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2018年9月17日 (月)

初日を超える盛り上がり! 『KOYABU SONIC 2018』2日目レポート

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1日目から最高の盛り上がりを見せた『KOYABU SONIC 2018』。2日目の前説はニッポンの社長。2人の「おはようございます〜!」の声が、すでに多くの観客が詰めかけた会場に響きます。注意事項を伝えたあとはネタを披露。しっかり会場を盛り上げました。

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続いて会場が暗転、「今年の日本は何かがおかしい!」と、ベンジャミンイマフォード(今別府直之)が登場するオープニングVTRがスタート、コヤソニ開幕を告げると、小籔がステージへ。「去年からリスタートで1年目、今年は2年目、真心を込めてフェスをお届けし、信頼を勝ち取り、どんどん広がっていったらいいなと思っている」と話します。出演者、スタッフ、ブースには超一流がそろっていることも強調。充電スポット、子ども専用トイレを設置していることも伝え、優しい雰囲気のフェスをやりたいと話します。さらに混雑時にも「肩グー禁止」「女性と子供には優しく」など、レディーファーストフェスを目指しているとアピールすると会場からは拍手が起こりました。

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「一発目にふさわしい僕の大好きなコンビ」と小籔のコールで登場したのはジョイマン。コントがスタートし、高木がステージに姿を見せると、会場からは笑いとざわめきが...。そこからおなじみのギャグを連発すると、今度は拍手が起こります。ネタはお得意のラップバトルを盛り込んだもの。脱力したラップで会場を笑わせました。ネタ終わりに小籔が「めちゃめちゃおもしろい」と絶賛すると「ここまでホメられると出にくいです」と恐縮。しかし最後には「ありがとうオリゴ糖!」で会場を笑わせました。

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続いて1組目のアーティストです。小籔が新喜劇ィズの初ライブで同じステージに立ったことを話し、「お世話になった方々にトップを飾っていただきたい」と紹介されたのは裸体。「会場の9割が俺たちのことを知らないと思うんで、今日はみなさんの好きなバンドを一つ増やしにきました、大阪のバンド、裸体です!」とアピールし、演奏がスタート。1曲目からアップテンポのチューンでトバしていきます。フロントの3人はアクションも大きく、とにかくアクティブ。MCでは「めちゃくちゃ楽しいです!」とバンドもライブを楽しんでいることを伝えたあと、小籔の第一印象を「毒舌キャラで低姿勢、それがめちゃくちゃ怖かった」と告白するひと幕も。タイトで気持ちいいバンドサウンドで会場を盛り上げ、見事にトップバッターの役割を果たしました。

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ステージ終わりに小籔は「ご無沙汰してます」と挨拶し、ライブについては「元気ですね〜!」と感心しきり。新喜劇ィズのデビューライブで小籔は緊張しまくっていたそうですが、メンバーからドラムをホメられたことがうれしかったと笑顔。裸体のメンバーも大阪のバンドらしくテンポのいいトークを聞かせてくれました。セットチェンジの間は松浦、今別府とのトークを。実は今年の『コヤソニ』は1日少なくなっていたかもしれなかったという裏話も明かされました。

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「ガッチリかっこいいので、盛り上がってください」と登場したのは、THE SESELAGEES。「僕ら去年も出たんですわ」とギターのニクグソタロウ(野性爆弾・くっきー)がアピールすると会場からは笑いと拍手が起こります。ライブはタテノリのパンキッシュなナンバーを立て続けに演奏し、小籔の言葉通りのカッコよさを見せつけますが、MCでは一変。ボーカルのフジタカルビ(トータルテンボス・藤田)が「ノリ方がわからなかったら拳を上げてオイオイ!って言ってればいい」とノリ方をレクチャーすれば、ニクグソは「僕のギターどうでした?かっちょよかったでしょ、そう思われようと思って練習したんですよ」とニヤニヤ。さらにハープのヘドヴィシャス(2丁拳銃・小堀)を指差し、「彼昔ベースやったんですよ、でも下手過ぎてハープになった」とパートチェンジの内幕を暴露していました。

