爆ノ介率いるバンドとゲスト芸人たちが熱狂ライブ!爆笑ゲームも満載の「爆音〜笑いと音の協奏曲〜」
8月28日(火)、よしもと漫才劇場にて、爆ノ介presents「爆音〜笑いと音の協奏曲〜」が開催されました。爆ノ介率いる5人編成のバンドを中心に、さまざまな芸人たちが入り乱れてタイトル通り笑いとの"協奏曲"を織りなすおもしろイベント。立ち見も出る超満員となった客席は、開演前からライブハウスのような熱気に包まれました。
幕前に置かれた1本のギター...そこに爆ノ介が登場し、「自分のイベントだから前説も自分で」としゃべり始めます。
しかし、ひとりでは心もとないということで、「新しい便利な人を見つけました!」とジュリエッタ・井尻を呼び込み。これまではこの役割をプリマ旦那・河野が務めてきたそうで、井尻は「なんでオレやねん!」とぼやきつつ、「前説経験が少ない」とぎこちないトークを続ける爆ノ介にツッコミのサポートを入れていきます。
さらに「山!」「川!」のコール&レスポンスで盛り上げたあとは、爆ノ介がギターをかきならし開演の合図! 幕が開くとプリマ旦那・野村(ギター)、ダブルアート・真べぇ(ドラム)、ラニーノーズ・山田&洲崎(ともにギター)が揃い踏みで、爆ノ介オリジナル曲『俺がお前だったら』が始まりました。
謎のダンスで盛り上がる井尻をいじりつつ、爆ノ介は「♪俺がお客さんだったら」「お笑いライブとか音楽ライブとか関係なく盛り上がるで!」とあおり、早くも会場の熱は最高潮に。このまま音楽に乗って、熱狂の出演者の紹介に突入! もちろんすべての演奏をこの5人が行います。
てんしとあくまは、山田のラップネタに連なるように飛び出したMCかんざきに川口がひとことツッコミを。
爛々は萌々が得意のトランペットを披露、バンドにファンキーな彩りを加え喝采を浴びます。
ツートライブは、たかのりの「えてこまし」と周平魂の「ニュアンス」、2大ワードを前面に押し出して。
河野はなぜか、野村から「ニュアンスとは?」を歌で説明され、そこに延々とツッコんでいくハメに...。
トットは仏教アイドル・ブッディちゃんに扮した多田と、そのファン=小坊主の桑原が、『開け!第三の目』を歌い踊りました。
ダブルアート・タグはキツネキャラになりきり「フォックス・アイ」を連呼。
「僕らがいちばんかわいい」と主張するのはビスケットブラザーズ。
ニッポンの社長はHY『AM11:00』を熱唱しながらケンタウロスの恋物語で笑わせます。
舞台上がカオスと化すなか「あの人に頭の整理してもらお」(爆ノ介)と呼ばれたヒューマン中村。「何の役ですか?」と戸惑いつつも、「だんだんショボくスケールダウンしていく」ネタできっちり"整理"してみせました。
コウテイは、客席の「ズィーヤ!」コールを受けて九条が今年いちばんの「ズィーヤ!」を発動!?
