爆笑ネタ10本と共感を呼ぶ「あるある」満載コーナーの豪華二本立て!「ネタボーイ&シンパシーボーイ」
9月25日(火)、よしもと漫才劇場にて、「ネタボーイ&シンパシーボーイ〜最強ネタ60分と最強あるある集団による共感だらけの60分計120分〜」が開催されました。シゲカズですpresentsで贈るこのイベントは、ネタブロックの前半と、思わずシンパシーを感じてしまう「あるある」満載コーナーの後半、ふたつの笑いを一度に楽しめる贅沢な内容となっています。
オープニング、MCを担当するプリマ旦那・河野と主宰のシゲカズですが舞台へ。イベントの概要を説明したうえで、「最後はみんなで手をつないで帰っていけるようなライブにしたい」と語るシゲカズです。と、どこからともなく「河野さ〜ん」と呼ぶ声が...。河野が「(蛙亭・)中野?」ときくと、「シンパシーボーイです」と自己紹介し、「さっそく始めてください!」と冒頭から巻きを入れてきます。シゲカズですの提案で、「あるある」でコール&レスポンスをしてスタートすることに。ふたりが叫んだ「ATMあるある!」に対し、観客が「一生どかへんオバハンがおる!」と返して、ライブが幕を開けました。
ネタブロック前半戦は、たくろうから。パソコン教室での「初心者あるある」を盛り込んだ漫才で笑わせます。
夫婦のよくある日常風景を、ある"キーワード"で爆笑コントに変えていくセルライトスパ。
三番手は蛙亭。訳あり風カップルのケンカが予想外の結末を迎え...?
シゲカズですは、ミュージシャンに扮して共感と笑いを呼ぶメッセージを発信!
霜降り明星は、「テレビっ子」のせいやがニュース番組を再現していく漫才を披露しました。
ネタブロックの合間には、「見た目でシンパシー」と題して「セリフなし・見た目だけで共感させるショートネタ」を。舞台袖から生中継でスクリーンに映し出されるという、ライブ感あふれる演出も見ものです。ロングコートダディ・堂前の「シカゴ実業・中川ひちゃゆき」は、「眉毛変えるだけでこんなに似るの!?」(河野)という驚きの完成度。
蛙亭・岩倉の「合コンで全然笑わない女」も共感度が高く、思わず「帰れや!」と叫ぶ河野。そしてもっとも大きな笑いを起こしたのが、セルライトスパ・大須賀の「トロトロのチャーシューに命をかけてるラーメン屋」。その笑顔に、「食べたい!」「行きたい!」「店どこにあるの!?」と河野もシンパシーボーイも大興奮でした。
ネタブロック後半戦も濃い笑いをたっぷりと。kento fukayaは、フリップネタ「いろんなおじいちゃん」を祭囃子に乗せて。
ニッポンの社長は、学生時代を振り返る漫才で大きな笑いを起こしていきます。
河野の子どもの将来について、爆笑ディスカッションを繰り広げたプリマ旦那。
ロングコートダディは野球部員の熱血シーンを笑いに変えるコントで勝負。
トリを飾ったのは見取り図。おなじみ『笑点』の未来予想図で客席を沸かせました。
全組のネタが終了したところで、こんどは「最強あるある集団による共感だらけの60分」に突入。ここでは「シンパシー」つまり共感に関する4つのコーナーで楽しませ、最終的に漫才劇場イチのシンパシーボーイを決定。参加するのは見取り図、プリマ旦那・野村、ロングコートダディ、セルライトスパ、霜降り明星、ニッポンの社長・辻、蛙亭・岩倉、kento fukaya、たくろうです。
まずは「シンプルシンパシー」。スクリーンに映し出されたお題について、観客が共感できる「あるある」をどんどん答えていきます。思いついた人から挙手制で回答し、何度答えてもOK! ひとつめのお題は「コンビニ」。河野曰く「よく聞く『あるある』じゃなく、深く掘り下げてください!」とのこと。さっそくたくさんの手が挙がります。
大須賀の「大量の料金払い込み手続きをしている客の後ろに並んでしまったときの絶望感」など、客席からも「ある!」と声が上がる回答が次々と。そんななか、ロングコートダディ・兎は「コンビニの後ろ姿見たことない」と答え、「何を言うてるの?」「しかも、それは『あるある』じゃなくて『ないない』や」と河野に一刀両断されてしまいます。
リリーは得意の絵で、ローソンの深夜バイトスタッフを描写。せいやは「あるある」を通り越して、「情報提供」を連発!? そこからチェ・ホンマンさんやジャイアント白田さんなど有名人目撃情報が報告され、最後にはリリーの「からし蓮根・伊織、目かわいい」などコンビニと全く関係ない回答が乱れ飛んでいました。
これらを判定するのが、天の声ことシンパシーボーイ(中野)。ニッポンの社長・辻が満杯の買い物カゴを描き「これぐらい買う人、スーパーを知らない」と回答すると、「さすがやわ〜」と感心。セルライトスパ・肥後が「田舎のきいたことないコンビニの制服、エプロン」でいまひとつの反応しか得られなかったときには、「肥後さんらしいわ〜」となぜか納得していました。
