加藤ひろあき、第18回アジア競技大会のオフィシャルテーマソングを熱唱! 日本インドネシア国交樹立60周年記念イベント「フェスティバルインドネシア2018 」
7月29日(日)、東京・日比谷公園にて、日本インドネシア国交樹立60周年記念イベント「フェスティバルインドネシア2018 」が開催され、インドネシア在住のよしもと所属アーティストである加藤ひろあきがライブステージに出演し、「第18回アジア競技大会」のオフィシャルテーマソング「Bright As The Sun(日本語ver.)」ほか4曲を熱唱しました。
7月28(土)・29日(日)の両日にわたって行われた「フェスティバルインドネシア2018 」は、日本とインドネシアの国交樹立60周年を記念して開催された、音楽あり、ワークショップあり、インドネシア料理のフードコーナーあり、伝統工芸品や民芸品の展示ブースありの盛りだくさんなイベント。台風の影響により、残念ながら28日のライブステージは中止されましたが、29日は予定通り開催され、台風一過の快晴の中、大勢の人が詰めかけ、思い思いに楽しんでいました。
この日、オープニングセレモニーのMCと、ライブステージの進行MCも務めた大忙しの加藤がミュージシャンとしてライブステージに登場したのは午後3時を回った頃。
サウンドチェックをしながら、ゆるやかに観客にあいさつをし、1曲めに『涙そうそう』を歌い出す加藤。歌い終わるとインドネシア語でもあいさつをし、集まった大勢のインドネシア人をも沸かせます。
続いての曲は『Ruang Rindu』。インドネシアのバンド・Lettoのヒット曲を加藤ひろあきが日本語に訳したバージョンである本作は、ワンフレーズ歌っただけで客席から歓声が上がります。1番を日本語で歌ったあと、2番をインドネシア語で歌い始めると、一緒に歌うお客さんも多く、会場は一気に盛り上がりを見せていました。
改めて自己紹介したあと「MCだけじゃなくて、歌も歌ってます(笑)」と話し、お客さんを和ませたあとはオリジナル曲『テリマカシ』を披露。インドネシア語の「ありがとう」を意味する言葉がタイトルになったこの曲は、日本とインドネシアを繋ぐテーマ曲とするべく歌い続けているそうで、この日も「ありがとうの気持ちを込めて歌います。サビが簡単なので、よかったら一緒に歌ってください」と曲紹介すると、さっそく覚えてサビを一緒に歌い出すお客さんも。
ラストの曲は「第18回アジア競技大会」(Asian Games 2018 Jakarta Palembang)のオフィシャルテーマソングである『Bright As The Sun』。8月18日~9月2日の16日間、インドネシア のジャカルタとパレンバンの2都市で開催されるアジア最大規模のスポーツイベントである本大会の日本版の公式ソングを担当している加藤は、歌だけでなく歌詞の翻訳も担当しています。スポーツイベントのテーマソングにふさわしく、力強く伸びやかな曲を歌い終えた加藤は、「素晴らしいこのイベントが、いつまでも続いていきますようお祈りしています。両国の発展と平和を願って」というコメントでステージを締めくくっていました。
ステージ終了直後に加藤ひろあきに感想を尋ねると、「久しぶりのインドネシアフェスティバルで、両国をつないで歌うというのは昔からの夢だったので、またひとつ夢が叶ったというか、大切なステージに立つことができて、今とても幸せな気分です」とニッコリ。
お客さんの雰囲気についても、「たぶんインドネシア人の方が多かったと思うんですけど、日本人の方もたくさんいらっしゃって。日本語とインドネシア語、2つの言葉で歌うということが僕の特徴でもあるので、お互いに楽しんでもらえているのがお客さんの表情を見てわかったので、それがすごく嬉しかったですね」と話します。
現在はインドネシアに拠点を移し、活動している加藤ですが、移住する数年前にもインドネシアフェスティバルに出演したことがあるそう。しかし、そのときは「こんな雰囲気ではなく、もっと『おまえ誰やねん』感が強かった(笑)」そうで、今日は「あ、結構僕のことを知ってくれてるのかな?」という印象を受けたんだとか。
