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2018年5月 2日 (水)

サードシングルリリース決定発表のサプライズもあり! つぼみ初のZepp Nambaライブ『つぼみLIVE~今宵はどんちゃん騒ぎ in Zepp Namba~』レポート!


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4月28日(土)、初のZepp Nambaライブ『つぼみLIVE~今宵はどんちゃん騒ぎ in Zepp Namba~』を成功させたつぼみ。これまで何度も自らにミッションを与え、一つ一つ乗り越えてきた彼女たち。この初Zepp Nambaライブも、2017年8月にリリースしたセカンドシングルCD『スカッとサマラバ☆』の同年9月中の売り上げが10,965枚と、目標の1万枚越えを突破したからこそ掴んだチャレンジでした。

つぼみにとって過去最大のライブハウスだけに、ファンの皆さんも開演前から熱気を漂わせています。会場から「つぼみコール」を呼びかける声も上がり、早くも一体感を醸し出していました。

そして『ありがとうはほんの気持ちだよ』からライブがスタート! つぼみのメンバーの気迫が会場の隅々まで伝わっていきます。続けてお祭り騒ぎを歌った『パッパラPARTY』では、ステージ両側に設けられた花道にメンバーが移動し、会場を一つにしてゆきます。Zepp Nambaでのライブを目標にしてがんばったセカンドシングルCD『スカッとサマラバ☆』は、この日の象徴となる一曲。盛り上がりの中に感慨深い思いも見え隠れしました。

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メンバーを代表して、開演前のつぼみコールへのお礼や、ライブを盛り上げようと尽力してくださったファンの方に開口一番、お礼を伝える吉岡。そして「今日は1秒1秒噛みしめましょう。手売りのチケットを買ってきてくださった方もいますし、初めて観に来てくださった方は"押し"を見つけて帰ってください」と続けました。

糸原沙也加は「この光景を見て、アイドルになれたんだと実感しました!」と声を弾ませ、樋口みどりこは「一瞬一瞬を見逃したくないので、今日は瞬きしません!」と感情を高ぶらせます。岡本蓮は「オカモトラップがZepp Nambaに鳴り響く日が来たぜー! 最高の日にしようぜー!」とアーティスト口調で絶叫、しよりは「今日は大暴れします。ついて来られますか⁉」と会場をあおりました。杉山は「私たちにとっても、皆さんにとっても最高の一日にします!」と約束。吉岡も「今日は皆さんに負ける気はありません! 一番盛り上がりたいです!」と気合を入れ、松下千紘は「4月28日のZeppライブは伝説になると思います。心に閉まっておいてください!」と早くも思い出に⁉ 水森依音は「たくさんの愛をありがとうございます! 私たちからも愛を届けたいと思います。世界で一番幸せな一日にします!」と喜びを爆発させ、恵梨華は「コール&レスポンスをしましょう!」と会場をさらに一つに。そして「最高の一日にしましょう!」と盛り上げました。

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メンバーの自己紹介でもある『9(ナイン)』では、ステージ背後のライブ中継映像に歌詞も載せ、初めてつぼみLIVEに来た人に分かりやすい演出を。ファンの皆さんの顔を見ながら、誰一人置いて行くことなくつぼみLIVEの中へと巻き込んでいくのも、彼女たちの真骨頂です。

つぼみLIVEではおなじみの映像は、近未来のつぼみの姿。テレビの情報番組や歌番組への出演ひっきりなし、その合間に恋のバトルを繰り広げるつぼみ主演の青春映画もロードショーと、すっかり国民的アイドルになっている様子をメンバー全員が出演して、臨場感いっぱいに演じました。しかしこのストーリーには続きがあって...。

どんな展開か気になりつつも、ステージでは『Je t'aime de fleur』 と大人っぽい楽曲がスタート。つぼみも衣装をチェンジし、それまでの雰囲気をがらりと変えて、アダルトな魅力を放ちます。ダンスの見せ場も多く、広いステージを縦に横にとめいっぱい使って、確かな存在感を見せつけました。楽曲は徐々にアイドルらしいものへと変化します。前半のハイライトの一つ『Are you ready』では、メンバーが客席を通って登場。ファンの方とハイタッチをしたり、手を振ったりと同じ目線に。親しみあるいつものつぼみが9つの色で会場をさらに染めてゆきました。歌もダンスも全力で届けた『VIVALITY!』では、吉岡久美子としよりのハーモニーも美しく、躍動感の中にありながら、しっかりとその歌声を聴かせました。最後はサイン入りカラーボールを客席へ投げるというサービスもあり、会場の熱気も最高潮に達しました。

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中盤はつぼみLIVEおなじみのコントを。まずは映像から。前半のVTRで放映した"売れっ子"のつぼみの姿は、実はリーダー・杉山優華の夢だったというもの。しかも、その夢を見た夜は2010年4月28日。そう、翌日にデビューを控えた17歳の杉山だったのです。希望と不安が入り混じる心境でデビューの日を待つ杉山のもとにやってきたのは、松下千紘。しかもタイムリープをして2018年からやってきたというのです。そして2018年4月28日、メンバーの恵梨華が起こしたとんでもない出来事をきかっけに、つぼみが解散してしまうという衝撃的な事実を告げられました。デビューから8年、つぼみは何度も危機に直面してきました。でも、メンバー全員力を合わせて、そして応援してくださるファンの方々の温かい声を受けて乗り越えてきました。実は、乗り越えられたのも松下の尽力ということが判明。危機に直面するたびに松下がタイムリープを繰り返し、その原因となる出来事を直前で食い止めていたのです。