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そこからも迫力ある演奏の合間に、某有名バンドの正体は自分たちというありえないウソをついたかと思うと、バンドのタオルを買え!と強要するなど、爆笑MCを連発。ヘドヴィシャスがメインボーカルを取る曲では、メンバーから歌詞にダメ出しが入るなど、演奏とのギャップに会場は大盛り上がりでした。

ステージが終わると小籔が登場。現在開催中のくっきーの展覧会や藤田がこのあと熊本でソロライブを行うことなどに触れたあと、小堀のパートチェンジの話に。クビを告げられた小堀が「象が倒れるときの声を出した」というエピソードがくっきーから話されると、小籔からも「ちゃんとせえ!」ときついダメ出しが。2人の攻撃に会場は笑いに包まれていました。

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ネタブロックの前半が始まります。大歓声の中、トップバッターの千鳥が登場、漫才を披露しました。岡山弁漫才でチケットセンターとのやり取りを。受付のお姉さんに扮した大悟がノブに癖の強い話し方で電話越しに圧をかけました。シャンプーハットも漫才を。「コヤブソニックは一つのステイタス」とこいで。お菓子のネタを繰り広げながらも「実はもう、漫才は終わっていた」とてつじ。てつじがこいでをかばうおなじみのコンビ愛も健在でした。

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シソンヌはコントです。ジムに入会した女性に扮したじろうと、インストラクターに扮した長谷川。エスカレートするじろうの奇妙な言動が、長谷川をいらだたせるも、最後は意外な展開に。矢野・兵動は開口一番、矢野が「パイセンやで」とご挨拶。ノリのいいお客さんに満足気な様子です。「テンション上げていきますか!」と兵動、「コヤブソニッ」「クー!」のコール&レスポンスと手拍子で盛り上げました。マイクスタンドが徐々に下がっていくというハプニングに小籔が飛び出し謝罪を。しばらくトリオ漫才のような掛け合いでも笑わせました。「朝の顔でございます」と挨拶したのは博多華丸・大吉。漫才ではさきの千鳥のネタを踏襲する画面もあり、新鮮な既視感に会場も沸きました。ネタは「万歳三唱を極めたい」。難易度の高い華丸流の万歳三唱で笑いを誘いました。

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ネタを終えて全組ステージへ。「その辺の特番より豪華メンバー」と小籔。千鳥・ノブは「ネタのトップバッターは緊張する」と、大役を終えてほっとした様子。大悟はダイアンがCHARAさんと小泉今日子さんの間でネタをしたときの『コヤブソニック』の思い出を引っ張りだし、「あれはつらかった」と自分のことのように振り返りました。また、「芸人の楽屋で矢野さんがうるさい」と苦情を入れるノブ。モニターで聞いていると矢野の声だけが大きく響き渡り、「兵動さんでウケた後、矢野さんの声でスピーカーが爆発する」と大悟。話題は吉本新喜劇の帯谷孝史についても話題が広がり、舞台裏での姿を暴露していました。

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シャンプーハットも『コヤブソニック』の常連です。てつじは飲食ブースの「宮田麺児」でもおなじみです。「こういうフェスに呼んでもらって、ありがたい」とこいで。baseよしもとで夏の一大イベントをした際、グッズが唯一売れ残ったのがてつじとたむらけんじだったそうで、そんなてつじも呼んでもらえてうれしいと感無量の表情。家族の日常を描いたコミック『パパは漫才師』をリリースしたこいでは、でたらめなあらすじで宣伝。「それちゃうやろ」と小籔から鋭いツッコミが入っていました。シソンヌについては、「おしゃれなお客さんを相手にしている、おしゃれな場所が主戦場です」と紹介する小籔。しかし、今日のネタを観て「フェスでもいける」と確信したと続けます。

