井戸の中から何が出る!? 井戸をつくるワークショップ開催! 『佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展』
佐久間一行のネタの世界を体感できるイベント『佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展』を、4月28日(土)から5月7日(月)までの10日間、有楽町マルイ8階イベントスペースで開催中。初日からわずか2日目にして既に1000人が来場し、GW幕開けから大いに賑わっています。様々なキャラクターや仕掛けが会場に登場し、それを実際「見て」「触れて」「楽しむ」というアドベンチャー的な空間の展示の他、トークショーやワークショップなど様々な催しも行っています。
ここでは、4月29日(日)に開催した「小さな井戸をつくろうワークショップ」&「ライブペインティング」の模様をレポート。
家族連れが多く来場し、5月5日のこどもの日には、こいのぼりならぬ、佐久間が好きな魚「タナゴののぼり(タナゴのぼり)つくり」も開催予定だが、すでに全日程チケットが完売した大人気のワークショップ。大きな拍手に迎えられ登場した佐久間一行とゲストのはいじぃは、まずは本展についてのトークを。初日を経て、より分かりやすく楽しめるよういくつか手直ししたという佐久間。"薄っぺらいエンブレム"を台座にはめる【あさいはめ込み台】の展示では、一度はめたエンブレムは記念として持ち帰ってもらいたかったものの、「置いてっちゃう人が多くて。次の人が"あれ、もう置いてある"ってなっちゃうんで」と持ち帰りを推奨。また、「今までこんなのなかった。特許取った方がいい」と、はいじぃも絶賛する鏡を使った顔出しパネルでは、斬新ゆえにパネルをこじ開けようとする人が続出。そこで佐久間が「開けないで~」とお願いすると、突然、赤ちゃんが泣き出してしまい、「開けたいんだよね」と、はいじぃ。あまりのタイミングのよさに、会場は温かい笑いに包まれました。
まずは「小さな井戸をつくろうワークショップ」からスタート。はいじぃが、お化けが飛び出す小さな井戸の構造と作り方を解説。続いて佐久間は、前日行ったワークショップで間違った人が多かった点について改善策をアドバイス。ところが、井戸のお化けの持ち手の大きさに対して参加者から「小ちゃいよー」と文句が出たため、佐久間は「(井戸のお化けを指差し)コレ、俺だから。井戸に関しては、俺がルールで動いてますから」とムキになるという一幕も。気を取り直して、井戸に貼る紙にも佐久間なりのアドバイスを交えたところ、会場は納得。はいじぃが「これは文句ないみたいです」というと、佐久間は満足そうな表情を見せました。
説明が終わり、参加者たちは井戸づくりを開始。佐久間とはいじぃは、会場を回ってアドバイスをしたり、トークを楽しんだりと、参加者たちと触れ合いながら作業を見守ります。井戸から出て来るキャラクターは、井戸のお化け、ルミにゃん、フリー素材の3パターンから選び、自由に描いたり色を塗ることが可能。井戸のお化けの網模様の部分まで再現する人、洋服を水玉やボーダー柄にする人、さらにははいじぃを描く人...と、それぞれの個性あふれるキャラが誕生していきます。GWということもあり、子供たちも多く参加し、小さな手先で立派なオリジナル小さな井戸を作っていました。参加者たちの真剣な姿に、「みなさん、すごいこだわり始めてる」(はいじぃ)、「やりはじめたら集中力すごいですねー」(佐久間)と2人も感動。
井戸づくりは順調に進んでいる...かに見えましたが、最大の難関であるマジックテープを貼る行程で問題勃発!? 繰り返し説明しているにも関わらず、「Bが蓋でしたっけ?」という質問が絶えないため、はいじぃは「Bが蓋です。何度言わせるんですか!」と質問に食い気味に回答。佐久間に「(はいじぃは)"Bが蓋"で怒る人です」と異名をつけられてしまいました。そんな参加者の様子を見て、佐久間が「こっちが思ってるより難しいんだよね」と気持ちを慮ると、はいじぃも「僕らはいつも小道具を作ってるからね」と同意。ここから2人は小道具作りの話を。佐久間は、はいじぃが作ってくれたフリップネタの台を今でも使っていることを明かし、「あれどこに行ってもすごいって言われる。幕張(の劇場)でも、みんな真似し始めてる」と絶賛。丈夫で使いやすい上、ネタが終わった後も紙の順番が逆にならないというすぐれものだそうで、はいじぃは「あれ、僕の特許です」と胸を張りました。
トークで盛り上がっているうちに、参加者たちの井戸が完成。佐久間とはいじぃは、「普段は井戸としてお茶の間に飾り、人が来たら井戸のお化けを見せてあげる」と、小さな井戸の楽しみ方を伝授し、井戸づくりのワークショップは終了。
続いては「ライブペインティング」。ところが、井戸づくり30分、ライブペイント30分の予定が、井戸つくりに熱中し55分もかけてしまったため、残された時間はわずか。少し焦り気味の佐久間が構図決めも下描きもなしで「ダイダラボウ」を描くと、会場から歓声が上がります。はいじぃが、描く速さと、描きながら構図のバランスをとっていく手法に驚くと、「下書きしないで描いてる時が長すぎたから、一発で、なんとなく頭の中でイメージしながら描いていけるようになっちゃったんだよね」と佐久間。また上手くなる秘訣を聞かれると、「ひたすら描くしかないよね。何回も描くことによって、だんだんバランスがわかってくる」とアドバイス。会話しながらも、描く手は止まらず、「ルミにゃん」「トト君」「ニコラス」「リアルマ」「てんぐザル」などおなじみのキャラを描きあげ、佐久間いわく「初期メンバー」が勢ぞろい。真ん中のザリガニは、残ったスペースによってハサミを伸ばすのか曲げるのかポーズを決めました。
ここで、集中して描いていた佐久間が「後ろから何かを感じるよ」と振り返ると、お客さん全員がスマホをかまえ佐久間を撮影。その光景に「気配を感じた通り!」と驚きながらもペンは止めず、余白に小さなキャラクターや植物を描き続けます。そして最後は、モグラのように土から顔を出すはいじぃを描き入れて完成。わずか10分で大作を描きあげました。
こちらは会場の休憩スペースに展示します。『佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展』は、有楽町マルイ8階イベントスペースにて5月7日(月)まで開催していますので、ぜひ見に来てください。
【佐久間一行】【はいじぃ】
『佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展』公演概要
【日時】 2018年4月28日(土)~2018年5月7日(月)
【営業時間】
4月28日(土)11:00ー21:00
4月29日(日)~5月5日(土) 10:30-21:00
5月6日(日) 10:30-20:30
5月7日(月) 11:00-21:00
各日最終入場は閉店の30分前まで/最終日のみ最終入場20:30
【会場】 有楽町マルイ 8階イベントスペース
(住所:東京都千代田区有楽町2-7-1)
【チケット】
※キーホルダー付き入場券 1,000円(税込)
前売り入場券&当日入場券ともに500円(税込)
チケットよしもとにて4月1日(日)10:00より販売
※通常前売り入場券のチケットよしもとでの受付は、4月27日(金)23:59まで。
※当日券は会場のみで販売
※キーホルダー付き入場券の購入は4月18日(月)までとなります。
※形、絵柄は変更になる可能性があります。
※絵柄はご希望のものをお選び頂けない可能性がございます。
※未就学児童入場無料(小学生以上から入場券が必要です)車椅子での入場可。