しかし、2018年4月28日のZepp Nambaでの出来事は食い止めることができなかったと千紘。そうと聞いたら行くしかないと、杉山は松下に頼み込み、2018年4月へとタイムスリープすることにしたのですが...。

場面は映像からステージへ。Zepp Nambaのステージには杉山と松下の姿がありますが、どうも様子がおかしい。松下は誤って100年後の日本へとタイムリープしてしまったのです。未来のスタイルをしたメンバーたち、杉山には目新しいコスチュームです。2108年の日本にはつぼみの姿はありません。そこにはタイムリープの開発をめぐって争う姿や、タイムリープの使用を取り締まる情け容赦ない警察、そしてつぼみ唯一の生き残り、115歳の恵梨華など、2018年では考えられない姿が。杉山は2010年からタイムリーをしてきたと素性を明かし、恵梨華が引き起こした事件の真相を探っていきます。やがて、そこには「売れたい」という思いが間違った方向へ出てしまった恵梨華の姿があり...。

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数々の危機を乗り越えてきたつぼみ。このお芝居でも時空を超えて結束力をさらに強固なものにしていきます。そしてつぼみの強さを改めて証明したいと『9(ナイン)』Zepp Nambaバージョンを披露。歌詞もこの日だけの特別な内容で、芝居と現実との境界線が分からなくなるような、その場にリンクした内容で作りこみました。

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再びステージへ。『All tag need』の歌詞がコントの内容と相まっていつも以上にぐっと胸に迫ります。これ以上ないほどの気迫でファンの方々の気持ちに応えようするつぼみのメンバー、9人がめいっぱい醸し出すその思いを全力で受け止めるファンの皆様。相思相愛の思いがこのライブをさらに熱くさせ、これからも高見を目指していく彼女たちの背中を力強く押し上げるようでした。また、広いステージだからこそ生まれるダイナミズムも圧倒的でした。

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「Zeppのステージから見える皆さんを見て、皆さんが信じて突き進んできた道は間違っていなかったと証明してくれました。泥くさいアイドルを応援してきてよかったと私たちも身をもって証明したいです」と杉山、込み上がる熱い思いを直接手渡しました。そして、本編の最後に『空へ』を披露。つぼみの結束力とファンの皆様との信頼感で駆け抜けた2時間でした。

アンコールでは『1000日前からI LOVE YOU』を。つぼみの名刺代わりでもあるこの楽曲、盛り上がらないわけがありません。曲中のセリフでは「最高でした!」(松下)「魔法にかかったような、夢の一日!」(水森)との言葉が飛び出しました。

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ここで吉岡が突然のサプライズを! 「たった今、8月1日にサードシングルの発売が決定しました!」とこの上ないプレゼントを発表! ライブ中、袖でスタンバイをしている時にマネージャーから「発表して」と吉岡に伝えられ、メンバーもこの瞬間に知ったというほどの鮮度です。「今年もまだまだ、どんどん頑張ります! 3年後に東京ドームに立てるように頑張ります!」と新たな目標に向けて邁進すると宣言。杉山も「売れるまでやり続けます!」と決意をみなぎらせました。

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ですが、ライブが終わってしまう名残り惜しさも同時に噛みしめ、「今日は夢みたい。一瞬すぎてまたタイムリープしたいです」と杉山。この瞬間を記憶にも、記録にも残そうと最後にステージと会場全体で記念撮影もしました。

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最後は『未来への足音』を。まだまだやれるという決意に満ちたステージは、『つぼみLIVE~今宵はどんちゃん騒ぎ in Zepp Namba~』の大ラスを飾るにふさわしい内容となりました。おなじみ、つぼみの一本締めと岡本の「乙」でライブは終了。あっという間に駆け抜けた2時間半でした。

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アンコール曲が終わっても、鳴りやまない拍手。再びメンバーがステージに戻り、気持ちを伝えました。「いろんなアイドルがいるなかで、つぼみが存在します。大阪弁がきついし、コントもするアイドルですが、私たちは売れるまであきらめません! 全国でつぼみが活躍できるようにがんばります!ついてきてください!」と堂々宣言する吉岡。糸原は「今日のライブはエモいと思っていました!」と「エモ?」「いー!」のコール&レスポンスを。樋口は「楽しかったです。本当に瞬きをしていませんでした。このライブの一発目が私の歌だったのでドキドキしましたが、皆さんのお顔を見て感無量とはこういうことなんだなと、ずっとうれしかったです」と顔をほころばせました。そして松下の「もう1回だけ花道に行きたい」という願いをかなえるため、メンバーは特設の花道に移動、会場の隅々まで気持ちを届けました。

いよいよ大ラス、再び岡本の「乙」で締めることになったのですが、「今日はスペシャル乙、Zepp Osakaの"Z"です!」とこの日だけの「乙」で大団円。つぼみの一つの通過点としてまた一段、大きな階段を上った夜となりました。

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