じろうが扮した女性は、シソンヌのネタの常連だそうで、じろうがピンでやっていたころの長谷川のトークでも盛り上がりました。矢野・兵動 兵動とはトークライブで一緒に回っていると小籔。「兵動の第一の相方としてやっている」と小籔が言うと、「待てぃ!」と慌てて間に入る矢野。「自分が兵動と一番長くやっている!」と猛烈にアピールしました。今や朝の顔となった売れっ子の博多華丸・大吉。多忙ゆえ「いつか病気になるんじゃないか」と心配する小籔。それを受け華丸は「50代にしかかかない汗が出る」と話していました。誰とトークをしていても必ず矢野をいじる小籔。矢野も生き生きとしていました。

「この人は吉本興業の中でも一番変なタイプの芸人です。確かなMCができる一方で、クレイジーMCもできる。そしてとち狂ったら一番手につかない。フォーマルMCと気狂いMC、そしてアーティストパワーを併せ持っている人はいないと小籔、絶賛して藤井隆とt-girls2018を呼び込みました。

「踊る準備はできていますか」と藤井隆。代表曲『ナンダカンダ』を披露し、ダンスと歌唱で盛り上げました。t-girlsでは、まずは黒沢かずこから登場。リズミカルなステップ、藤井と息の合ったダンスでも魅せます。妖艶な大人っぽい掛け合いもあり、会場を沸かせます。「今日のために27000円で買ってきました!」という帽子を、出てくるなりすぐ脱いだ黒沢。謎の行動に藤井のツッコミを受けながらも、オリジナルソングを2曲披露しました。また、ステージに落ちていたピックを拾い上げ、セクシーな舞の後にステージ下のスタッフに「ラッキー・ピック・ボーイ!」と言って手渡ししていました。

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「SLENDERIE RECORD」の主宰者でもある藤井。当レーベルからこの9月12日にソロデビューした椿鬼奴を紹介。鬼奴はデビューアルバム『IVKI』から『運命のリビルド』『Brace yourself』などを披露しました。デビュー以来、初めての大舞台となった鬼奴ですが、堂々たるステージングで魅了しました。最後は藤井と黒沢も舞台へ。バックダンサーとして鬼奴のステージを盛り上げました。

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トークでは藤井の丁寧な司会に「『ミュージックフェア』みたいな司会は何ですか⁉ 真面目と変をミルフィーユにしないでくださいよ!」と小籔。黒沢については「普段のビビりと謙虚が凄く出ていた」。そして鬼奴の『超空のギンガイアン』の設定についても小籔ならではの目線で斬り込みますが、「ジャケットの写真がいい」と絶賛も。その間に、黒沢がバックに流れるサウンドに合わせて突然ラップを始めるなど、トーク中もカオスが生まれていました。

小籔が「コヤブソニックができるのは、この方々のおかげ」と感謝の気持ちを明かした、スチャダラパーの登場です! 新曲からおなじみの曲まで、巧みなパフォーマンスと盛りだくさんのコール&レスポンスで会場は一気にスチャダラパー一色に。お客さんのコール&レスポンスに「いい感じだと思いますよ!」とBoseさん。「やっぱりこれだけ会場が広いと、コールとレスポンスが合わなかったりするんですよね。だから、次も『ライツカメラ』、『アクション』のコール&レスポンスがそろったら曲に入りたいと思います!」と、コール&レスポンスがぴったり合えばDJが曲を入れるという流れに。Boseさん、ANIさん、SHINCOさんのコールに大勢のお客さんがレスポンスする、息がぴったり合ったグルーヴ感あふれる空間となっていました。「僕ら、キャリアが長いですが春の曲がないので、春らしい曲を作りましたので聴いてください」と、新曲『春マゲドン』の披露も。「アルマゲドン」を彷彿させるずっしりとしたリズムが耳に残る新曲に、お客さんは体を揺らしていました。

