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2018年4月 6日 (金)

コラボ第三弾が決定!! よしもと×そとばこまち 第三弾「ゆきむら」にミサイルマン・岩部、福本愛菜、樋口みどりこ、そして高井俊彦が出演!

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1976年に京都大学の学内サークルとして発足、過去には俳優の辰巳琢郎氏、生瀬勝久氏なども在籍した、関西小劇場を代表する人気劇団である劇団そとばこまち。7代目座長に坂田大地が就任以降、スピード感溢れるストーリー、ダイナミックなダンス、圧巻な殺陣など、今までの時代劇と一線を画す、エンタテイメント時代活劇でファンの心を掴んでいます。

そんなそとばこまちと、よしもとがコラボ企画を始動! 第一弾は織田信長が主人公の「のぶなが」、第二弾は坂本龍馬とその妻を描く幕末ロマン「おりょう」を開催、動員人数2000人を超えと大盛況のうちに幕をおろしました。

そして6月には、待望の第三弾「ゆきむら」が大阪・近鉄アート館で開催されることも決定! 関ヶ原の戦いで西軍についた真田昌幸・幸村親子は紀州九度山に蟄居の身となります。それから10年、昌幸は戦場に戻ることなく静かに息をひきとりました。しかし、その枕元で大坂の陣を予言した昌幸は豊臣が勝つための必勝の策と、ある事を伝えたのです。その事実を秘め戦う幸村、家康の本陣へ突入し、果たしてその運命は...!?という物語をお届けします。

4月5日(木)には制作発表会見が行われ、ミサイルマン・岩部彰、福本愛菜(吉本新喜劇)、樋口みどりこ(つぼみ)、高井俊彦(吉本新喜劇)、そしてそとばこまちより南園みちな、田中尚樹が登壇しました。

会見の前には、出演者による殺陣やダンスパフォーマンスもあり、スピーディーかつダンサブルなステージを展開。最後に岩部が一人、ジャージで乱入し、コントを繰り広げました。

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まずは劇団そとばこまち代表の坂田大地さんよりご挨拶がありました。

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「第3弾『ゆきむら』は、戦嫌いな真田幸村がいろんな思いを背負って勇猛果敢に家康陣営に飛び込んでいく戦ドラマです。出演者40~50名による圧巻のライブパフォーマンスもさらにパワーアップするほか、岩部さんはヒール役に初めて挑まれます。ヒロインを何度も演じてきた福本さんは、今回は千姫というヒロインらしいヒロイン役を初挑戦。また、同じく千姫を演じる樋口さんは『のぶなが』『おりょう』とも男役でした。今回は初めての女性役ということで、アイドルの本領発揮か?という部分も期待できます。高井さんとそとばこまちは初共演ですが、稽古場でどんどん刺激し合って、いい化学反応を起こせたらと思います」。

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続いて、出演者より順にご挨拶を。まずは樋口から。樋口はよしもと×そとばこまちのコラボ公演は3作品目となります。「この時代劇シリーズでは初めての女性役ということで、一番気を付けたいのは、がに股にならないようにということです。作品そのものはどんなふうになるのか、ワクワクしています。私らしく頑張っていきたいです!」と笑顔で語りました。

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2014年になんばグランド花月で行われた『大坂の陣新喜劇』で千姫を演じて以来という福本は「その時はすっちーさんに原付に乗っているヤンキーとか、めちゃくちゃいじられたので、今回はおしとやかでかわいらしい千姫を演じたいと思います」と意気込みました。

