沖縄お笑い界注目の大会を前に"公開ネタ見せ"を敢行!「サゴテン団の箱 New case.30」
6月24日(日)、よしもと沖縄花月にて「サゴテン団の箱 New case.30」が開催されました。「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ」(YOEC)3期生のありんくりん、オーシャン、カシスオレンジ、魁バーバリアンの4組で行う同期ライブ。まずはカシスオレンジの仲村、仲本が開演前の舞台に姿を見せ、一発ギャグやトークで会場の空気を温めます。
公演が開幕し、全員揃って行うオープニングコーナーは「人体のフシギ10」。人間の体にまつわる10個の"フシギ"の中から、7つの正しいものを選ぶというチャレンジ企画です。
まずは例題として、全員で「いすに座った状態で、おでこを指1本で押さえられると立ち上がれない」に挑戦。いすに座ったカシスオレンジ・仲本のおでこを、魁バーバリアン・与儀が指1本で押さえると、なかなか立ち上がれない様子にメンバーも大盛り上がり。
その後は、本題の中から「両手押さえつけ上げ」(両腕を押さえつけた後に解放すると、腕が勝手に上がる)、「ワサビが辛くない」(ワサビを食べた後、思い切り鼻呼吸をすると辛くない)に次々チャレンジします。
そんな中「目隠し足指当て」をチョイスしたのは、ありんくりん・りゅうた。目隠しした状態で足の指を触られると、どの指を触られているか分からない、というチャレンジです。「単純にりゅうたの足指を触りたくない」「毛の量がすごい」というボヤきが次々飛び交い「もういい、やめる!」とゴネるりゅうたでしたが、触られた指をまったく当てることができず、メンバーも興味津々の様子で見守ります。
続いて、魁バーバリアン・砂川は「自分の鼻より高い位置のニオイには気づかない」というフシギに挑戦します。目隠しした砂川の鼻上にかざすのはなんと、ありんくりん・クリスの脇。徐々に脇が近づくにつれ「うゎっ!くさっ!」とジタバタする砂川に客席も大爆笑。本当は正しい雑学なのですが、クリスが脇を鼻に近づけすぎたせいか、砂川が悶絶するリアクションに会場の笑いが止まりません。
さらに、体がやわらかいという魁バーバリアン・与儀が「あごひじ付け」、運動神経が悪いオーシャン・リョウジが「ぐるぐるバットをした後、水を飲むとまっすぐ歩ける」などの検証にトライ。与儀は正しい雑学、リョウジはウソの雑学に当たったのですが、それぞれの特徴を生かした体当たりチャレンジで笑いを巻き起こしました。
ライブ後半戦は恒例のネタ披露へ。しかし今回は、沖縄お笑い界注目の大会「お笑いバイアスロン2018」の予選・決勝戦前ということで、特別に「公開ネタ見せ」を敢行しました。通常、お客様の前では見せない内部でのネタの批評やアドバイスをオープンにし、メンバーのネタをブラッシュアップしようという試みです。
アドバイザーとして登場したのは、放送作家・キャンヒロユキさん、先輩芸人のピーチキャッスル・桃原優樹のふたり。「最近ネタ見せやってないよね? お客さんも見たことないだろうからいい機会かなと思って」と話すキャンさんに、サゴテン団の面々は「うゎー、緊張する!」と戦々恐々。さっそく魁バーバリアン、カシスオレンジ、ありんくりん、オーシャンの順でネタを披露します。
客席から何度も笑いが起こった各コンビのネタですが、キャンさん、桃原はそれぞれの修正点を次々と発表。メンバーの舞台上での動き、ツッコミやボケのクセなど、細かな動きも見逃さない鋭い指摘に、メンバーも「マジやっしー!」「めっちゃメモってて怖い!」とドキドキを隠せません。
キャンさんからは、"こうするともっと良くなる"という改善ポイント、テレビ映えする見せ方といった具体的な提案も。芸人たちが普段このようなプロセスを経て、舞台上でネタを披露していることに触れ、お客様も興味深い表情で話に聞き入っていました。
公演の最後には「ネタ見せの楽しさ分かりましたか?」と客席に呼びかけたキャンさん。「できればみんな大会本番で決勝に残ってほしい。きょうネタを見たお客さんが、本番で『あ、この部分が変わってる!』という楽しみもありますから」。キャンさんからの熱いエールに会場が盛り上がり、大会本番への期待が高まったところでこの日の公演が幕を下ろしました。
【ありんくりん】【オーシャン】【カシスオレンジ】【魁バーバリアン】