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ライブ後、「10年くらい経ちましたね〜」とお互いの出会いをしみじみとふり返る小籔とスチャダラパー。すると、そこに「お前ら、うまくなったな!」との声が! 舞台に現れたのは、ファンキー木村(バッファロー吾郎A)! 「キムラソニック」ではおなじみのおっさんキャラに、往年のコヤソニ&キムソニファンは大喜び!「ナイスソング、拍手! 上手くなったな、本当に!」とスチャダラパーを褒め称えるファンキー木村。「お前ら、一回も間違えなかったな!」とも。しかし、不満があるようで「エビ...いや、プリプリしている!」とおかんむり。「あの曲をやっていないだろう!」と「今夜はブギー・バック」を急かしているよう。Boseさんは「そうなんですけど、歌い手さんが毎回いないので...」と困っていると、ファンキー木村は「なんで俺がここにきたかわかるか!? はっきり言うぞ! お前らにサプライズだ! 無理を言って呼んでいるんだよ」とのこと! 続いてBGMに小沢健二さんの『ラブリー』が...! まさか、ついに!? 一気に期待感が高まる会場。ステージに現れたのは...ちゃらんぽらん・冨好でした! "オザケン"ならぬ"トミマコ"としてスチャダラパーと『今夜はブギー・バック』を堂々とコラボしました!

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「トミヨシ〜!」のコール&レスポンスもありつつ、大盛り上がりで名曲は終了。終わるなり冨好は歌詞の間違いをツッコまれますが、構わずボケ続けます。小籔の「もうエエねん!」という声にも、負けじと得意のネタも披露するなどノリノリ。Aもおなじみのボケを連発し、会場を置き去りにします。この様子を見ていたBoseさんですが、なぜか冨好とAのことを「大好き」と絶賛していました。

「ファミリーで楽しめるラップ」と小籔が紹介したのが、DJみそしるとMCごはん。赤いキャップにデニムのエプロン姿というかわいらしい姿で登場し、会場を盛り上げていきます。「みんなカレーは好きか? カレーを食べるなら?」のコールには、会場中が大歓声で「イエー!」のレスポンス。MCでは、今回初めてコヤブソニックに来たことを話し、小籔にも感謝の気持ちを伝えます。そして自身の「おみそはんグッズ」が販売されていることもしっかり告知していました。おいしそうな料理をテーマにしたナンバーは、パフォーマンスや歌詞こそかわいいものの、しっかりビートを効かせた本格派。ラップバトルをテーマにした曲も披露されるなど楽しませてくれました。

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ライブ終わりに、小籔から好きな食べ物を聞かれると、悩みつつ「イクラ、茶碗蒸し、目玉焼き、ラーメン、サンドイッチ、お米」と答えます。しかし、名前に入っているみそ汁を入れていないという痛恨のミス。小籔から「みそ汁かわいそうに!」とツッコまれていました。

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セットチェンジの間には、楽屋の様子がスクリーンに映し出されます。ここのレポーターはなかやまきんに君。リラックスしていたロングコートダディ・堂前、守谷日和、ジョイマンたちが、きんに君の無茶ブリ進行の犠牲になっていました。

小籔の奥さんと中学、高校がいっしょという大阪は寝屋川出身の2人組ガールズバンド、yonigeが登場。「死ぬほどカッコイイ」と小籔が絶賛するのも納得のクールなステージを見せてくれます。しかしMCではそのイメージに変化が。ボーカル・ギターの牛丸ありさは「ずっと楽しみにしてたコヤブソニックです」と笑顔を見せますが、ベースのごっきんはしゃべりだすと、コテコテの関西弁。思わず会場から笑いが起こると「なんで笑ってんの?」とツッコミ。そして地元寝屋川のレアなトークのあとは、会場にペンライトを振るようにお願いし「アイドルみたい!ええ景色やわ!」。それからも飾らないMCを聞かせてくれますが、一旦演奏が始まるとまた雰囲気が一変。ハードなサウンドに切ないメロディと歌詞をのせたナンバーでオーディエンスを魅了しました。