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猿飛佐助役を演じるそとばこまちの南園みちなは、「『ゆきむら』はそとばこまちで2014年に初演した作品で、4年ぶりの再演です。私の好きな作品をよしもとさんとご一緒にさせていただけることにうれしく思います。ダンス、殺陣とも圧巻のパフォーマンスで、年々クオリティが上がっているので、楽しみにしてほしいと思います。また、第1弾、第2弾と正義感のある役を演じられた岩部さんが、今回は正反対の家康という悪役を演じられるので、どんな悪になるのかとても楽しみです。福本さん、樋口さんはいつも凛としたかっこいい役。ですが、今回は愛らしいお姫様役。初共演の高井さんも、どうぞそとばこまちをよろしくお願いします。殺陣も努力していいものを見せたいと思います!」と決意を新たにしました。

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真田幸村役を演じる劇団そとばこまちの田中尚樹は、「僕自身、タイトルロールは初めてです。初演時の幸村を織り交ぜつつ、新しい幸村像も出せたらと思います。今回、高井さんと初めて共演ということで、緊張しています。というのも小学生や中学生の頃、お笑い番組を見ていて、その時から高井さんを拝見していました。そんな方とそとばこまちの公演で共演させていただけるなんてと、いろんな意味でドキドキしています。高井さんに負けずに頑張りたいと思います!」と心境を明かしました。

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徳川家康役の岩部は、第一声に「劇団そとばこまち次期座長です」と衝撃発言をし、周囲をざわつかせました。続けて「今まではヒーローを演じていましたが、坂田座長に何度も"荷が重すぎる役が多いので、僕一人で演じ切られるでしょうか"と相談していたんです。その時に実はヒール的な、闇を持つ役も好きなのでやってみたいですと話すと、僕もそう思っていましたとおっしゃって、"やってもらいたい役が徳川家康です"と告げられました。そのことを地元のおかんに報告したら、"あんたな、悪役が一番難しいんやで"と言われました。『のぶなが』『おりょう』と大千秋楽では毎度、涙を流していますが、今回も涙が出るくらいみんなで稽古を励んで、そとばこまちの真骨頂というものをお見せできたら」と、待望の悪役を掴んだことを報告。

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最後に真田幸村の父、真田昌幸を演じる高井は、オーディションでこの役を勝ち取ったことを明かしました。「中学・高校時代に関西の小劇団に憧れていて、その夢を抱きながらよしもとに入りました。そして、そとばこまちという歴史ある劇団に立ちたいと思いながら芸人やってきました。よしもとがそとばこまちとのコラボを始めたと聞いたときにはめっちゃ出たいと思ったのですが、岩部とあいにゃん(福本)が出ると聞いてスネてました。スネた結果、『のぶなが』をお金を払って見に行って、さらにファンになりました。今回、1からオーディションを受けました。この役は吉本新喜劇と、そしてダンスもあるということでWESTSIDEと、吉本坂46の一次審査を突破したメンバーの分を背負って演じ切りたいと思います。また、幸村の父親役ということでミスター父親と言えば島田一の介が新喜劇にいます。一の介師匠を見習って髪の毛を引きちぎりたいと思います」。

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なお、座長の坂田はオーディション会場に高井が現れたことにかなり驚いたと話していました。

質疑応答では、様々な質問が飛び出しました。まず、『ゆきむら』の2014年初演版と今回のコラボ版との違いあを坂田座長に質問が。

「前回の『ゆきむら』上演中、大筋の中で変更したい部分があったのですが、その時はできなかったんです。今回、よしもとさんとのコラボでやってみようということになり、特に岩部さんが演じる家康を変えたいと思いました。ヒールの上にヒール、岩部さんには人非人になってもらおうと思います。具体的には明かせませんが、家康が固執する部分がきつくなっていると思います。勝てば官軍で、徳川家康は歴史の本でもあまり悪く書かれていませんが、代々血を残すには非情なことをしないと残らないと思うんですね。家康はそういった部分もたくさん持っていたと思います。いつも楽しく笑いを提供する岩部さんだからこそ、その反対側のベクトルを大きくえぐってほしいと期待しています。高井さんが演じる真田昌幸も武将の中ですごく好きな人物なので、高井さんと一緒に新たな昌幸像を作れたらと思います」とのこと。ヒール役の岩部に期待が高まります。

