ラグビーの基礎知識から応用まで丸ごと楽しめたポストよしもと「ラグビー愛してる芸人」
7月25日(水)、ポストよしもとで「ラグビー愛してる芸人」が行われました。このイベントは、2019年に「ラグビーワールドカップ」が日本で行われることもあり、ラグビー愛してる芸人たちが、ラグビーを知らない方にラグビーの魅力を伝えようというもので、舞台上にはラグビー経験のある若手芸人が集合しました。
MCはアッパレード・木尾。オープニングでは自己紹介もかねて、ラグビーをしている時の写真も紹介しました。トット・多田は高校の3年間、卒業アルバムの部活紹介の写真を。小学校4年から高校卒業までの9年間、クラブチームに所属していたデルマパンゲ・広木。子ども頃の集合写真には日本代表の山田章仁選手も写っており、冒頭から盛り上がりました。なにわスワンキーズ・こじまラテは「小・中・高・大・社」と出演者の中では一番キャリアが長い"ラグビーエリート"であることが判明。チェリー大作戦・宗安は中学、高校の6年間。その頃のユニフォームでやってきました。コリアンモンスター・オッパは高校、大学でプレー。足が速く、50メートル5.8秒だったとか。からし蓮根・伊織は高校生当時のものを。和牛・川西は東大阪出身、ラグビーも親しんできました。そして高校時代の写真を。そしてMCのアッパレード・木尾は法政大学付属の中学、高校の6年間、プレーをしていました。
「アメトーーク!」のようなマドンナ的存在もステージへ招きました。登場したのは紅しょうが・熊元プロレスでした。熊元の知っているラグビー用語は「スクラム」程度、そんな"女子代表"熊元のためにも、まずはラグビーのルール説明などを解説。舞台上ではスクラムの実演。実はこうなっているというスクラムの組み方に、女性たちから驚きの声も上がっていました。
ラグビーには危険なプレーなどをしたことを理由に一時的に試合から離れることを命じる制度「シンビン」と判定があります。このイベントではスベったりすると「シンビン」ということで、一時的にステージ下のフロアでイベントを見るというルールも適用されました。そしてさっそく、シンビン第1号が...。それはこじまラテ。早くもステージ下に移動です。
ポジション説明では、熊元が「ラグビーは手足を使ってもいいんですか?」と素朴な疑問を。「アメフットと混同されがち」と川西、それぞれの違いもレクチャーしました。「ラグビーのいいところをPRしよう」というコーナーでは、「退場になったのにまたフィールドに帰ってこれるところ」と広木、性善説で成り立っていると力説しました。いいところを...という予定が川西の「ケガが多い」という一言がきっかけで、ケガについて盛り上がり、オッパの「耳が切れる」というエピソードには女性たちの悲鳴も。「魅力を語るはずが怖がらせては...」とあわや「シンビン」判定となるところでした。そこで木尾、「鼻が折れたことで、その前より鼻が高くなった」とアピール。伊織も「指が折れたけど、長くなった」。木尾いわく、数々のけがを経験して「痛みに強くなった」そう。
また、「ラグビーあるある」で「試合前の円陣で泣いている奴がおる」と木尾。それを受けこじまラテも「練習がきつすぎて試合が一番楽なんですよ」と試合までこぎつけたという気分の高まりに共感していました。ラグビーのカロリー消費量はサッカーの6倍もあるそうで、それはタックルなどぶつかり合うときにエネルギーを必要とするから。「そんな苛酷なスポーツをやっている男性だと評価してほしい」と木尾、女性たちへアピールしました。また、手の甲にたくさんの傷があるのも、ラグビー経験者あるある。ところが一人すべすべなのが多田。聞けば「怖かったので、タックルがないよう避けていた」と正直な気持ちを。合宿エピソードでは、ラグビー合宿の聖地・長野県の菅平で盛り上がりました。多田の高校は強豪ではなかったので、菅平の隣の栂池で合宿をしていたそう。多田によると「大阪府には10人制ラグビーがあって、僕たちはそれでした。菅平は通常のラグビーで強豪校が多いので、僕たちは隣の栂池で粛々と合宿をしていました」とのこと。なお、川西の高校時代の合宿先は兵庫の神鍋高原、木尾は夏休みにニュージーランド、オーストラリア、菅平へ合宿に行っていたとか。話題は脳震盪についても。ラグビーの試合にはつきもので、「高校の最後の試合は脳震盪で終わりました」とオッパ。記憶もないとか。ラグビーエリートのこじまラテは交流試合のエピソードを。「トンガ人選手と交流試合したんですけど、選手たちがみんな僕を見て爆笑していて。通訳の方を介して聞いたら、僕がトンガ人選手のいとこにめっちゃ似てたらしいです」と明かしました。
熊元も喜ぶイケメン選手紹介では、2019年の「ラグビーワールドカップ」でも見ることができるかもしれない世界のイケメン選手を紹介。これまでケガや脳震盪の話を聞いて険しい表情を見せていた熊元も思わず笑顔になりました。
コーナー「スベればシンビン!ものぼけパス」は2チームに分かれてゲームを。相手チームが差し出したものがボールならそのままパス、小道具ならものボケを。一人がスベってもチームの仲間たちが助けることも可能、ラグビーの精神である「ALL FOR ONE,ONE FOR ALL」を掲げ、チームプレーでのぞみました。
最後は「女の子のハートにトライ! ラグビー恋愛シチュエーション」。このコーナーではラグビーのシチュエーションで胸キュンなことをして、女の子のハートをつかもうというもの。お客様には相手役となってもらい、様々な恋愛シチュエーションを再現しました。コーナーキックを決めて告白をという試みの宗安、オッパは韓国語でパスを渡し、実は愛の告白であったと明かすというもの。こじまラテはコーチのようにスパルタで迫りつつ「俺と一緒に人生のスクラムを組まへんか?」とプロポーズ。相手の女性は「はい」と答えたものの、その迫り方が恐怖だったということでノートライ、シンビンとなりました。多田はラインアウトをしてもらい「リンゴを取ってきた」と差し出しました。「要らない」と断られるのもシナリオ通り、強引に"トライ"する姿に会場の女性たちから感嘆の声が上がりました。伊織は客席の女性を指名する前に「実は心に決めた人がいるんです...」と告白。それは熊元。ラグビーの練習に誘い、激しくぶつかり合うというもので判定はシンビン。熊元も「全然ドキドキしません」と納得していませんでした。広木は長く付き合っている人にプロポーズという設定でしたが言葉に詰まり「もう思いつかん!」とリタイア。トライを決められなかったということで広木もシンビンになりました。川西はやかんに指輪を仕込むというプロポーズの設定、こちらはOK。最後は木尾、キオーラモの過激な要求にシンビンという結果になりました。
最後はMCが舞台上からいなくなるという前代未聞の状態に。トット・多田が急遽代役、エンディングとなりました。
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