見取り図・盛山はもちろん『ショーバン』を歌い、その姿を相方・リリーがスケッチします。
そしてクロスバー直撃は威勢よく「砂肝まつり」を繰り広げました。
最後は観客も総立ちになり、会場全体でジャンプしてフィニッシュ! 40分を超える熱狂の"オープニングアクト"で、ようやくイベントがスタートしました。
ここからは音をからめたコーナーで盛り上げます。「爆裂ゲームバトル!」では、多田がMCを担当。てんしとあくま、桑原、見取り図、ニッポンの社長の青チーム、爆ノ介、ジュリエッタ、ラニーノーズ、プリマ旦那の赤チームに分かれ、音楽を使ったゲームで対決していきます。
「イントロエピソードトーク!」は、くじ引きで決まった曲のイントロ内に話を収め、歌を歌い出せたら成功というルール。イントロには長短があるため、どの曲を引くかも大きく影響してきそうです。
河野はイントロ6秒のGLAY『HOWEVER』をいきなり引いてしまいピンチに。しかし、妻の料理エピソードをギリギリで収め、メンバーを驚かせます。リリーはイントロ25秒のZARD『負けないで』に乗せて、実家ネタを披露。こちらも爆笑&拍手を浴びました。
一方で、時間内に収まらず、あきらめて歌い出す者も続出。河野同様『HOWEVER』を引いた川口は、話の導入のみで終わってしまい、多田から「何も起きてへんやん!」とダメ出しされてしまいます。
桑原は多田の天然エピソードを暴露しますが、余ったイントロ部分を「ハイ、ハイ」で埋め続けるという荒技に出てアウト。
また、長すぎるイントロ(60秒)のB'z『LOVE PHANTOM』を引いたニッポンの社長・辻は、河野と後輩の"浮気"にまつわる会話をねちっこくいじって技あり一本。その相方・ケツは、盛山に関するエピソードを話すも、盛りすぎて撃沈していました。
続く「割り振りカラオケ」でもヒートアップ。各チーム7人全員を7色を割り振り、カラオケVTRを見ながら自分の色のフレーズのみ立ち上がって歌います。観客の拍手で、良かったほうのチームに爆裂ポイントが与えられるとのこと。先攻は赤チームです。
お題となるのはWhiteberry『夏祭り』。手拍子に背中を押され、7色のTシャツを来たメンバーは大奮闘。かなり細切れにされたフレーズもありましたが、見事に歌い上げました。
青チームは『ドラゴンボールZ』でおなじみ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』に挑戦。長いフレーズを思わず熱唱する盛山、短すぎるフレーズばかりがまわってきて四苦八苦する桑原など、爆笑の展開となりました。結果は赤チームの圧勝に!
ふたつ目のコーナーは「爆裂!フリースタイルアタック音バトル」。MC河野のもと、爆ノ介、クロスバー直撃、ビスケットブラザーズ、爛々の「チーム爆」、ヒューマン中村、ツートライブ、ダブルアート、コウテイの「チーム人」に分かれ、1対1でアタック音に合わせたおもしろ表現を競います。審査員は"プロのミュージシャン"として、盛山、ラニーノーズが務めました。
たかのりVS.爛々・大国はファミリーマートの入店音で対決。ボケで笑わせるたかのりに対し、メロディに歌詞を乗せて歌うスタイルの大国のバトルは、なんと2回のドロー・再勝負という地獄の展開に。最後は僅差で大国が勝利しました。
ドラクエのレベルアップ音に挑んだ井尻VS.ビスケットブラザーズ・きんは、ドローの末に井尻が自爆。コウテイ・下田VS.クロスバー直撃・前野は『M-1グランプリ』の出囃子で、マネキンの頭を抱えて豪快にボケた下田が勝利。この後も、九条VS.萌々、周平魂VS.クロスバー直撃・渡邊、ジュリエッタ・藤本VS.爆ノ介が好勝負で沸かせました。
最終決戦は、ヒューマン中村VS.ビスケットブラザーズ・原田が『2001年宇宙の旅』テーマソングで。アタック音と呼ぶにはかなり長尺の音楽を、聴診器で診察する医師になりきり爆笑に変えたヒューマン中村。
対する原田はTシャツに自分の似顔絵を描くボケが不発に終わり、思わず「ストップ!」とタイム要請!? 結果はもちろんヒューマン中村の勝利となり、原田は罰ゲームの餌食に。ここでも「ストップ!」を連発して舞台上は大混乱となりました。
最後は再びバンドの演奏に乗せて、「ムチャぶり!俺が○○だったら!」と題したコーナーを。オープニングで歌った『俺がお前だったら』の「お前」の部分にお題が出され、それに続くフレーズを即興で回答しなければなりません。メンバーは爆ノ介が選出します。
一番手のジュリエッタ・藤本は、「俺がタモリさんだったら」でいきなりつまづき、原田の「ストップ!」を発動!
その後も「トット・多田だったら」のリリーは「意味もなく街歩く」、「見取り図・リリーだったら」の盛山は「相方と目を合わせて漫才する」、「ラニーノーズ・洲崎だったら」のかんざきは「あんなにダサい格好せーへん!」など、爆笑回答が続出します。
ここでもトリに指名されたのは原田。またしても「ストップ!」が出たものの、「てんしとあくま・川口だったら」で「ロン毛とは組まない」と回答し、なんとかクリアすることができました。
エンディングでも、スケジュールの都合でオープニングアクトに登場できなかったジュリエッタのパートを披露するなど、ハイテンションなライブはまだまだ終わらず! 興奮冷めやらぬまま、歓声と拍手に包まれて終演となりました。
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