小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長が一堂に集結!『吉本新喜劇全国ツアー2018』東京公演
5月2日(水)、東京・よみうりホールにて『吉本新喜劇全国ツアー2018』東京公演が開催され、公演前に小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長による囲み取材が行われました。
1959年3月1日、当時のうめだ花月劇場オープンと同時に発足し、2019年3月1日に60周年を迎える『吉本新喜劇』。現在の座長には、内場勝則、辻本茂雄のベテラン座長に加え、小籔千豊、川畑泰史、すっちーの人気若手座長、さらに2017年7月には初の女性座長となる酒井藍が就任し、6名の座長を中心に約100名の座員によって構成されるまでに成長しました。
このたび、きたる吉本新喜劇60周年にむけて、なんばグランド花月、よしもと西梅田劇場、よしもと祇園花月と連日公演を行っている小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長が一堂に集結し、関西を飛び出し、全国各地の皆さまへ笑いを届けます。
3月21日(水)からスタートし、6月3日(日)の大阪・なんばグランド花月まで、全23都道府県44公演をまわるツアーとなる本公演。多数の完売公演に支えられ、大好評のうちに東京公演を迎えることとなったこの日の囲み取材では、ツアーの疲れも見せず、4座長が元気に勢ぞろいしました。
これまでのツアーを回ってきた感想を聞かれたすっちーは、「すごく暖かい反応があって嬉しかったですし、もっとみなさんに見てもらえるようがんばらなあかんなと思いました」と、手応えを感じたことを明かします。また、小籔も「新喜劇は関西のものだと思われがちですけど、笑いに関東も関西も差はないと思っていて。実際今回のツアーでも東日本を回らせていただいて、死ぬほどウケましたし、改めてお笑いに地域の差はないと実感しました」と振り返ります。
各地の印象を聞かれた川畑が「お客さんの反応というより、夜に食べたものの方が印象深いかな......(笑)」と言いかけると、すかさず小籔に「僕は食べ物というより、お客さんの表情の違いとか......」と言われ、「ズルいぞ!」と悔しがります。さらにすっちーから「食べ歩きに行ってるんじゃないんでね」と冷静に釘を刺されてさらに焦る最年長・川畑の姿に報道陣からは笑いが。
座長同士の力関係について聞かれると、「座長歴は僕がいちばん長いので、僕が『おい~!』って言ったらみんな走り出します」と小籔。するとすっちーが「みんな(小籔を)怖がってます。みんな『小籔さんさえいなかったら』って言うてます」と暴露(?)し、酒井も「みんなで打ち合わせするんですけど、小籔さんはすぐ話がそれるんです」と訴えます。しかもその話が「同じ話ばっかり! でもみんな、怖いから『その話もう聞きました』って言えないんです」と話すすっちーに思わず苦笑いの小籔でした。
また、「新喜劇はみんなで笑いを取る、サッカーチームのようなもの」と話す小籔は、「みんなで話し合って......といっても最後は僕が独断と偏見で決めてるんですけど(笑)、チームで言ったらブラジルよりギリシャに近い」と新喜劇の特性をサッカーチームに例え、「みんなで点を取りに行くのが新喜劇だから、スベられたら腹が立つけど、ウケられて腹が立つことはないです」と力強く語ります。
今回のような、座長が一堂に会するレアな機会について「笑いの取り方を勉強させてもらってます」と話すすっちー。「藍ちゃんもすごく勉強になってると思う」と振られた酒井は「川畑兄さんはずっと出ずっぱりでずっとツッコミされててすごいと思うし、小籔兄さんは静の笑い、すっちー兄さんは動の笑いで、静と動、2人の笑いを一度に盗みたいと思います」となぜかドヤ顔で言い放ち、小籔に「なんで最後イキッてんねん」とツッコまれていました。
