よしもとニュースセンター

7月26日（木）、東京・よみうりホールにて『東京グランド花月』が開催され、西川きよし、テンダラー、銀シャリ、アキナ、トレンディエンジェル、渡辺直美、尼神インターと、吉本新喜劇メンバーの川畑泰史、西川忠志、諸見里大介、チャーリー浜、未知やすえ、中條健一、高橋靖子、新名徹郎、小寺真理ほかが出演しました。

関西で人気の寄席『グランド花月』を東京にも広めようと、2014年にスタートした『東京グランド花月』。ベテランから若手まで幅広い芸人がラインナップされ、漫才、落語、コント、吉本新喜劇など、バラエティに富んだステージが展開されます。

今回の『東京グランド花月』は、7月26日（木）～29日（日）まで開催され、『第53回上方漫才大賞』を受賞したダイアン、和牛、祇園ら注目の若手芸人が多数出演することも話題となっています。

初日であるこの日、会場は満員のお客さんで埋め尽くされ、前説の猫塾にも温かい拍手が贈られました。

この日のトップバッターは、まさかの西川きよし！　芸歴54年目とは思えない軽快な登場の仕方で、のっけからお客さんを盛り上げます。最近は孫と仲良くなるためにアンパンマンのキャラクターを覚えているという話題や、今年が金婚式だという話など、身近な家族や芸人の話題でお客さんを楽しませます。

続いては尼神インター。「人気者になりたい」という渚が、「人気者になるには女とガキに好かれなあかん」と言い出し、好かれるために心理ゲームを始めることに。しかしその心理ゲームが一風変わったゲームで......。ゲームが進むごとに、会場にいた子どもたちは大笑いでした。

アキナは近頃の日本は離婚率が高いという話から、離婚することになったお父さんと5歳の息子の設定で会話を始めるのですが、5歳とは思えない大人びた発言をする子どもに会場は爆笑！　

4組目に真っ白な花柄のレースのミニドレス姿の渡辺直美が登場すると、会場からは大きな歓声が！　おなじみのビヨンセの曲（『Crazy In Love』）が流れると、ビヨンセになりきって激しいダンスを踊る直美ですが、時々コミカルな動きのダンスやロボットダンスを交え、お客さんを爆笑に誘います。堂々としたパフォーマンスを終えると、嵐のように颯爽と去っていく姿が印象的でした。


トレンディエンジェルは登場するなり会場を見渡し、2階席を見上げて「上から見られるのはちょっと......」と話し、笑わせます。また、歌が得意な斉藤が「歌いたい！」と言い出し、この日誕生日だというお客さんのためにバースデー・ソングを熱唱する一幕も。

銀シャリは、夏休みに遊びに来る甥っ子のために『森のクマさん』を歌ってあげるという鰻が、なぜか甥っ子にはその歌が不評だといい、どんなふうに歌っているのかを検証することに。するとおかしな点が次々現れて......。『森のクマさん』1曲だけで、バリエーション豊かな漫才を繰り広げていました。

漫才パートのトリを務めたのはテンダラー。浜本は「25年前から、どうせ有名になるなら有楽町でやりたいなって思ってました。夢叶いました」と話し、笑いを誘います。その後も男女の出会いのシーンをいろんなパターンで実演してみせるなど、安定感のある正統派漫才で会場を沸かせるテンダラーでした。

10分の休憩をはさみ、続いてはいよいよ吉本新喜劇です！『義理の兄はギリギリの兄!?』と題されたこの日の新喜劇では、やすえ（未知やすえ）と泰史（川畑泰史）姉弟が営むうどん屋『花月うどん』を舞台に、さまざまな人間模様が繰り広げられました。

『花月うどん』アルバイトの諸見里（諸見里大介）や、時々立ち寄る警官（チャーリー浜）、借金の取り立てにくるよしもと金融の2人組など、おなじみのメンツが入れ替わり立ち替わり、さまざまなギャグやボケでお客さんの笑いや拍手を誘います。

特にチャーリー浜の往年のギャグには新喜劇メンバーもここぞとばかりにずっこけまくり、これぞ新喜劇！なシーンも見られ、お客さんも大満足だったよう。

その後もやすえの行方不明だった夫・忠志（西川忠志）がひょっこり帰ってきたり、泰史の恋人・真里ちゃん（小寺真理）が登場したりと、姉弟の周りにはさまざまなできごとが降りかかりますが、いろんなことがあってたどり着いたラストシーンには惜しみない拍手が贈られました。

このあとも27～29日まで3日間続く『東京グランド花月』。当日券は若干数ありますので、見たい！と思った方はぜひ東京グランド花月のHP（http://www.yoshimoto.co.jp/tgk/）をチェックしてみてください！



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