次々飛び出すパフォーマンスに大人も子供も笑顔「トリックオアトリート!ハロウィン直前パフォーマー祭り」
10月27日(土)よしもと沖縄花月にて「トリックオアトリート!ハロウィン直前パフォーマー祭り」が開催されました。ハロウィンを間近に控えたこの日、吉本を代表するパフォーマーが沖縄に大集合。市川こいくち、ウエスP、ひとりでできるもん、蓮華、RIOカーニバルが登壇しました。
開演すると、団長の魁バーバリアン砂川を筆頭にバルーンアート、ジャグリング、瓶踊りなどを得意とする沖縄芸人によるコント集団・RIOカーニバルが登場。砂川と猫ノカケラ岸本が、沖縄の妖怪マジムンを退治する「マジムンバスター」に扮し、仲間たちと一緒にサーカス仕立てのコントを繰り広げます。
まず最初に現れたのは、マルキヨビルの勝連が黄色の全身タイツでリフティングし続ける妖怪リ・フティングです。"リフティングが得意過ぎて、失敗すると大人しくなる"妖怪のはずでしたが、全くリフティングが続かず、「もう一回!次は絶対成功する!」と3回挑戦しますが失敗。最後には「もういい!普段はできる!動画撮ってTwitterにアップするし!」と開き直り、砂川と岸本を唖然とさせていました。その後、ポージングだけは決まっている勝連をまたしても失敗させようと、観客の男性にも協力してもらい、勝連を大縄跳びをしながらのリフティングに挑戦させます。勝連は観客の男性にも「さっきから失敗ばかりだけど成功したことあるの?」と突っ込まれまたしても大失敗。すっかり落ち込んでしまい、マジムンバスターの砂川と岸本は「お兄さんのおかげで妖怪リ・フティングを退治できた!」と大喜びでした。
次に、愉快な音楽が流れる中コミカルな動きで登場したのは、ハイビスカスパーティちあきとマルキヨビルしょうへい、魁バーバリアン与儀によるバランスマジムン。しょうへいは頭の上に一升瓶を乗せて踊る沖縄ならではの瓶踊りを見事に決め会場を沸かせると、続けて夫婦役のちあきと与儀がほうきやブロックを積み重ねる息がピッタリのバランス芸を披露します。2人はバランスを崩すと夫婦喧嘩をはじめる妖怪ということで、ブロックを崩した与儀に向かってちあきは「何でできないのー!!」と鬼の形相で怒る姿を見て「ウォーキング・デッドのゾンビみたい!」と砂川が叫ぶと観客は大笑い。怒りが治まらない千秋は、荒々しい鼻息でビニール手袋を膨らませる技を披露。体を張った荒技に大きな拍手と歓声が送られていました。
続いて猫ノカケラのキャット上原が「ズボンズボン!ズボンはどこー!」と奇声を発しながら登場します。ズボンを見ると奪いに来る、妖怪ズボンズボンに扮した上原は、馬跳びして着地する瞬間にズボンに足を通すという大技に挑戦し、岸本が持っているボンタンに見事足を通し大成功。しかしその後、挑戦した紙オムツはビリビリに破れてしまい、突然逃げ出しますが、たろう扮するハンガーマジムンに針金ハンガーで捕獲されてしまい、捕獲された姿が滑稽でメンバーも観客も大爆笑です。メンバー全員のチームワークが抜群で劇団のようなコントの数々に会場からは歓声が送られていました。
さらにRIOカーニバルの後は、真っ白な覆面を被ったダンサー芸人のひとりでできるもんがステージに現れます。ヒップホップやラップはもちろん、スーダラ節や未来予想図などお馴染みの曲をつなぎ合わせ、友達や恋人同士のやりとりや様々なストーリーが盛り込まれたダンスに観客は拍手喝采。お客さんを交えながら、ミステリアスな雰囲気のダンスを繰り広げると、途中怖がって子供が泣き出すハプニングもありましたが、華麗な姿に会場からは大きな拍手が送られていました。
その後登場したのは吉本お笑い大道芸のメンバーで、おならパフォーマー市川こいくち。そして、スーザンボイルを生み出した番組・ゴッドタレントシリーズで日本人で唯一セミファイナルまで出場した逆輸入芸人ウエスPです。まず、市川こいくちは「私のおならは空気を吸い込んで出すので臭くない!すごく綺麗なので安心してご覧ください!」とアピール。おならで3連ピーピー笛を鳴らし、音楽に合わせ段々とテンポが速くなるピーピー笛17連発を披露すると、観客の子供たちは大笑い。
さらにはおなら吹き矢で、ウエスPの頭の上にのせた風船を割ると客席の子供たちは大喜び。続いてウエスPが手を使わないテーブルクロス引きに挑戦。足の裏ではそつなくこなしますが、ジェンガの上にテーブルクロスとグラスをのせて乳首で引っ張るのはさすがに集中力がいる技のようで本人も呼吸を整えながらチャレンジ。会場からは「頑張って!」と声援が送られ、見事成功すると、世界レベルの技に会場からは大きな拍手が送られていました。
その後、トリとして登場したのは世界公認バルーンアーティスト芸人の蓮華。バルーンアートと漫才を融合させたステージでは、ちゃんだいが山下に突っ込まれながらあっという間に、動物や花のバルーンアートを作り上げます。さらにお客さんに年齢や好きな食べ物など簡単な質問をして、どんなバルーンアートが欲しいのか当てる読心術を使った技を披露。3人に質問をしますが、なぜか2人とも出来上がったのは剣の風船。「お前結局剣しか突くれんのやろ!」と山下に突っ込まれ、3人目はやっとカラフルな花の風船ができた・・・と見せかけて結局花のような剣が完成するコントや、大量の風船を使った可愛らしいウサギの顔を披露。「かわいい!」と歓声が沸きますが実は体が超マッチョというオチに、観客は大爆笑でした。
最後に色とりどりの風船を使い、見事に作り上げたミッキーマウスを客席の子供にプレゼント。マッチョなウサギもRIOカーニバルに登場し公演を盛り上げてくれた男性に送られ、お笑い芸人とは思えないパフォーマンスが次々と繰り出したステージは温かな雰囲気の中幕を閉じました。
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