高校生マンザイNo.1は誰の手に!? 「ハイスクールマンザイ2018〜H-1甲子園〜」決勝大会開催!!
全国の高校生からマンザイNo.1を決定するコンテスト、「ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園〜」決勝大会が、9月2日(日)になんばグランド花月で行われました。今年16回目を迎えるこの大会は、過去8,609組、17,450人の高校生がチャレンジし、マンザイバトルを繰り広げてきました。今年も4月から募集した動画応募にのべ1,650人(のべ664組)の高校生がエントリー。そこを勝ち抜き、地区決勝大会で勝ち上がった8組が、ついになんばグランド花月の舞台に立ちました。
2015年ハイスクールマンザイ優勝の「パンケーキ」が前々説、2014年優勝の「いなかのくるま」が前説を務め、会場を盛り上げました。そしてMCのタカアンドトシがステージへ。決勝の様子はTwitterのペリスコープからは「よしもとニュースセンター」、フェイスブック・ライブの「いいね!よしもと」、LINE LIVEの「よしもとLIVE」で生配信されていることを告げ、各地区大会を制した8組が最終決戦に挑むことを改めてアピール。タカは年々レベルが上がっていると話し、今回の大会も盛り上がると太鼓判です。
ここから早速トシが8組をコール。北から北海道・東北エリア地区代表「ダブルグッチー」、関東エリア地区代表「フライドポテト」、同じく関東エリア地区代表「ベストフレンド」、東海・北陸・甲信越エリア地区代表「シセン」、近畿エリア地区代表「アグレッシブ」、近畿エリア地区代表「アンドロイド」、中国・四国エリア地区代表「セントラルドグマ」、九州・沖縄エリア地区代表「くるしゅうない」の面々がステージ上に揃い、決勝を迎える意気込みを語りました。
続いては審査員の紹介。まずは銀シャリ、とろサーモンですが、久保田は出演コンビのプロフィールをざっと見て、好きなコンビに銀シャリととろサーモンが入ってないことに言及。「いつも以上に激辛で!」といきなり悪態をつきます。
毎年審査員を務めている板尾創路は「今回は男性ばっかりでいつもと雰囲気が違う」と話したあと、ステージを見て「圧力がすごい」とコメント。「今日は揉める、帰れないですよ、みなさん」と笑いを誘います。
続いてオール阪神は、巨人のモノマネを披露し、爆笑をゲット。審査委員長のオール巨人は、毎年レベルが上がっていることに触れ、「今日が一番ええ漫才やったと言える漫才をやってください」とエールを送りました。
応援席レポーターのアキナが紹介されたあと、トシから改めてルール説明が行われました。ネタの持ち時間は3分、全組のネタ終了後、審査員によって優勝コンビが決まること、優勝コンビには副賞としてお笑い奨学金50万円、さらに吉本総合芸能学院「NSC」の入学金・授業料全額免除が授与されることが発表されます。
ここからいよいよ決勝がスタート。どのコンビも高校生らしい元気いっぱいのネタを披露し、会場を盛り上げます。審査員もそんなフレッシュなコンビたちに笑いを交えつつ、時に真剣にコメント。
会場の応援団をレポートするアキナとステージの爆笑やりとりや、審査中に登場したもりやすバンバンビガロも会場を大いに沸かせていました。
そしていよいよ結果発表です。8組すべてのネタが終わり、審査委員長・巨人が発表した名前は、ラストに登場した近畿エリア地区代表「アグレッシブ」です。2人のネタはコンビ名のとおり、元気いっぱいにスタート。迷子になった子どもと大人のやりとりで、つかみから笑いをゲットすると、ボケを連発する子どもに困惑させられる大人の様子をスピード感ある漫才で見せてくれました。
ネタを見た阪神は「安心して見られた、危なっかしいところがなかった」と太鼓判。銀シャリ・橋本は2人のキャラを絶賛。「顔のコントラスト、立ち姿もいい」と感心するなど、評価は上々でした。
巨人から名前が呼ばれた瞬間、日下部君は手で顔を覆い、言葉が出ない様子。高木君はガッツポーズです。巨人から表彰状、阪神から副賞、イオンモール株式会社の檜山護氏から優勝旗も手渡されました。
巨人は「16回やってますが、一番プロに近い漫才のような気がした」とコメント。さらに「NSC入らんと誰かの弟子になってもいけるんちゃうか」と話します。そのあと、2位、3位も僅差だったこと、点数にしたらそんなに変わらないと思う、と全員の健闘をたたえました。
マイクを向けられた日下部君は「生まれてきてよかった」と感無量。この1年間、周りの人達に助けてもらったと話すと言葉に詰まり、「...すみません、涙もろいんです」。高木君は「決勝に行くのが最初の目標だった」と振り返り、優勝できて相方にも親や先輩にも感謝したい、とこちらも感激の表情で語ると、会場からは2人に大きな拍手が贈られました。
終了後の囲み会見では、巨人が改めて高校生らしくないくらいうまかった、と話し、「NSCを卒業して何年もやってるんちゃうかというくらい」とそのレベルを評価。この大会は高校生らしい漫才を選ぶのではなく、漫才らしい漫才を選ぶということでこの2人になった、とコメントしました。
板尾は「このコンビが出会ったというのが大きいと思う」と2人だからこその優勝だったと語り、「やりやすそうに見えた、相性がすごくいいんじゃないか」と感想を話しました。
MCを務めたタカは「去年もレベルが高かったのに、今年はさらにすごかった」と脱帽。アンドロイドが二連覇かと思ったら、アグレッシブがそれを越えてきたと驚きの表情です。トシも2人が高校3年生であることに言及。自身が19歳で舞台に立ったときは「ズルすべりだった」と振り返り、見事でしたと今日の2人を称えました。
アグレッシブの2人は、昨年準決勝で負けたことをきっかけに、インディーズライブに出るようになったとのこと。そのライブでは高校生は2人だけで月に10回くらいやっていると話すと、審査員たちから驚きの声が上がるひと幕も。そして改めて「勝ちたかったから本当によかった!」と最高の笑顔を見せ、会見を締めくくりました。
【オール阪神・巨人】【板尾創路】【タカアンドトシ】【とろサーモン】【銀シャリ】【アキナ】【もりやすバンバンビガロ】