」と明かしていました。
ここであいさつが終わり、全員着席することになったのですが、イスに座ろうとして「熱っ!」と叫ぶユースケさんに会場は大爆笑!「なにが熱いんですか?」と呆れながらもツッコむ藤本に「ファントム・ペイン(幻痛)ですよ」と説明するユースケ。また、ドラマの1話を見終わったばかりのお客さんを見て「みなさん目が涙でパンパンにはれてる」と言い放って笑わせ、「泣くシーンありました?」と藤本に訝しがられます。
中谷さんが、自身の演じる真弓について「雑な主婦だけど、手抜きをしているからこそ何とか主婦としてやってこられたような人なので、雑さやズボラなところ、だらしなさを大切に演じています」と語りますが、MCが真弓の表情の豊かさを指摘すると、「でも、さすが"喜怒哀楽の美紀"って言われてるだけあって......」と横からチャチャを入れるユースケさんに、またもや笑いが起こります。
モラハラ夫・茄子田太郎について、「でも、悪気はないんですよね。ある意味、こういう人がいちばんラクだし強いんじゃないかな。自分が嫌われてることにも気づいてないし」と分析し、「でも、これがこの先どうなっていくのか。怖いです、僕。......たぶん、殺人鬼に変化すると思う」と予想するユースケに、「もういいですよ! すぐ殺人に結びつけんのやめてくださいよ」と藤本。すると「ないですからね、殺人なんて(笑)」と即座に自分の発言を撤回し、「記事にしないでくださいね。オレはカンペ読んでるだけなんだ」と急にうそぶくユースケさん。
撮影について聞かれた藤本は、「今まで経験したことない現場なんで、毎回すごく緊張してます」と語りますが、実はずっとモニタリング(『人間観察バラエティ モニタリング』)のドッキリだと思っていたそう。「いや、そりゃそう思いますよ。ていうか、ほんまに『モニタリング』でもやりますから、そちらもお楽しみに」と、『モニタリング』で、妻・木下優樹菜さんが藤本のドラマ撮影初日の現場に潜入するというロケがあったことを明かしていました。
また、役作りのためにトレードマークのヒゲを剃ったという藤本に、「あとおでこにプレートも入れたんだよね」とユースケさん。これには「入れてません」と即座に否定し、「何でおでこカッチカチにせなダメなんですか!」とツッコみ、笑いを誘います。現在のところ、出演時間は1話あたり40秒ぐらいだそうで、「どんどん増えていけばいいなと思ってます」と今後に期待を寄せる藤本でした。
このあと、番組のためにリサーチした"夫婦あるある"の一部を紹介し、観客に共感するかしないかをあるあるパネルで聞くコーナーなども交え、和気あいあいと続いたトークショー。
最後に中谷さんが「玉木さんと木村さんの道ならぬ恋を楽しみにご覧いただきたいですし、秀明と真弓、太郎と綾子の2組の夫婦関係がどのようにひび割れていくのか楽しみにしていてください(笑)。切ないお話なんですが、ブラックコメディなのできっと最後まで笑って見ていただけると思います」と今後の見どころを語り、イベントは終了しました。
金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系 毎週金曜よる10時・初回15分拡大)は4月13日(金)スタートです。
【FUJIWARA】【藤本敏史】