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2018年8月27日 (月)

福岡のよしもと芸人が大集合!「九州新喜劇~寿座長・夏公演~」開催レポート

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今年2月16日、「九州をいろいろな形で盛り上げて笑顔を届けたい」という想いのもと、吉本新喜劇の九州版として「九州新喜劇」が立ち上がりました。
それから半年、今日8月26日、西鉄ホールにて「九州新喜劇~寿座長・夏公演~」として、九州新喜劇の第一回目の公演が昼の部と夜の部の二公演開催されました。
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座長はもちろん、大阪の吉本新喜劇でも副座長を務め活躍した寿一実。座員に福岡で活躍中のコンバット満、ケン坊田中、高田課長、福岡よしもとに移籍し間もなく1年が経つサカイストなど、総勢20名を超えるメンバーで約500名の会場を満席で迎えました。
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また、今回は事前に行われたマドンナオーディションを勝ち抜いた4名(谷桃子、比花知春、えっちゃん、坂田彩)も出演。
灼熱の福岡・天神でしたが、たくさんの方にかけつけて頂き、公演は昼夜ともに完売!さらに今回は脚本をパンクブーブー・佐藤哲夫が担当。九州の芸人と、九州出身の人気芸人たちが中心となって盛り上げました。
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演目は「福岡で映画をとっとーと!?」。寿座長が支配人を務める「花月旅館」に、地元の人、地元のメディア、海外の大物映画監督などたくさんの人々が出入りし、福岡ならではのテレビ番組ネタや食ネタをたっぷり交えながらの人情ドラマであっという間の1時間でした。
また、忘れてはならないのが立ち上げ公演に続きゲストで登場してくれた石田靖さんと、RKB毎日放送の武田伊央アナ。
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石田さんはゲストとは思えないセリフの量で、本人汗だく!セリフを飛ばしながらもアドリブで笑いをさらに盛り込んでくれ、「いったい誰が座長なんだ!」とその後の会見でも話題となりました。
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(ちなみに脚本を担当したパンク・佐藤が一番石田さんの奮闘ぶりを舞台袖で見て笑っていたそうですが、石田さんのセリフが多くなったのも、「配役も決まらずに寿座長から"よろしく!"って言われて、しばらく経ってから何の情報もないのに"できた?"って言われたんですよ!そんなの無理に決まってるじゃないですか!」と無罪放免を主張していました)武田アナは舞台で突如豹変するという演技力の要る重要なエッセンスを見事に披露してくれました。
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劇中の叫びのごとく、RKBに我慢がならなくなったら、福岡よしもとでお待ちしていますよ。(嘘です)

公演に続き、博多華丸・大吉、パンクブーブー、バッドボーイズ、どんぴしゃ、だんごばーなの5組のネタゲストも登場してくれました。(しかも華大の二人は、事前には告知されていないシークレット・ゲストでした)
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だんごばーなは憧れのマクドナルドで働くネタを細かな情景描写で披露、続くバッドボーイズは上京し16年経ったいまでも福岡愛は変わらない!というメッセージからの「腹が立つ話」で場内を盛り上げました。
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どんぴしゃは森本ちゃんの定番、元福岡ソフトバンクホークス・王監督を軸とした様々なシチュエーションものまねを、パンクブーブーは佐藤お得意の「西鉄バスの運転手の日本一テンションの低い車内アナウンス」からお化け屋敷ネタへ。
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最後の博多華丸・大吉は直前まで24時間テレビの現場だったため「出られるかわからなかった」とのこと。「でも我々は地球の前に寿一実を救わないといけませんからね」という大吉のコメントで大爆笑!
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実際、かなりタイトなスケジュールの中で出演してくれたようです。ネタは華丸の妄想テレビ番組「おじさんといっしょ」。地域絡みのネタではないものの、寿座長をいじりながら盛り上げられる内容という秀逸なセレクトでした。

博多華丸・大吉のネタ終わりで寿一実、石田靖、コンバット満、ケン坊田中、サカイストが舞台へ。
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先ほどの華大のおじさんネタをしっかり引きずりながら寿座長を全員でいじり倒しつつ、和やかなムードで終演となりました。
終演直後に全出演者での記念撮影。かなり贅沢なメンバーですね。
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昼公演と夜公演の間に、九州新喜劇初公演をうけての記者会見が開かれました。
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会見には寿座長、コンバット満、高田課長、ケン坊田中、パンクブーブー、そしてマドンナ役の4名が登場し、サカイストが司会進行を務めました。「前回の旗揚げ公演で九州弁がたっぷりあってよかった、というお声を頂いたんですが、今回は少し控えめだったですね。前回が濃すぎたかなと思って。次回またもうちょっと九州弁を強くしようかなと思います。今後は九州各地で九州新喜劇をやってみたいですね」と寿座長。

そんな寿座長について「人間的にはほんとクズなんですよ」といつもの愛あるコメントをくれたコンバット満、寿さんのことはそっちのけで「マドンナが4人もいると打ち上げが盛り上がる」という高田課長のコメントに「練習のたびに打ち上げやってたでしょ、やりすぎですよ」とパンク・佐藤が呆れて突っ込む場面も。ケン坊田中は「寿さんは舞台と普段、何も変わりませんよ。あの通り、変態仮面(劇中のネタ)です」と取材陣を笑わせてくれました。
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マドンナの4人は約300名の中から選ばれた7人のうちの4人。いずれもお酒が強いそうで、「たぶん選考基準に入ってたんじゃないかなと思います」とそれぞれ頷いていました。

最後は脚本を担当したパンク・佐藤に質問が集中しました。
前述の通り寿座長の丸投げに振り回された佐藤。しかし「上京前からお世話になっている先輩方ばかりなので、それぞれのキャラクターはよくわかっていますし、楽しみながら脚本を書くことができました。でも、石田さんのセリフ多すぎですね」と苦笑い。
「ただ、皆さん脚本以上の動きをたくさんしてくれたので、自分が書いた劇なのに、凄く楽しめました」とコメント。
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寿座長への質問やマドンナへの切り替えしなど、せっかく福岡になじんで記者会見の司会まで任されているサカイストを押しのけて仕切ろうとするパンク・黒瀬にサカイストが退場勧告する場面もありつつ、「華大がステージで"石田さんが芝居終わりに台本読み直してここはもっとこうしたらいい、とか言ってる横で、寿さんが真剣に見てると思ったら打ち上げ会場の案内だった"っていうコメントをしたらしいけど、それは俺が最初に見つけたんだよ!そのこと書いてください!」と熱弁されたので責任をもってここにお知らせさせて頂きます。
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「今日はもう、たくさんの方々にかけつけてもらえたことが何よりうれしいです。これからもっともっと楽しくしていきたい」という寿座長のコメントで会見は終了しました。
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九州新喜劇は、「言うだけでなにもしない」(華丸談)けれども、ついついハゲだのクズだの言いながらお節介を焼きたくなる寿座長の人柄が産んだ、まさに九州ならではの劇団です。
まだ生で見たことのない方は、ぜひ次回公演をお楽しみに。



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