モンスターエンジン・西森、自身の日記を朗読するライブを開催! 日記本も11月に発売決定!!
9月29日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『モンスターエンジン西森単独公演 日記朗読ライブ 毎月開催』が開催されました。
こちらのライブはその名の通り、モンスターエンジン・西森洋一が毎日つけている日記を朗読するというもの。大阪では定期的に朗読ライブを行なっているのですが、東京では本人曰く、「又吉さんのライブ(毎月、同劇場で開催している「実験の夜」)で15分間くらい、読ませてもらって以来」とのこと。舞台の真ん中に置かれた椅子に座った西森は「髪型を変えまして、っていうか、大阪のテレビ番組のロケで無理やり変えさせられたんですけど、評判がいいのでキープしてます」と挨拶。「インスタにも上げているので、昨年12月からの日記を5ヵ月分、飛ばし飛ばしで読みます」と説明して、朗読をスタートさせようとします。
が、再び顔を起こして、左下の親父知らずを抜いたことを報告。「(口の中の左下奥に)メントス入るくらいのデッカい穴が空いてまして。穴が空いたまま漫才してたら、いつどこで食べたかわからへん肉の塊がボロンと出てきて。生まれて初めて、漫才中に肉食いましたわ」と話すと、ドッと笑いが起こりました。
2017年12月の始まりは、営業で行った地方の会社の忘年会での出来事から。ビンゴ大会にてMCであるモンスターエンジンの問いかけに対して中身をまったく教えてくれない主催者、中身のわからない大小の箱を嬉しそうに喜ぶ人々といったシュールな光景が、独特な表現によって綴られます。
続いて、大阪・よしもと漫才劇場での出番で一緒になった、ギャロップ・林とのエピソードを。林について、「ハゲ、目悪い、腰悪い、動き悪い、眉毛ボーボー、男性は頭の横がハゲないのにハゲてきてる」と言いたい放題に説明。そこから、平成ノブシコブシ・徳井と行ったボートレースの回想が始まります。読み終えた西森は「徳井さん、最近どうしてるんですか? 大阪におったら観ないんです。向こうもそう思ってるんですかね?」と客席へ話しかけます。
「月に2回くらいある」という愚痴だらけの日記には、ざわめきが。そのほか、自身の父親の支離滅裂さや自身の子供の言い間違えなど、ほのぼのとした家族にまつわるエピソードも披露されました。
「大阪のライブでは3ヵ月遅れで読んでますんで、6月まで読んでます。今日もそこまで読めれば追いつきます。豊作の月とそうではない月がある。いろいろとまちまちなんです」と説いて、2018年1月の日記に突入しました。
1月早々から、自宅近所で起こった驚嘆のエピソードが。「インスタにも上げたんですけど、読みたい日記を読みます」と前置きして披露したのは、息子とケーブルテレビで動物の番組を見ていた際のエピソード。幼い子供とは思えない、自身を俯瞰的に見た冷静な視点にくすくすと笑いが起こります。
その後も静かに読み上げていく西森。「文章をただ読んでいると、どこだったかわからなくなる」とぼやきながら、2月の出来事が書かれたページをめくります。
香川県での営業で、"住みます芸人"の梶剛にうどんを食べに連れて行ってもらった際のエピソードでは「これありましたねぇ」と回想しつつ、「梶さんは香川で超売れっ子で、レギュラー番組もたくさん持っている。『かじ祭り』を開けば、何万人も集まるほどなんですよ」と報告します。
オープニングで髪型を変えたことを報告していましたが、それについて家族の感想が綴られた日記も。「同じ髪型にするか?」と話しかけると、「いーやー! だって変やん」と拒否する愛息。西森が「同じ髪型にしてやったのだ」と読み上げた瞬間、大きな笑いが会場を包みました。
ここで、「年末、日記のカウントダウンライブをやろうと思っています」との発言が。「悪い日記、世の中のイタい人々について書いた日記を読んだりしようかなと思っています」と話すと、歓声が挙がります。
さらに、西森の2年半の日記から傑作をセレクトした本が11月28日(水)に発売されることも報告。「Amazonで予約できますねん」と言いながら客席を見渡して、「150人......×5冊くらいか? 買ってください。もし売れなかったら、二宮金次郎スタイルで本屋を渡り歩こうかと思ってます」と笑いながら話しました。
3月を丸々飛ばして4月の日記に突入するも、ここでタイムアップ。「最後はええやつを読もう」と告げて、愛娘に水いぼができた際の可愛らしいエピソードを披露しました。
子供ならではの無邪気な面白さ、劇場や営業で起こった出来事、芸人とのプライベートでの交流、さらにあり得ない行動をする人との出会いやハプニングなどが丁寧な描写で綴られた日記。中には1つのエピソードから膨らんだ妄想が展開される日もあり、終始、笑いの絶えないライブとなりました。
エンディングでは、今年の『R-1ぐらんぷり』用につくったという日記のプレゼントも。「もしかしたら、また東京でやるかもしれないです。今、9月やから、来年になるかな。そのときはよろしくお願いします」と告げて、イベントは幕を閉じました。
【西森洋一】【モンスターエンジン】