よしもとニュースセンター

8月31日（金）、東京・目黒雅叙園にて「大阪チャンネル オリジナル新番組『国産洋画劇場』制作発表記者会見」が開催され、ロバート・秋山竜次、友近が登壇しました。

株式会社NTTぷららと吉本興業株式会社が運営する映像配信サービス「大阪チャンネル」にて、8月31日（金）より配信がスタートする秋山竜次と友近がW主演を務めるオリジナル新番組「国産洋画劇場」。

なりきり道をひた走る秋山竜次と友近のツートップがタッグを組み、企画・主演を務める本番組は、誰もが知っている有名な洋画を彷彿とさせるような、それでいて役者、ロケーション、スタッフ、機材など、すべて純国産にこだわり抜いた、日本人ならではの目線で作り上げています。

日本人だからこそ成し得た深みのある演技、日本の風景だからこそ撮り得た絶景、 日本の技術だからこそ生み得た感動シーンに注目の、圧倒的スケールで描かれた完全オリジナル作品です。

MCの伊藤さとりさんより大阪チャンネルについての概要が説明されたあと、秋山竜次、友近が登場。2人は登場するなり、笑顔でハリウッド俳優ばりの固い握手を交わし、会場の雰囲気を和ませます。

作品について、できあがった感想を聞かれると、感動のあまり思わず涙する（？）秋山。「とにかく嬉しいです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べます。友近が「作品が完成するまでが長いようで短く、また短いようで長かったです」と振り返ると、秋山も「（撮影が終わると）夢から現実に戻る感じなんですけど、こっちが夢で、あっちの世界が現実なんじゃないかって、ね」とニッコリ。また、「今回はとにかく国産にこだわり抜いているので、マスコミも外資系の方にはご遠慮いただいたんですよ」と取材陣にまで国産にこだわったと話す友近に笑いが起こっていました。


と、ここで第一回作品となる『六城』（ろくき）と二作目の『船と氷山』のダイジェスト版が上映されます。

『六城』は、相撲界から追放され、闇相撲に身を落とした元人気力士・六城に突然チャンスが訪れるというストーリー。どことなく映画『ロッキー』のストーリーに似た内容となっているのですが、MCの伊藤さんから「どこかよく似た作品を以前に見たことがあるような気がするんですが......」とおそるおそる聞かれると、秋山は「今回は企画から僕らが入って、ストーリーも完全オリジナルなので、そんなことはないと思います」と力強く否定します。

また、音楽もドラマティックですねと言われると、「これは僕らが歌って『こういうメロディにしてほしい』って言ったんだよね」と友近と一緒に六城のテーマソングを口ずさむのですが、『ロッキーのテーマ』のメロディを絶妙に崩したようなその音程にお客さんは爆笑です！

それを聞いた伊藤さんが「なんだか懐かしいような......」と思わず感想を漏らすと、秋山は「なんなの!? さっきから。そりゃあ似たような作品はありますよ、なんでも」とかなり憮然とした様子で答えていました。

今作で和菓子屋で働く遠藤役を演じた友近が、六城役の秋山とのキスシーンについて聞かれ、「遠藤は男の人を知らないという設定なので、秋山さんにおまかせしました」と話すと、秋山は「キスと言わず、接吻と言ってください」と言い方にこだわったあと、「本番に向けて、お金を払ってキスの練習をしました。ひとつのキスに対して（風俗で）12～13万円かかってます」と明かします。

また、みどころを聞かれると、遠藤の名を呼ぶシーンと答えた秋山が「エンドウサ～ン！」と、本家の名セリフ「エイドリア～ン！」にも似たセリフを絶叫したため、会場中が笑いに包まれました。

続いて2作目の『船と氷山』の話題へ。貧富の差のある男女が船で出会い、その後予期せぬアクシデントが起こるーーという、これまた過去の名作によく似たストーリーなのですが、そこに触れられると「近いものは出て来ますよ。でもしょうがない。もともと映画をまったく見ない2人なんだ！」と激怒する秋山。


見どころについて聞かれると、「船の突先っていうんですか？　そのシーンですね。あんまり船の先っちょで物語って行われないじゃないですか」と友近。両手を広げるシーンについて「あれは自然に広げたい気持ちになったんですか？」と聞かれると、「脚本にはなかったんですけど、アドリブで両手を広げました。鳥になったような気持ちといいますか......」と友近が答えると、秋山が「国産のね」と合いの手をうち、友近も「そう、キジとか」と、国産の鳥をイメージしたと答えます。


国産にこだわるあまり、海の下の外来種もすべて外したと話す秋山は、「最近はうるさいですからね」と話し、笑いを誘っていました。

今後も続々と作品が配信される予定だそうで、今後の作品について聞かれると、運転中に追い抜いた軽トラックから執拗に追跡される恐怖を描いた『激突き！』などが待機していると話したあと、今後作っていきたい作品の構想を話し出す秋山。

「お化けを霊媒師集団が退治する、っていう......」との秋山の言葉に、「それを怖く描くんじゃなくて、コメディタッチの作品にしたいよね」と友近も賛同します。さらに、「私が世界的なシンガーで、秋山さんがそれを守る......」（友近）「『警備保障』っていう映画。今、途中まで脚本を書いてるんですよ」（秋山）と、次回作に向けての構想が止まらない2人でした。

会見終了後の囲み取材では、「僕たち、とにかく感性が似てるんです」と話す2人が、先日2人で見てきたという温泉街のストリップ劇場でのエピソードを披露します。なんでも、ストリッパーがチャップリンのモノマネをしながらダンスをしていたそうで、そのダンスを再現してみせる2人。

さらに今後の作品についての構想を聞かれると、秋山は「現実にはありえないような、過去に戻る物語なんかもいいですね。時代後退というか......。マシンは出したいですね。いすゞのピアッツァが似合うんじゃないかと思います」と、具体的な車種名まで挙げ、構想を語っていました。

記者から、「劇団えんきんほうの上杉みちくんや、友近さんのご友人の水谷千重子さんの出演はあるんでしょうか？」と聞かれると、「みちくんは遠近法を使って7mぐらい下がらないと6歳にならない。みんなで作ってる6歳なんです。ひとりでも裏切るやつがいると、みちくんは40歳になってしまうので、難しいかな。夜8時になったら帰らないといけないという縛りもありますし」と現実的には難しいと話す秋山。

友近は、「さっき話した『警備保障』に出てくる"世界的な歌姫"役に水谷千重子さんはいいかもしれないですね」と、水谷千重子の出演に積極的な姿勢を見せていました。

最後に、「洋画は国産に限る！　ぜひ見てください」というメッセージを残し、囲み取材は終了。

大阪チャンネル オリジナル新番組「国産洋画劇場」は、本日31日より配信スタートです！



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