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ステージ終了後は小籔にも「ライブはカッコイイけど、しゃべったらやすともさん」とツッコまれた2人。ありさが「ステージ上はカッコつけてます」と話すと、ごっきんは「(そういうことなら)合わせときたかった」とボヤキますが、小籔に「自己責任や!」とツッコまれます。そこからもホメられると「ありがてえ〜」を連発するごっきんに、「ありがてえはやめた方がいい、アーティスト感がなくなる」と小籔が再びツッコミ。そのやりとりに会場も笑いに包まれていました。

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ネタブロック、後半はジャルジャルからスタートしました。福徳が決めポーズギャグでご挨拶し、続けてコンビで様々な決めポーズを取るふたり。思うように動かない福徳に後藤のいら立ちも爆発寸前でした。ひとしきり挨拶をして本題へ。息ピッタリのスピード感ある漫才に、会場から拍手が沸き起こりました。土肥ポン太はコントです。最初に出て来たのはなかやまきんに君で、ちょっとしたざわめきが。ふたりのコラボはパチンコを題材にしたネタで、土肥はパチンコ台の中の設定。リーチの場面できんに君を翻弄しました。

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次に漫才を披露したのは2丁拳銃で、テーマは人間ドッグ。自虐的とも取れる内容で笑いを誘いました。また、クイズ番組のシミュレーションでは、共感を呼ぶあるあるネタで沸かせました。『コヤソニ』初登場のサンドウィッチマンも漫才を。実は去年も出演する予定でしたが、富澤さんが40度の熱が出て断念したとか。伊達さんの奇妙な理論が炸裂する漫才に爆笑でした。ネタブロックの大トリは中川家です。漫才中、さりげなく地下鉄などの「あるある」や、CMのワンシーンを取り入れながら笑いを誘います。おっさんの生態を精巧に再現するふたり。礼二による大阪のおっさんのサンプルや、剛の声帯模写でにぎわせました。

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芸人全組を呼んでトークを。去年に引き続き出演したジャルジャル。「普段、どうやってネタを作るのか」とふたりに問う小籔。「千豊さんにそう言われるとうれしいですわ」というのは福徳。小籔のことを千豊さんと呼ぶのは福徳だけだそう。土肥ポン太は新婚生活について。「理想どおりにはいかない」とぼやき、理想を語るポン太。「僕は引っ張られたい...」という話からボケを繰り出し、暴走しました。2丁拳銃・小堀は「相方の奥さんが怖い」と突然の訴えを。「目から血が出るくらいおもしろいこと考えろ」と言われるそうですが、それを聞いた小籔、「目から血が出る奴は何をやっても笑えない」と倍返ししていました。

サンドウィッチマンは、「やっとこれました」と富澤さん。ナイツ、サンドウィッチマン、中川家で『漫才サミット』というイベントをやっていることから、そのエピソードでも沸きました。また、今年で結成20周年のサンドウィッチマンを、当時から応援しているというファン・小島さんが来ていると伊達さん。広い会場の中で小島さんを見つけ出し、「明日も福島で」と"約束"していました。中川家へは「おっさんモノマネの種類が多すぎる」と小籔。しかも、「ふたりで笑い過ぎ」と小籔が言うと、「兄弟やからね」と礼二。同じ兄弟コンビ・ミキとは信頼と実績が違うといったアピールもしました。

「1回目からずっとお世話になっている方です」とAFRAを呼び入れました。吉本新喜劇のテーマソングのさわりから始まったヒューマン・ビート・ボックス。骨太なドラムンベースで誰もが知っている洋楽を披露しました。「1年ぶりに帰って来れました!」とAFRA、15年前に作った曲をとループマシーンを駆使して様々な楽器の音や声を積み重ねていきます。精巧な音がすべて重なり合った時の重層的なサウンドは圧巻でした。マイク1本によるパフォーマンスもすばらしく、AFRAの真骨頂を惜しみなく発揮しました。

