心理学で和牛・水田の好感度がアップ!? 海外ドラマ『BULL/ブル 心を操る天才』DVDリリース記念イベント
6月26日(火)、東京・スペースFS汐留にて「海外ドラマ『BULL/ブル 心を操る天才』DVDリリース記念イベント」が開催され、ゲストに和牛が登壇しました。
『BULL/ブル 心を操る天才』は、ちょっと風変わりな心理学者とそのチームが独自の視点から事件に向き合い、法廷で無実の被告を救うという、まったく新しい心理エンターテイメント。全米視聴率が2000万人を超え、全米新作TVシリーズNo.1の座を獲得した大ヒット作です。
3つの博士号を持つ心理学者であり、人の心を読み解くスペシャリストでもある主人公・ブルは、訴訟コンサルティング会社を経営し、心理学を駆使して、陪審員に好まれるよう依頼人の好感度をアップさせたり、さらには隠された真相をも暴きだし、難事件を解決へと導きます。
そんな本作のDVDボックスのパート1が先日発売され、7月4日にはパート2がリリースされることを記念して行われた本イベントでは、和牛・川西がイケメン天才心理学者である主人公・ブルに扮して登場。
ピシッとした髪型にメガネ、ネクタイなしのスーツと、普段とは違うイメージの川西は「台本にも、水田くんは"水田"って書いてあんのに、僕のところ"ブル川西"って書いてあって......。プロレスラーやないんやから(笑)」と若干苦笑しながらも、「これで漫才もやろうかな」と、コスプレをかなり気に入っている様子。
そんな相方を見ながら、「僕ら何やってもなかなか結果が出ないんで、今年はこのぐらいせなあかんなって思ってます」と言い切る水田に「ブレてきた思われるで」とツッコむ川西でしたが、「じゃあブレ川西で」とうまいこと言われてしまい、思わず笑ってしまいます。
和牛といえば、誰しもが認める実力派でありながら、M-1グランプリに2年連続で準優勝という不遇の(?)コンビ。優勝できなかったのは、もしかして偏屈なイメージのある水田が審査員に嫌われているのでは......?という仮説のもと、人の心を見抜くプロである心理学者・ブルが難事件を解決する同作にちなみ、ブル川西が心理学を用いて水田の好感度アップに挑むことに!
「好感度低い? 誰が?」と意外そうに言う水田ですが、「今、火種がしゃべってますけど」と川西にツッコまれ「誰がメラメラしゃべっとんねん」とツッコミ返します。
「心理学で水田の好感度アップキャンペーン」と題されたこのコーナーでは、川西が心理学者による水田の心理分析を発表。「なぜ好感度が低いのか、理由は大きく分けて3つあるそうです」と話す川西に「え、3つもあんの?」と不愉快そうな水田。
水田が指摘されたのは「システム化(こだわりが強く、自分のやり方に固執している)」「自己愛(うぬぼれやすい。自己肯定感が強く人をほめない)」「共感性欠如(相手の気持ちを察しにくい)」という3点。
「人を病気みたいに言うな!」「そいつ(専門家)は人前でこんなことを言われる人の気持ちは分析できなかったんか?」と反発する水田でしたが、川西には思い当たることが多いらしく、以前水田がバラエティ番組で外でカレーを作るロケの際、風が強くてカレーをあまり煮込めなかったストレスでブチ切れた例を挙げ、「あんなんもうやめて」と訴えますが、水田は「だってみんなにおいしいもん食べさせたいやん!」と言い返します。
「芸人のお仕事で呼ばれてるのに、あなた料理人になってたやん!」と芸人の本分を忘れていたことを咎める川西でしたが、「それやったら、風強い日に外でカレー作るロケの仕事は断って!」とメチャクチャなことを言い出す水田に報道陣も爆笑!