そんな酒井としっかり共演したのは初めてと話すすっちーは、「藍ちゃん、後半さわったら湿ってます」と、酒井の湿り具合を報告し、笑わせます。また、小籔に言いたいことは?と聞かれ、「全てが長いんです。背も手も足も顔も。急に見かけるとビクッてなるので、もうちょっとこじんまりしてほしい」と無茶な注文を。すると酒井も「小籔兄さんはすごい気遣いの方で、お菓子をいっぱい買って来てくれるんですけど、グミ多めでアゴが痛いんで、もうちょっと柔らかいお菓子を買って来て欲しい」と注文をつけ、小籔に「もうそれやったら自分で買え!」とツッコまれます。
小籔は「僕は新喜劇の広報担当やと思ってるんで、しっかり広報活動せなあかんなと思ってます。でも、新喜劇の風紀委員として、パワハラがないかとか、そういうこともチェックしないといけない。座長もみんな、もっとがんばってほしい。もちろんみんながんばってるとは思うんですけど、みんなあと3倍ずつがんばってほしい」とどんどんハッパをかけ始め、すっちーに「こういうところがしんどいんです」とツッコまれていました。
最後に、「絶対ソンはさせません!」(すっちー)、「"北海道物産展"的に全国回ってますので、面白いと思ってくれたらぜひ大阪に見に来てもらえたらなと思います」(小籔)、「なかなかこの4人で、というのはないので、ぜひ見に来てください」(川畑)、「家族みんなで、まっさらな気持ちで見にきてもらって、楽しんでほしいです」(酒井)と、それぞれお客さんへメッセージを贈り、囲み取材は終了。
その後、東京住みます芸人・イシバシハザマの前説で会場の空気が暖まってから始まった新喜劇公演では、最初に登場したカップルの店員を呼ぶ声に応え、ものすごい勢いでセットを飛び越えて登場したすち子に満員御礼の観客から大歓声が起こります。
「アメちゃんあげるわ」と客席にアメを配りまくるすち子に客席がさらに湧く中、酒井、川畑と次々に座長が登場し、さっそく華やかになる舞台。
うどん屋の大将に借金の取り立てにやってくるヤ○ザにすち子が乳首ドリルをお見舞いするくだりでは、ひとつひとつのセリフに歓声や拍手が起こり、最後の「ドリルせんのか~い!」では、すち子自身も拍手し、笑わせる一幕も。
うどん屋で働きながら劇団を主宰し、同じ劇団の安世と付き合っている川畑は、安世を狙う怪しいオタクたちから安世を守るためにも安世にプロポーズしますが、「まだ実家に挨拶に行ってないから」とあっさり断られてしまい、安世の実家に挨拶に行くことにするのですがーー。
劇団の演出を買って出る謎の演出家や個性豊かな劇団員の面々、さらにはいきなり登場するレジェンドゲストの登場に、終始大盛り上がりの公演となりました。
【小籔千豊】【川畑泰史】【すっちー】【酒井藍】【Mr.オクレ】【島田一の介】【青野敏行】【松浦真也】【今別府直之】【岡田直子】【タックルながい。】【カバ】【佐藤太一郎】【瀧見信行】【諸見里大介】【太田芳伸】【清水啓之】【音羽一憲】【井上安世】【ジャボリ ジェフ】【金原早苗】【服部ひで子】【イシバシハザマ】
吉本新喜劇全国ツアー2018
2018/05/03(木・祝)
【東京】よみうりホール
2018/05/04(金・祝)
【愛知】日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2018/05/05(土・祝)
【福井】フェニックスプラザ 大ホール
2018/05/06(日)
【静岡】静岡市民文化会館 大ホール
2018/05/11(金)
【北海道】札幌市教育文化会館 大ホール
2018/05/12(土)
【北海道】札幌市教育文化会館 大ホール
2018/05/17(木)
【徳島】鳴門市文化会館 ホール
2018/05/18(金)
【神奈川】ハーモニーホール座間
2018/05/19(土)
【新潟】新潟テルサ
2018/05/20(日)
【長野】キッセイ文化ホール
2018/06/01(金)
【和歌山】和歌山県民文化会館
2018/06/02(土)
【大阪】なんばグランド花月
2018/06/03(日)
【大阪】なんばグランド花月
詳しくは、HP(http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/shinkigekitour2018.html)まで。