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ステージを終えて小籔とのトークでは、「ドラム漫談をやりたい」という小籔の願いを叶えるため、AFRAが小籔の後ろに回り、小籔はエアドラムで漫談を。「ヒューマン・ビート・ボックス漫談もいいかもしれない!」とAFRAからの提案もありました。

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『コヤソニ』初登場のSPYAIRは、「この方々とは不思議なご縁があって、やっと出ていただくことができました」と小籔が紹介。大きな歓声と拍手で迎えられましたが、警告を思わせる赤い照明が周囲を照らすと、物々しい雰囲気に。そしてステージに現れるやいなや、分厚いロックサウンドで瞬く間に会場を覆いつくしました。「最高だぜ、『コヤブソニック』。ひょんなことから小籔さんと出会って。その頃はライブハウスに30人きてくれたら御の字の時代。それから10年越しの願いが今日叶っています。みんなのおかげ、ありがとう!」とIKE(Vo)さん。そして「今の僕たちをしっかり込めている曲で、小籔さんにも聞いてもらいたい」と『I Wanna Be...』を。メッセージの強いリリックにエモーショナルなメロディ、コーラスも包容力があり、スケールの大きさを感じさせます。ラウドなサウンドで堂々としたステージングを展開したSPYAIR、『コヤブソニック』の歴史に新たなシーンを刻み込みました。

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終演後、「力強い演奏ですごかった」と声を弾ませる小籔。SPYAIRのメンバーと共に小籔との出会いのエピソードを明かしました。IKEさんは「出会ってから10年くらいと思っていて、さっき調べたら2009年11月17日でした。ぼくとUZがたまたまアメ村の三角公園でたむろしていたら、小籔さんがテレビのロケで来て。名古屋から大阪にライブに来ていたんです」と振り返りました。「がんばりやって声かけて、気付いたら武道館やってた」と小籔。アメリカ村で出会った時の写真もモニターに映し出されました。小籔とIKEさん、UZさんとの出会いを隣で聞いていた今別府は「『コヤブソニック』はすべて出会いですね」としみじみ語っていました。

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楽屋中継もありました。なかやまきんに君がバックステージの雰囲気をレポート。ケータリングのバーの紹介や、ニッポンの社長のケツと、ロングコートダディ・兎とのやりとり、守谷日和や土肥ポン太などの絡みを。残念ながらサウンドチェックの音できんに君の声はステージにあまり届いていませんでしたが、自分で振って、自分でツッコミ、自分で落とすという自家発電レポを繰り広げていました。

「次の方たちを初めて知ったのは、子どもと映画館で『ワンピース』を見たときで。その時、歌がええなと思って。調べたらこの方たちでした。演奏もエグイですが、声も素晴らしい。しっかりと声を聞いてほしい、世界に酔いしれてほしい!」と小籔が紹介、GLIM SPANKYが登場しました。

1曲目の「愚か者たち」から圧倒的なサウンドとボーカルで惹きつけるGLIM SPANKY。熱く、重厚感のあるサウンドで魅了しました。「小籔さん、呼んでくださってありがとうございます。私たちお笑い大好きなので、お笑いと音楽が一つになったフェスに出られることをうれしく思います。また、皆さんも遊びに来てくれてありがとうございます」と松尾さん(Vo&G)。そして、「20歳になってすぐのころに作った曲を」と『大人になったら』を披露しました。「大人になるって何だろうと考えたのですが、今はまだわからない。でもわからないままでいいかなと思います。それよりも、キラキラした気持ちのままで、好きなものを好きと言える人間でありたいと思いました。皆さんに届くように歌います」という言葉どおり、一人一人の胸の内に届くようにまっすぐ歌いあげました。松尾さんと亀本さんのツインギターも壮大で、ステージから目が離せません。パワフルで妖艶、それでいて優しさのあるサウンドはまさに別世界。曲が終わるたびに夢から醒めたような余韻を残しました。

