オール新ネタの漫才&コントから爆笑コーナーまでふたりの魅力が満載!祇園10周年単独ライブ「ぎおんまつり〜Thanksgiving10〜」
4月14日(土)、よしもと漫才劇場にて、祇園10周年単独ライブ「ぎおんまつり〜Thanksgiving10〜」が開催されました。先日、「第53回上方漫才大賞」新人賞を受賞して波に乗る祇園が、結成10周年を記念して贈る90分のスペシャルライブ。客席は立ち見スペースまでぎっしりの超満員で、観客とともにメモリアルイヤーを祝いました。
オープニング、客席後方の扉から登場した木﨑と櫻井は、ゆっくりと通路を歩いて舞台へ。うれしいサプライズ演出に、観客から大歓声が上がります。舞台前で何度も引き返し、いつまでも通路を練り歩く木﨑。たまりかねた櫻井が止めに入り、ようやく舞台上にふたりが揃うと、再び大きな拍手が送られます。
木﨑が「遠くから見に来た人」と挙手を募ると、なんと北は青森県、南は沖縄県から来た方が。これにはふたりもビックリ、櫻井は思わず「どうやって帰るの?」と帰路のことまで心配していました。4月12日から吉本興業大阪本社本館1階「POP UPギャラリー」で開催された「GION展」にも、ほぼ全員のお客さんが訪れているようで、ふたりを感激させます。
もちろん、木﨑から改めて、「第53回上方漫才大賞」新人賞受賞の報告も! また、衣装のゴールドスーツに合わせ、同色のベストをあつらえたことも告白。しかし、2月にオーダーしたにもかかわらず、仕上がったのが「第53回上方漫才大賞」翌日で本選では着られず。この日、初着用するも、櫻井やマネジャーにまったく気づいてもらえなかったとのことで、「もっと見ろよ!」と悔しがる木﨑に爆笑が起こります。さらに、おなじみセグウェイにも乗ってみせ、「立ってこれ〜」ならぬ「セグウェイ乗ってこれ〜」でライブがスタートしました。
幼少期の写真や歴代のプロフィール写真で10年の軌跡を振り返るオープニングVTRに続き、まずは漫才から。「お待たせしました木﨑です!」で拍手を浴びた後は、「学生時代が懐かしい」と、避難訓練の思い出を回想するネタを披露しました。
2本目の漫才では、木﨑が櫻井の"マネジャー"として降臨して大騒ぎに!
ブリッジVTRにも趣向を凝らした内容がズラリ。「祇園クイズ」と題した写真が刻々と変化していく間違い探し(木﨑の鼻がどんどんめくれていく)に始まり、人気のTik tokに挑戦した動画も力作揃いで、観客の皆さんは大喜びでした。
3本目はコント「父が反抗期」。娘・櫻井と、中学生ばりに反抗期を迎えた父の対決が展開します。
「祇園のやりたいこと」と題したコーナーでは、それぞれの「やりたいこと」を相方への予告なしで披露。木﨑のやりたいことは「『IPPONグランプリ』に出たい」。ナレーションから回答者席までできる限り本物に近づけたセットのなか、「家電製品が入った早口言葉を教えてください」のお題に答え、2答目で念願のIPPONを取ることができました。
一方の櫻井は、「ミスチルを木﨑に聴いてほしい」。木﨑を椅子に座らせ、客席ではなく木﨑に向かって『Simple』を歌い上げる櫻井。スクリーンには歌詞とともに若き日の木﨑やふたりの写真などが映し出され、木﨑は「オレ、いる?」「なんやコレ!」と終始、居心地悪そうにしていました。
ネタはまだまだ続きます。コント「モテへん」では、櫻井の闇が爆発!
5本目は再び漫才。木﨑が自意識過剰ぶりを炸裂させていきます。
6本目の漫才では、「食レポ」がテーマのネタを繰り出しました。
最後はコーナーで、コンビの絆を再確認。10周年のプレゼントとして用意されたゲームに挑みます。クリアできたぶんだけ、観客の皆さんにプレゼントが贈られるとのことで、これは頑張らざるを得ません。
「協力! 答え合わせましょう」では、出されたお題に同時に答え、同じ答えを書いていたらOK。5問出されるまでに、ひとつでも正解すればプレゼント獲得です。お題は実にシンプルで、第1問は「大阪といえば?」。しかし、櫻井はストレートに「つうてんかく」、木﨑は「木﨑」と答え、あえなく撃沈。2問目も合わず、答えの方向性でふたりがモメるひと幕も。3問目「球技といえば?」でやっと「野球」が揃い、無事にプレゼントゲットです。
「協力! ミックスジュース」では、牛乳、タバスコジュース、青汁、クエン酸水、エナジードリンク、お茶、コーヒー、にがり、コーラ、酢という10種類のドリンクをひとりが時間内にすべて飲み干せればクリア。制限時間を超えた場合は、もうひとりが残ったジュースの"ミックス版"を飲む羽目に...。
ジャンケンする間もなく櫻井が名乗りを挙げ、「コーヒーは苦手」とワガママを言いつつ、コーラやお茶など飲みやすいものからゴクゴク。結果、飲みにくいものばかりが残ってしまい、木﨑は決死の覚悟でにがりやクエン酸水、タバスコジュースなどが渾然一体となった劇物ジュースを一気飲み! 男気あふれるチャレンジ精神で、ここでも見事プレゼントを獲得しました。
最後は「三択合わせましょう」。用意された3つの罰ゲームから各自ひとつを選び、同じものなら受けなくてOK、違っていたらそれぞれが選んだ罰ゲームを受けるというものです。残念ながら、木﨑は「ビリビリペン」、櫻井は「からしシュー」を選んでしまい、各自、苦痛に耐えて何とかプレゼントをゲット。
抽選で選ばれた3名の方に、サイン入りのライブポスターが贈られました。
エンディングでは、「20年いけるように頑張っていきましょう」と決意を新たにした櫻井。木﨑は「今年も精力的にいろんなことをやるので、楽しみにしていてほしい」と呼びかけました。4月29日(日・祝)には東京・よしもと∞ホールでも単独ライブを敢行しますが、すでにチケットは完売! 10周年を経て、ますます意気上がる祇園の活躍に、引き続きご注目ください。
【祇園】