また、オーディションで役を掴んだ高井に、そのいきさつを尋ねました。

「吉本に入って22年なんですが、マネージャーからは何も連絡が来なかったんです。今回は、後輩と伊勢神宮にお参りしているときに『今度、そとばこまちのオーディションがある』と後輩がつぶやいたので、食い気味でその内容を聞いて、オーディション会場に行きました」。高井は最初の自己PRからしっかり始めたそうで、「私もびっくりしました」と坂田座長。「何でもいいから出たいと思いました。実は、ピンになったので何でも挑戦したいと思っていた時期と重なったんです」と意欲丸出しだったと高井。役の候補な数役あった中から、読み合わせなどを経て昌幸役に決定。その決め手は「重みのある役が合う」(坂田)でした。

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徳川家康の悪の部分に光を当てている本作。岩部にヒール役のイメージを尋ねると、迫真の演技を交えながら「爪を噛んでいるような、深みがあって底知れない恐ろしさがあるという感じでしょうか」と回答。戦国時代に八面六臂の活躍をしたと語り継がれる岩部演じるキャラクター・武将様も、群雄割拠の当時をよく知るそうで「武将様は、ほぼほぼ、首を取ってます。信長と同期でやっていたので。伊達政宗も取ったし、真田幸村も取りました。基本、他の武将の首は取ってます。本能寺が燃えたとき信長を最後に抱きしめたのも武将様、武将様の流した涙で本能寺を燃やし尽くした最後の火が消えたということもよく知られています」と、武将様の武勇伝を語る岩部。

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そんな岩部に、実質4回目の出演となるそとばこまちの舞台作品について、醍醐味や魅力を改めて尋ねました。

「テレビ収録などとはまた違う、生の熱が手に取ってわかるくらい、お客様との距離も近いし、ミスができない。全員でやっている緊張感があるからこそ、終わったら目から熱いものが出てくるのかなと思いますね。泣くことも恥ずかしいと思わなくなりました。それくらい達成感と感動があります。数ヵ月間、稽古してきてよかったと思える、そこが魅力的ですね。やり直しがきかないところも魅力的です」とすっかり舞台の虜になっている様子でした。

また、初めておしとやかな姫を演じる福本にも意気込みを尋ねました。「今日の会見でも衣装を着させてらったのですが、会見の前に舞台裏で『めちゃくちゃギャルやん』ってみんなに言われて...。しゃべり方、動作とか、女性らしくしたいと思います。稽古して積み上げていければと思います。あと、殺陣や舞もあると聞いているので、しっかり練習したいと思います!」と話しました。

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よしもと×そとばこまち 第三回公演「ゆきむら」は2018年6月7日(木) 〜 10日(日)まで、近鉄アート館(大阪府)で上演します。今回もご期待ください!

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【高井俊彦】【ミサイルマン・岩部】【樋口みどりこ】【福本愛菜】【田中尚樹】【南園みちな】

よしもと×そとばこまち 第三回公演「ゆきむら」

日時: 2018年6月7日(木) 〜 10日(日)
7日(木)15:00/19:00
8日(金)19:00
9日(土)14:00/18:00
10日(日)13:00/17:00
※全席指定
※受付開始は開演1時間前、開場は開演30分前です。
※未就学児童のご入場はお断りしております。

場所: 近鉄アート館(大阪府)
出演者:南園みちな、福本愛菜(吉本新喜劇)《7,9日=千姫役》、田中尚樹、岩部 彰(ミサイルマン)《7,9日=徳川家康役》、新谷佳士、樋口みどりこ(つぼみ)《8,10日=千姫役》、高井俊彦(吉本新喜劇)、他
※日替わりゲストあり!

料金: 前売/4,200円
当日/4,500円
学生/3,500円(要学生証)
チケット情報: チケットよしもと