青い空、青い海に響き渡る子供たちの大歓声!芸人もアスリートもみんなと力を合わせたふれあい運動会
4月8日(日)に沖縄県豊見城市の瀬長島ウミカジテラス向かいにある瀬長島サンセットパーク広場で「41市町村!島ぜんぶでおーきなツアー presents よしもと×豊見城市 ふれあい運動会 in 瀬長島ウミカジテラス」が開催されました。本イベントは、「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」の10周年の記念し沖縄県内41市町村で様々な企画を展開するもので、豊見城市では子供たちがお笑い芸人やアスリートたちと交流する運動会を行いました。
この日海風が少し強いものの天気に恵まれ、青空と青い海が広がる会場の瀬長島サンセットパークには大勢の子供たちが集まりました。司会の品川庄司の庄司、キクチウソツカナイが、今回一緒に運動会に参加するアスリートと芸人たちを呼び込むと子供たちだけでなく、応援に来た父兄からも拍手と歓声が上がりました。
今回参加したアスリートは、元体操男子日本代表の田中光、スピードスケート長野五輪銅メダリストの岡崎朋美、そして、沖縄のプロビーチサッカーチーム「ソーマプライア沖縄」から河原塚毅監督と、齋藤巧さん、坪谷亮太さん、江黒力さんの3選手。
また芸人からは、サバンナの八木、ガリットチュウ、大西ライオン、ジョイマン、スマイルが参加しました。
開会式ではWBFリゾート沖縄株式会社の兼城賢成代表取締役社長から「タイトルにあるように吉本のみなさんと一緒に運動会ができる貴重な機会なので、ハジカサーしないで(恥ずかしがらないで)、みなさん思いっきり弾けて楽しんで欲しいです」と開会のご挨拶をいただきました。また、豊見城市の宜保晴毅市長からも、怪我がないよう最後まで素晴らしい運動会になるよう激励の言葉をいただきました。
元体操選手の田中光が歌と振付を担当した「わいわい体操」で準備運動を行った後、早速、全員でレクレーションを行いました。
最初のレクレーションはじゃんけんトレイン。じゃんけんをして勝った人が負けた人の後ろ回り肩に手を置き電車のようにつながっていきます。じゃんけんも体全体を使ってグー、チョキ、パーを表現し、体を温めていきます。最後の勝負がつくと、ひとつの列になり、大きな円を描いて次のレクレーションに移ります。
続いて行われたのはボンバーエッグ。円状に並んだ子供たちに1から6までの数字が書かれた卵状のボールが配られ、音楽に合わせてボールを隣の人に渡していきます。音楽が止まるとボールを持っている人は、ボール書かれた番号の指定する場所に集まります。途中、用意していた音楽ではなく、大西ライオンが生歌に切り替わりました。
ライオンキングやアラジンなど、その美声を響かせますが、リクエストされた曲の歌詞がわからずうまく歌えない一幕もあり、会場に笑いが起きました。
ボンバーエッグで番号に合わせた6組のチームが出来上がり、それぞれ、八木&ソーマプライア沖縄、ガリットチュウ、スマイル&岡崎、田中、大西ライオン&ソーマプライア沖縄、ジョイマンがリーダーとなり、各チーム同じ色のハチマキをして運動会の競技を戦っていきます。
その後もじゃんけんどん、サイコロフルーツバスケットを行い、みんながうち解けるように交流していきます。途中、姿が見えなくなっていたガリットチュウ・福島が、せんとくんのモノマネで登場。暴走して子供たちを追いかけ回すせんとくんに会場は大盛り上がりでした。
レクレーションの後、昼休憩をはさみ、遂にチーム対抗の運動会が始まります。すると先ほどまでせんとくんのモノマネをしていた福島が、今度は船越栄一郎さんのモノマネで再登場。大物俳優の貫禄を出しながら子供たちと一緒に競技に参加しました。
最初の競技はしっぽとり大合戦。各チームから代表者たちが後ろに色のついたヒモを取り付け、取り合って争います。3回戦行われ取ったヒモの数の合計で1番多いチームが1位になります。スマイル・ウーイェイよしたかは必死に走って逃げ回るも、誰からも追いかけられることもなく、そのバテバテの姿に庄司からは、「気持ち悪い走り方」と言われ踏んだり蹴ったり。競技はガリットチュウチームが18本を獲得1位となり、スマイル&岡崎チームは2本と結果も振るわず最下位でした。
2つ目の競技はミッション綱引き。各チームが綱引きの担当とミッションに挑戦する担当に分かれ、綱引き中にミッションにクリアすると、綱引きに参加し援護に加わる競技です。ミッションは芸人たちの持ちギャグに挑戦したり、岡崎や船越さんに扮する福島とのハイタッチなど、子供たちとのふれあいを楽しめるものばかりでした。
続く競技は、フリスビーを使ったドッジボール、熱血ドッヂビーです。3分間の試合の中、1分ごとにフリスビーの数が増えていき、段々と難易度が上がるルールで行われました。フリスビーが強風に煽られながらも、果敢にキャッチを試みたり、よけ続けたりと、子供たちの白熱した試合が続きました。競技前、後には整列するなどフェアプレーの精神を学べたのではないでしょうか。
最後の競技のデカパンリレーは3チームごとに分かれて競います。2人1組でデカパンに入り、そのデカパンをバトンがわりにリレーを行い、デカパンの脱ぎ着が勝負の決め手となります。1レース目はガリットチュウチーム、大西ライオン&ソーマプライア沖縄チーム、ジョイマンチームが登場。
白熱したレースはアンカー勝負となり大西ライオン&ソーマプライア沖縄、ジョイマンチームがほぼ同時にゴール。僅差で大西ライオン&ソーマプライア沖縄チームが勝利しました。
デカパンリレーの第2レースは八木&ソーマプライア沖縄チーム、スマイル&岡崎チーム、田中チームの勝負です。このレースも熱戦が繰り広げられ、抜きつ抜かれつの大勝負。子供たちだけでなくアスリートも芸人たちも真剣にサポートして勝利を目指していました。このレースは田中チームが1位でゴール。これで運動会の全競技が終了しました。
閉会式では、全競技の結果に合わせた得点の合計点による優勝チームが発表されます。まずは今回、より力の入った応援をしたチームに贈られる応援ポイントの獲得チームが発表。大きな声とリーダーのモノマネでチームの団結を図ったガリットチュウチームが応援ポイントを獲得。
総合優勝に一歩近づきました。6位八木&ソーマプライア沖縄チーム、5位田中チーム、4位スマイル&岡崎チーム、3位ジョイマンチームと、まずは3位まで発表されました。そして、1位に輝いたのは各競技で上位に食い込んでいた大西ライオン&ソーマプライア沖縄チームでした。
応援ポイントを獲得しつつも惜しくも2位となったガリットチュウチーム。結果に納得いかない様子のガリットチュウのふたり。福島は船越さんの大物感を出しながら得点表を見せろと物言いをつけ笑いを誘います。
熊谷は「最初はまとまってなかったけど、回を重ねるごとにチームワークができて...」とコメント。庄司からはありがちなコメントだとダメ出しされるものの、「順位なんて関係ない。ふれあえただけでプライスレス!」と叫んで感想を締めていました。
最後にソーマプライア沖縄の河原塚監督が「こんなに子供たちが笑顔になる運動会はなかったのではと、子供たちにとって最高の思い出になる運動会になったと思います」とあいさつ。続けて「改めて芸人のみなさまが全ての人を喜ばせる力に感心しました。また、みんなも沖縄国際映画祭を見に行きましょう」と呼びかけて運動会を締めくくりました。