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続いてのアーティストは、渡辺直美です! 名前がコールされただけで、フロアに溢れるお客さんから地鳴りのような大歓声が! この日一番の盛り上がりといっても過言ではありません。パフォーマンスは、アメリカの野外音楽フェス『コーチュラ・フェスティバル2018』で歴史的とも評されたビヨンセのライブの完コピ! ダンサーを率いての力強いダンスと、表情からも目が離せないリップシンクは、まさに圧巻の一言! セクシーなボディスーツにチェンジしたあとも、会場のボルテージを爆発的に上げていきます。

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MCでは「ゼェゼェゼェ...」と必死で息を整えながら笑みを湛えてお客さんを指差すばかりで、会場は爆笑。ひと呼吸置いて「本当に、ここまで大きな声をあげてくれて、本当にありがとうございます!」と感謝の言葉を。「イェー!」と盛り上げ、渡辺から発せられる次の言葉を待つお客さんたち。すると渡辺は、「ちょっと休憩もらえない? 休憩するね。107kgキロあるから」と告白する一幕も。

「最後の曲になります」と告げると、お客さんから「えぇ〜!」と惜しむ声が。しかし「体力が持たない!」と返し、お客さんは爆笑。「声が出るかどうか心配なんだけど」とも語り、さらに笑いの渦を巻き起こしていました。

ステージを見ていた小籔も、「熱演で盛り上げてくださって! 直美ちゃん、すごいですね!」と感激! 実は小籔は、今月1日に開催された「東京ガールズコレクション 2018 AUTUMN/WINTER」で渡辺直美のパフォーマンスを見て「TGCでやってたやつを、コヤソニでもやってもらわれへんかな」とお願いしたとか。すると、渡辺は、「コヤソニのために新ネタを3つほど増やしました」とか。国内のみならず、今や海外でも多くの人々を熱狂させるダイナミックかつゴージャスなパフォーマンスに、「最初はピンクのうっすい安モンのワンピースで走り回ってたのに、今はこんなに豪華になって。本当によかった」と感慨深げに語っていました。

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2日目のトリを飾るのは、初日に引き続き小籔率いる吉本新喜劇ィズ! まずは、ボーカルの宇都宮まきが尊敬しているアーティストの歌詞の一部を、日頃から「ちょっと気持ち悪いな」と思っている「瀧見」に代えて熱唱! 歌いきったところで、改めてまきから「最後まで残ってくれた皆さん、ありがとうございます」とご挨拶。続けて、「私たちはコピーバンドです」と告げ、そして自分たちはアーティストさんたちを尊敬しているとして、その楽曲に吉本新喜劇の大先輩である帯谷孝史やMr.オクレの名前をこっそり忍ばせて披露。Mr.オクレに関しては、2曲連続でした。「これは、"かぶせ"といいます」とまきから説明が。

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メンバー紹介のあとは、オリジナル曲を。島木譲二さんに捧げる、カジヒデキさん作詞作曲「アイ ラブ ジョージ」、中山美保さんに捧げるクリープハイプ・尾崎世界観さん作詞・作曲「マドンナ」、井上竜夫さんに捧げる吉本新喜劇ィズ作詞・作曲「TATSU-G」と立て続けに演奏。「みんな、同じ時代に生まれてきてくれてありがとう! 吉本新喜劇ィズでした!」と、挨拶し、全力で走りきりました。

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2日目もいよいよエンディングです。この日の出演者たちがステージに集合! 小籔は改めて、皆に感謝の言葉を伝えました。

締めくくりは、恒例となりつつある『アイ ラブ ジョージ』を『We Are The World』の要領で、メドレー式に大合唱! ドラムは、小籔の代わりにSPYAIRのKENTAさんが務め、陽気で明るいスウェーデンポップのリズムで、2日目も楽しく幕を下ろしました。

