芸人と子どもたちがスポーツで汗を流す!札幌で「よしもと大運動会」開催レポート
9月17日(月・祝)に北海道札幌市手稲区の手稲区体育館で、「コープさっぽろ 森永グループ共同企画 よしもと大運動会」が開催されました。
本イベントはコープさっぽろと森永グループのお客様を対象とした運動会で、よしもと芸人と一緒に身体を動かし、スポーツの楽しさを学ぶことが目的。当日会場ではたくさんの子どもたちとよしもと芸人たちが一緒に汗を流しました。
当日は司会のキクチウソツカナイ、ガリットチュウ、大西ライオン、とにかく明るい安村の4組が参加しました。子どもたちのリアクションを見ながら簡単なネタを披露し、入場。子どもたちから歓声が上がりました。
開会式では生活協同組合コープさっぽろの中島則裕専務理事が挨拶。9月6日3時7分に発生した北海道胆振東部地震に触れ、「地震で大変な思いをした人も多いはず。食品がなかなか入荷できず、利用者の方にはご迷惑をおかけしました。少しずつ通常通りに入荷しはじめています。森永グループと協力して、頑張っていきます! 今日も一日頑張ろう!」と大きな声で呼びかけました。
その後は、森永乳業北海道株式会社の西沢啓一代表取締役社長の挨拶。「人生にはいろいろなことがあります。しかし、一生懸命身体を動かしてたくさん思い出を作りましょう!」と激励の言葉をいただきました。
その後、大西ライオンと発寒東小学校3年生の平田凛ちゃんが選手宣誓。途中大西ライオンが台本を読み間違えるというトラブルがありつつも、いよいよ運動会スタート。
全員でラジオ体操を終えた後、午前中はレクリエーションタイム。最初のレクリエーションは「じゃんけんトレイン」。これはじゃんけんをして勝った人が負けた人の後ろにまわり、肩に手を置き、電車のようにつながっていく遊び。またじゃんけんも特別ルールで全身を使ってグー・チョキ・パーを表現しました。じゃんけんが進み、最後のひと勝負が終わると、ひとつの列になり大きな円を描き次のゲームへ。
続いて行われたのは「指キャッチ」。これは右手で指一本、左手で輪を作り、「ゆーびゆびゆびゆびキャッチ!」合図とともに右手は引き、左手の輪で隣の人の指を掴むというもの。最後は必ず「キャッチ」というかはわからず、キャベツ、キャッチャーなどフェイントもあるので注意が必要なゲームです。芸人それぞれが「キャ」で始まる言葉を考え、フェイントも交えつつゲームを行いました。最後は76人いた子どもたちが8人になるまでゲームは続き、次のゲームに移ります。
その後は「ボンバーエッグ」「サイコロフルーツバスケット」とレクリエーションを行い、初対面同士の子どもたちがどんどん打ち解けていきました。
レクリエーション後の昼休憩では、森永乳業からお菓子と飲み物の提供が。子どもたちは笑顔でお菓子と飲み物を受け取っていました。
午後の部からはいよいよ大運動会。午前中は船越英一郎さんのモノマネで参加していたガリットチュウ・福島が午後はせんとくんのモノマネで参戦。甲高い声で子どもたちに話しかけ、怖がられていました。大運動会は子どもたちが赤チームと白チームに分かれ、競技のポイントを競います。
最初の競技は「ブロック玉入れ」。これは通常の玉入れを子どもたちが行い、それを芸人が大きな手(ブロックハンド)を使って妨害するというもの。芸人の巧みなブロックハンドさばきによって、なかなか玉が網に入らず小学生たちは苦戦していました。全部で3回行い、2対1で大西ライオン、とにかく明るい安村率いる白チームの勝利。特に大西ライオンは大きな雄叫びを上げていました。
2つ目の競技は「ミッション綱引き」。両チームが綱引き担当とミッション担当に分かれ、綱引き中にミッションをクリアすることで、綱引きに参加できるというもの。ミッションは「せんとくんとハイタッチ」、「みんなで『心配ないさ~』」「みんなで全裸ポーズ」と3つ行われ、とにかく明るい安村の持ちネタである「全裸ポーズ」は多くの小学生が拒否し、進行が遅れるというハプニングも。これには安村も少し寂しそうな表情を浮かべていました。
続いて行われたのは「借り人競争」。お題に合う人を保護者の中から探しだし連れてくるというもの。完全にお題と一致しない場合は、お題にできるだけ近い人を連れてくるという競技です。このときのお題は「誕生日が9月17日に最も近い人」「握力が強そうな人」など。芸人と子どもたちが一斉に保護者席に駆け寄り、いろいろな人に誕生日や握力を聞いて回りました。はじめは恥ずかしそうにしていた子どもたちも競技に勝ちたいため、積極的に話しかけて回ります。子どもたちが成長する瞬間を見られたためか、保護者のみなさんも顔をほころばせていました。
4つ目の競技は「熱血ドッヂビー」。これはフリスビーを使ったドッジボールで、1試合3分で行われ、1分おきにフリスビーが追加され、徐々に難易度が上がるルールで実施。フリスビーの独特の軌道に避けたつもりでもぶつかってしまったり、つかんだつもりが弾いてしまったりと、子どもたちの白熱した試合が続きました。ガリットチュウ・熊谷は子どもが投じた緩いフリスビーを掴みそこね、ゲーム開始直後に外野へ。これには芸人たちからヤジが飛び交うことに。熊谷はうなだれながら、外野へとトボトボ移動。フリスビーを掴むのはとてもむずかしいようです。
最後に行われたのは運動会の締めに相応しいリレー競技「デカパンリレー」。大きなパンツの右足部分と左足部分をふたりで履いて、パンツをバトンのようにつないでいく競技です。途中転んでしまった子どもや、パンツがうまく履けなかったり、脱げなかったりと順位がどんどん入れ替わる白熱した展開が続き、1位は赤チームに。ここまであまり勝ててなかった赤チームでしたが、得点の大きなリレーで勝てたことで、勝敗の行方がわからなくなりました。
閉会式では競技の得点の合計を発表。白チームは350点、赤チームは300点と惜しくも赤チームが敗北。せんとくんに扮した熊谷は「負けてしまったけれど活躍していなかったのは大西ライオン」と述べ、会場は大きな笑いで包まれました。
最後に森永製菓株式会社の島田正也北海道統括支店長兼札幌支店長が「地震から大変な日々がありましたが、皆さんのたくさんの笑顔が見られてよかったと思います。今日は皆さんの頑張りはもちろん、芸人の皆さんのたくさんの笑いと、たくさんの滑りが見られました」と話し、会場は笑いと拍手が沸き起こり、運動会を締めくくりました。