あまりの寒さにピース・又吉が珍しく声を荒げた!?『海辺の週刊大衆』初日舞台挨拶
4月14日(土)、東京・池袋シネ・リーブルにて、『海辺の週刊大衆』が公開初日を迎え、上映前には舞台挨拶も行われました。
せきしろさんの同名人気小説を原作に、ヨーロッパ企画の売れっ子脚本家・上田誠さんが脚本を、ピース・又吉直樹が無人島に取り残された主人公の"僕"役をそれぞれ担当した本作。
初日舞台挨拶には、又吉、せきしろさんに加え、ヒロイン・ユキ役の渋谷凪咲(NMB48)、高橋努さん、太田勇監督が登壇しました。
MCは、本作にも出演しているしずる・村上純が担当。
満席からの拍手で登壇者が迎えられると、まず又吉は、芝居経験の少なさを不安に感じながらも、「原作が好きだったので、その感じが出せたらいいなと、やらせていただきました」と語りました。
続いて渋谷は、女優志望ながら、映画は初出演だそうで、「急に決まって、急に撮影で、ドタバタでてんやわんやって感じ(笑)」と出演決定の報を振り返ると、村上から「『沖縄国際映画祭』(島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭)あるあですね(笑)」との指摘が。
そして「楽しかったなという記憶と、すごくいい作品に出演させていただいてよかったなという記憶だけは残っています」と笑顔でコメントしました。
また、又吉との共演シーンでの渋谷は、カイロを譲ろうとするも、「『僕、2つ持っているので大丈夫です』と断られた苦い思い出(笑)」があるそうで、又吉から「全体的に覚えてないのに、めちゃくちゃ細かいこと覚えているな(笑)」とのツッコミが入り、笑いを誘います。
続く高橋さんは、撮影があった今年3月、Tシャツ姿の又吉に「この寒さで演技できるのかな」と心配したそうで、当の又吉も「何かあったかいやつないですかね!」と珍しくスタッフに声を荒げとのエピソードも。
せきしろさんは、又吉の演技や映画の雰囲気について、「ラオウとトキで言えば、トキ。ウシジマくんで言えば、加納かな」とマンガで例えた後、「午前中の家、みたいな」と立て続けに例えると、太田監督も同調しつつ「静かな映画なので、どう飽きさせないかで、妄想を全部映像化してやろうというのは、気をつけたところです」と自信を覗かせます。
「今日の登壇者で無人島に一緒に行くとしたら?」という質問に、渋谷は「せきしろさん」と回答。
「二人で妄想を話しながら、過ごしたらあっという間になんじゃないかな」と理由を述べる渋谷に対して、せきしろさんは「接触が苦手なので、全然しゃべれないです」と照れながら答えました。
最後に又吉は「リラックスして、みなさんも見ながら妄想していただけたら」と薦め、渋谷も「日々のいざこざなどは忘れて、ボーッと観る1時間ちょっとの素敵な時間にしていただけたらと思います」とのメッセージで締めくくりました。
映画『海辺の週刊大衆』は、4月14日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開。
©吉本興業2017 ©せきしろ『海辺の週刊大衆』双葉社