続いては「ひと言シンパシー」。まずはスクリーンに出された8枚の写真から、1枚を選んでひと言でボケます。熊がテーブルに着いている写真で、たくろう・木村バンドは「打ち上げ会場、ココで合ってますよね?」。パンダがスピーディーに動く写真に粗品が添えた「定時退社」も爆笑をさらいます。ほかにも名回答が多数出され、会場は大盛り上がりに。
「○○が言いそうなひと言」シリーズにも挑戦。ココでは協力者としてニッポンの社長・ケツが登場。「バイト先のウザい先輩が言いそうなひと言」で後輩役を演じます。
後輩の質問に、すべて「え? どういう意味?」と答えるリリーや、お土産を渡してきた後輩に「その前にトイレチェック行こか」と指示出しするkento fukaya、説明をメモする後輩に「話聞いてほしいから、1回メモやめよか」と言い放つプリマ旦那・野村など、これでもかとイヤ〜な返しが。河野が「ケツがかなりダメージを受けるのでは...」と心配するほどのクオリティ(?)です。
食材を棚にしまう後輩をジロジロ見て「これは来年までかかりますねえ」とイヤミを言ったのは肥後。しかし、「このひと言きっかけで逆に仲よくなれそうやからダメ!」と残念ながら失格に。さらに、「見た目でシンパシー」に登場したラーメン店主=大須賀が、「すいません、チャーシューをダメにしてしまったんですけど...」と謝る後輩に「半年煮込んだのに...!」と笑顔で激昂する姿は、笑いとともに戦慄を呼んでいました。
その後の「見取り図・盛山が言いそうなひと言」では、本人がOKかダメかの判定を。野村やシゲカズですが漫才中の盛山を活写する一方で、焼肉を「オレ生でええねん」と生食しようとするシーンを演じた辻、「あたおか」ならぬ「やわおか」=やわらかいお菓子でボケた堂前らには、「ダメダメダメ!」と厳しいジャッジが下されていました。
また、出演者たちが自慢の「細かいものまね」を披露するコーナーも。シゲカズですの「先輩にめっちゃ失礼なことをエラそうに言うくせに帰るときの『お疲れさまでした』だけ礼儀正しいビスケットブラザーズ・原田」、たくろう・赤木の「商店街のロケでめっちゃ無視される人」など力作が揃います。大須賀の「好きな串カツをきかれた三船美佳さん」には、そのルックスゆえか悲鳴まで上がっていました。
最後の「3秒シンパシー」では、河野から指名された人が回答者となり、お題に3秒以内で答えなければなりません。「自分の髪形をわかりやすくたとえると」に「ハゲの逆」と答えた木村バンド。ケツは「20年片思いしていた人に告白OKされた感じで『ありがとう』と言ってください」に、見事な演技力で返し高評価を得ます。肥後には「西野カナの来年発売予定の新曲の歌い出しを歌ってください」というお題が。「♪Hey Siri あの人が大好きです」と歌ったワンフレーズに、「名曲の誕生!」「ぜんぶ聴きたい!」と絶賛の声が続出。客席からも大きな拍手が起こっていました。
粗品は「おかんが久々に実家に帰ってきた息子に言ったイヤミなひと言」に、「もうあんたの顔忘れたわ」とつぶやき、「おるおる! たまにおる!」とまたまた共感を呼びます。ラストは盛山! 「このヤンキー、口悪いけどやさしいなと思ったひと言」に「ええからロキソニン飲んどけや!」と叫び、爆笑を巻き起こしました。
全員がOKを獲得する接戦となりましたが、No.1シンパシーボーイに選ばれたのは肥後! 先ほどの即興ソングが評価されての選出となりました。しかし、「続きを歌って」と催促されると、「どんなんでしたっけ?」とすでに忘れている様子。「ひと言シンパシー」で披露した「これは来年までかかりますねえ」も再び飛び出し、最後まで笑い声が響くエンディングとなりました。
帰り道、思わず「あるある談義」で盛り上がってしまいそうな「ネタボーイ&シンパシーボーイ」。次回は11月25日(日)に開催されます。ぜひ皆さんも、劇場で「あるある!」と共感してみてください!
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ネタボーイ&シンパシーボーイ〜最強ネタ60分と最強あるある集団による共感だらけの60分計120分〜
日時:11月25日(日)開場19:45 開演20:00
会場:よしもと漫才劇場
出演:シゲカズです、見取り図、プリマ旦那、ロングコートダディ、セルライトスパ、ニッポンの社長、蛙亭、kento fukaya 他
料金:前売1500円 当日1800円
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル ☎0570-550-100(10:00〜19:00)