第18回アジア競技大会のオフィシャルテーマソングを歌うことになった経緯について聞くと「今、インドネシアはこの大会を成功させようと力を入れているんですけど、アジア競技会の委員会がテーマソングを別の言語でも作りたいということで、僕(日本)とタイと韓国の3カ国でやろうということになり、日本語バージョンは歌詞の翻訳も含めて僕にと、委員会から直接オファーの電話がかかってきました。存在を知っていただけていたことが光栄でしたね」と話す加藤。
今後の活動については「昔からずっと変わらないんですけど、"インドネシアの日本ファン"をどんどん増やしていきたいですし、逆に、日本にはもっともっとインドネシアのことを知ってほしいなと思っていて、ひとりでも多くの人にそれを伝えられるような活動をこれからもやっていきたいなと思ってます」と話します。
また、それが日本の将来にも役立つと思うとも話した上で、「違う価値観とか、違う人たちを受け入れる社会になっていくためには、こういう、わかりやすい芸能のところからやっていった方がいいと思うので、二国間の架け橋に、芸能の形でかかわっていきたいなと思っています。芸能が架け橋となって、自分が知名度をあげることで、二国間の垣根をどんどん低くしていきたい」と力強く語っていました。
一方、同イベントではフードエリアにもステージがあり、そこではインドネシア住みます芸人・アキラ・コンチネンタル・フィーバーとそこらへん元気の2組が進行役を務めるとともに、ネタを披露し、イベントを盛り上げていました。
まずはそこらへん元気がヒューマンビートボックスとスタンダップコメディを披露。続いてアキラ・コンチネンタル・フィーバーがコメディマジックを披露し、最後には2人で作った歌ネタ(インドネシアの食べ物の歌と、インドネシア人のカップルがいい感じのときに「ヒューヒュー!」ということをコント仕立てにした歌)を2曲披露しました。
ネタを披露する前後も、MCとしてお客さんを楽しませる2人。「僕は何歳でしょうか?」などというクイズを出して、正解したお客さんにはイベントのバッヂをプレゼントするなど、子どもたちも参加できるような楽しいMCでお客さんを飽きさせません。
ステージの合間にネタを披露した感想を聞くと「もともとメインステージでやる予定だったんですけど、昨日の雨の影響でフードエリアステージに変わっちゃって。でも、食べ物を買いに来たお客さんたちがいっぱい来てくれたんで、逆にこっちでよかったかな?って思いました。やっぱり日本のイベントよりインドネシアのお客さんの方が一緒に盛り上がってくれるんですよ、歌を歌うと踊ってくれたりとか。なのでやってて楽しかったです」(そこらへん元気)と嬉しそうに語ります。
(左/そこらへん元気、右/アキラ・コンチネンタル・フィーバー)
こちらもお客さんはインドネシア人の方が多かったようで、「日本語とインドネシア語、どちらで話そうか迷ってたんですけど、インドネシアの方が多かったんで、メインはインドネシア語にしました」(そこらへん元気)、「改めて、日本にインドネシアの方がこんなにいるんだなって思いました。パフォーマンスしてるとき、お客さんがほとんどインドネシア人だったんで、『あれ? インドネシアにいるのかな?』と思ったぐらい(笑)。日本にいる感じがしませんでしたね」(アキラ)と、インドネシア人の多さには驚いたよう。
今の日本の暑さをどう感じるかについても聞いてみると「いや~、異常です」(そこらへん元気)、「インドネシアも気温は同じような時もあるんですけど、体感温度が全然違いますね」(アキラ)と、赤道直下のインドネシアよりも暑いとこぼす2人。さらに「先日、大阪にインドネシア人のスタッフと一緒に行ってたんですけど、インドネシア人のスタッフもバテてました。『日本おかしい』って」(そこらへん元気)と、インドネシア人もビックリな驚きのエピソードも披露してくれました。
ちなみに、加藤ひろあきの『Bright As The Sun Japanese Version』のミュージックビデオ(URL https://youtu.be/60qzpFxbvJM)には、加藤と共に現地で活躍中の住みますアジア芸人の5人(アキラ・コンチネンタルフィーバー、ザ・スリー、そこらへん元気)も登場していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
■加藤ひろあき オフィシャルサイト
http://hiroakikato.com/
■住みますアジア オフィシャルサイト
http://sumimasu.asia/
【アキラ・コンチネンタル・フィーバー】【そこらへん元気】