また、「女の子が家に来た時に『洗い物していい?』って聞かれたら不機嫌になるんでしょ?」と川西に聞かれると、「なるよ。だって洗い物なんかしていいに決まってるのに、それをわざわざ聞いてくるってことは『ありがとう』を言われたいんでしょ? そんなことしなくても、勝手に洗ってくれたら、僕は『あ、洗ってくれてんねや、ありがとう』って言いますよ」と、想像以上の屁理屈をこねまくり、川西を呆れさせます。
以前、2人で向かい合って座っていた時に、川西の飲み物のストローの先が水田の方に向いていただけで「こっちに向けるの、やめてくれる?」と怒られ、とっさのことについ「あ、ごめん」と謝ったことがあるという川西ですが、「今思い返しても、どう考えてもあの『ごめん』は返してほしい。俺、絶対悪くないなぁ」と納得のいかない様子。
続いて、それらの解決策を伝える川西でしたが、1つめの「言葉づかい」の部分で、「たとえば強く反論するんじゃなくて、『僕が間違ってるかもしれませんが......』と言ってから話すとか......」と川西が話していると、「そんなふうに思うんやったら言わんかったらいいやん」と水田に食い気味に否定され「あかんあかん、向いてない」とさっそく1つめの解決策を放棄します。
さらに2つめの「ゆっくり話す」では、「いっつも人の話にキャキャキャキャ!って入ってくるやろ? チョロQみたいに。あれやめなあかんわ」とダメ出しをされる水田。
そして最後の「表情・態度・見え方」では、"あなたを受け入れていますよ"と言う意味の「両手を広げながらの微笑み」を仕方なく実践する水田でしたが、そのあまりのそのぎこちなさに、川西からは「固い固い。キン消しやないんやから」とバッサリ。
一方、専門家は"川西が好かれる要因"に「周りに合わせようという同調性が強い」「庶民的」を挙げ、和牛を「水田がわがままな赤ちゃんで、川西が親のような人格者の、親と子のようなコンビ」と分析します。この結果を聞いて、川西は「僕は普段から水田のことを扶養家族やと思ってるんで、それが(結果に)出たんですかね」と納得した様子ですが、一方の水田は納得がいかないようで、「川西も2人きりのときは結構、しかめっ面とかしてますからね。......こいつイヤなヤツです!」と取材陣に訴え、川西から「この分析結果を家に持ち帰って神棚に飾れ!」と一喝されます。
そんな川西に対抗心がメラメラ湧いた水田は「よし、R-1の決勝でどっちが好感度があるネタで勝てるかおまえと対決や!」と言い出し、川西に「なんで外にライバルがいっぱいいんのにここでおまえと戦わなあかんねん。R-1じゃなくてM-1やろ?」と呆れられていました。
イベントの終盤では、サッカー好きの水田が「そんなことよりみんなが気になってるのはこっちでしょ?」と急にサッカー日本代表のユニフォームに着替えたかと思うと、ワールドカップの今後を予想するコーナーへ。
「ポーランドには2-1で勝ちます。ベスト8でポルトガルとあたって、5-5で引き分けてPKで勝ってベスト4までいきます。『日本代表、ベスト4進出決定』っていう見出しのニュースを出しといてください」と断言。さらに「ロナウドと本田(圭佑)のフリーキックのやりあいで1点ずつ入れます」などの予言もしますが、「なぜそこまでわかるの?」と聞かれると「見てたらなんとなくわかる」というフワッとした回答をする水田に思わず報道陣も苦笑します。
最後に本作の感想とPRをと言われ、「すごくテンポがよくてポップでキャッチー。どんな世代の人が見ても楽しめると思います。僕もそんな漫才をしてみたい」と絶賛する川西に対し、水田は「ドラマの中に"擬似陪審員"という、陪審員の好感度を上げるためのシミュレーションをするところがあるんですけど、それがすごい。僕は芸人なんで、好感度アップすることだけを考えたらだめな職業ですけど、一般の人は会社で嫌われないように参考にしてください」と話し、川西に「誰が言うてんねん!」とツッコまれていました。
すると、「僕も参考にして、M-1の審査員の心をあやつって今年こそは優勝したいと思います!」と熱く語る水田。「今年はまぐれでもいいから優勝したいです」と改めて意気込みを語っていました。
【和牛】