ファンキー木村ことバッファロー吾郎Aが「ファンキー! 拍手!」と叫ぶと、それを合図にお客さんからも大きな拍手が。松浦真也は、「見渡す限りのお客様。後ろの方までギターの音、聞こえましたか!? 本当にありがとうございました!」とお礼を。金原早苗は「残すところ1日、明日も皆さん来てください!」、福岡晃子さん(あっこちゃん)は「2日目も楽しくて。私はチャット・モンチーが7月に完結したんですが、またこういう景色を見せていただいて本当にうれしいです。吉本新喜劇ィズ、どんどんバンドっぽくなっているのでこれからも応援してください!」と感想を。

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爆乳三姉妹は、大勢のお客さんを前に感激し、「楽しすぎて胸が弾けそうです、バクニュー!」、まきは「明日で終わりなのが悲しくて、『1週間ぐらいあったらいいね』とあっこちゃんと30分くらい笑ったよね」と、残り1日と迫った『コヤソニ』に想いを馳せていました。

1号館は、2日目も大勢の人々で大にぎわい。お目当ての飲食ブースに並ぶ人、ミニステージで大笑いする人など、それぞれ楽しい時間を過ごしていました。

なかでも多くのお客さんが集まったのは、『KOYABU SONIC2018』に協賛してくださった各企業様のPRや、コヤソニおすすめ情報を楽しくお届けするミニステージ。12:15から開催された「大阪王将・日光ホームステージ」には、ジョイマンが出演。MCはロングコートダディが務めました。この日のオープニングアクトを務めたジョイマン。高木は、見てくれたお客さんに「ありがとう、オリゴ糖!」と感謝を。池谷も「本当に気持ちよかったです」と笑顔で語っていました。

まずは「大阪王将」さんのPR。ブースで販売している元祖餃子と唐揚げを試食しました。この日は唐揚げが増量中とのうれしい情報も! 唐揚げを食べた高木は「ジューシー、ネッシー!」、元祖餃子を試食した池谷も「めちゃくちゃおいしいですね!」とにっこり。

ここで、メインステージから駆けつけた小籔も壇上に。続けて、会場の設備を整えられるのも、チケット価格を抑えられるのも「このたび協賛してくださった企業のおかげです」と感謝を。集まったお客さんに「これから、協賛していただいた方々をちょっとでもいいので応援してあげてください。贔屓にしてあげてください」とお願いしました。

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続いては、シャンプーハット・こいでのCMでおなじみの「日光ホーム」のPR。「日光ホームを応援したくて『じゃあ家、建てよか』はなかなか難しいですよね。でも、建てそうな人がいたら『日光ホーム、いいらしいで』と広めてほしいですね」と小籔。高木は日光ホームさんのラップで「日光ホーム、シャーロックホーム(ズ)」と締めくくりました。

お次はニッポンの社長がMC。新たに守谷日和も加わり、物販ブースのPRが始まりました。「キービジュアルTシャツ」や、今年は薄手の素材を採用したという「マフラータオル」、そして「吉本新喜劇ィズ アクリルペンライト」などを紹介。なかでも「吉本新喜劇ィズ アクリルペンライト」は、「ボーカルのおまきもアレを上げると多めに手を振ってくれます」とオススメポイントを。

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浅田真央さんと渡辺直美の共演CMで話題になった「エアウィーヴ」さんのPRです。「座クッションで」、その座り心地を堪能した小籔たち。さらに持ち運びできる「エアパッド016」がもらえるジャンケン大会を開催しました。

1号館のミニステージでは椿鬼奴のサイン会もありました。9月12日(水)に藤井隆主宰のレーベル「SLENDERIE RECORD」からソロデビューアルバム『IVKI(イブキ)』をリリースした鬼奴。1号館のTSUTAYAブース横のスペースで行われたCD発売記念サイン会では、会場にステージを終えた鬼奴が姿を現すと拍手が沸き起こりました。今回は、CDを購入した来場者が対象に。すでに行列ができるほどの大盛況。鬼奴はCD1枚ずつにサインし、握手&トーク。購入者にはステッカーもプレゼントと大盤振る舞いに大満足のひと時でした。

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