木﨑と櫻井の「ボケツッコミ逆漫才」に大歓声!「祇園ファン感謝祭 in TOKYO」
11月30日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて、『祇園ファン感謝祭 in TOKYO』が開催されました。
現在人気急上昇中の祇園。2008年に結成し、今年で10年目を迎える彼らが、10周年を記念して開催した東阪単独4公演の最後を締めくくる公演として、同会場で行われた『ぎおんまつりinルミネtheよしもと』のあとに開催された本公演では、その名の通り、日頃のファンの応援に対して、祇園なりの感謝の気持ちを込めた公演内容で、ファンであるお客さんたちを楽しませました。
まずは先ほどの公演同様、客席後方から登場する2人。しかし今回は、手にカラーボールを入れたバスケットを手にし、ファンに配って歩きます。立ち見のお客さんには特に念入りに「立ち見でごめんね~、来てくれてありがとう」と、一人ひとりにボールを手渡していく櫻井。また、先ほどと同様にたっぷり時間をかけて客席を練り歩いた木﨑は、「男の人、います?」と確認し、「東京の方が男の人が多い! 嬉しい~」と喜びます。さらに木﨑が「『木﨑に憧れて来ましたよ』っていう男の人いますか?」と聞くと、ひとりだけ手が挙がったため、「いるやん!」と驚く櫻井でした。
いったん舞台をはけた2人が最初に披露したのはなんと、「ボケツッコミ逆漫才」! 櫻井が金のスーツを着て左側に立ち、「お待たせしました、櫻井です!」と自己紹介し、さらに「キザキッス」ならぬ「サクキッス」をお見舞いすると、客席からは悲鳴のような歓声が上がります。一方、木﨑演じる櫻井は不必要なほど猫背で声のトーンも暗くて小さいという、お互いがお互いをデフォルメしたようなボケとツッコミ逆漫才にファンは大興奮でした。
続いて、流れたブリッジVTRの中で、2人が「今までにやってていちばん楽しかったネタは?」という質問に「これ合うんちゃう? せーのでええんちゃう?」と言いながら、せーので言って本当に一致したネタ「サプライズ」を披露。
友達の誕生日を祝う楽しいサプライズパーティーのはずが、やることなすことことごとく裏目に出てしまい、なんとも言えない空気の中、徐々におかしさが漂っていく秀逸なコントを披露したあと、「これ最初に(ネタを)下ろしたときはもっと長かってんな。14分ぐらいあって」「で、めっちゃスベってん。ただただかわいそうすぎる、って(笑)」と櫻井が明かすと、木﨑も「ネタ作ってたときは2人でゲラゲラ笑いながらやっててんけどなぁ(笑)」と、コント誕生のウラ話を明かす2人でした。
続いて、ブリッジVTRで西園寺兄弟のキュートなTikTok映像が流れたあとは、「TikTokを撮ろう!」のコーナーへ。
これは、TikTok映像としてすでにある動画を見た上で、それをマネして作ってみようという試みで、まずは3人必要な動画を撮るために、先ほど木﨑に憧れて来たと言ったお兄さんがステージに呼び込まれ、祇園の2人と一緒にTikTokにチャレンジ!「ムズいなぁ」「ようこんなんやるなぁ、若い子」などと感心しながら悪戦苦闘の結果、動画は完成! 完成後、撮影したばかりのTikTok映像を改めて見るお客さんも楽しそうです。
その後も真顔と変顔を交互にやって笑わせる動画では真顔を櫻井が担当、変顔を木﨑が担当して制作したり、「木﨑が絶対にイヤだと思う状況」をお客さんから募集して、それをフリップに書き、順番に見せて木﨑が驚いた顔を見せるなど数種類のTikTokを作成する2人。動きの早い動画はスローモーションで撮影するなどの技も見せつつ、動画をチェックして「これはええ感じや」などと、仕上がりにも満足げな様子でした。
続いては、木﨑がお得意のセグウェイに乗って、HYの名曲『366日』を熱唱。くしくも先ほど『ぎおんまつり』で櫻井が熱唱した『365日』より1日多いタイトルの曲を、セグウェイで華麗にステージを移動し、ときにはクルクル回りながら歌う木﨑にお客さんは爆笑です! ラスト、紙ふぶきがドラマチックに舞う中、軽やかなスピードで去っていく木﨑でした。
すると、今度は櫻井がまたしても"木﨑さんにミスチル聞いといてほしい"コーナーを敢行。「またや。またこれ聞かんとあかん」とウンザリ気味の木﨑を尻目に、気持ちよさそうに今度は『抱きしめたい』を歌う櫻井。ステージの向こうには櫻井用のイスも用意されているのですが、あいかわらず木﨑のすぐそばで歌い続ける櫻井に「イスはけてもらいや!」とツッコミつつ、最後は「なんやコレ!」という木﨑の呆れた声が笑いを誘います。
ラストには撮影会を設けますが、"ファン感謝祭"らしく通路をゆっくりと練り歩き、いろんな場所に目線を向けつつ、みんながいい写真を撮れるようにたっぷりと撮影時間をとる2人。その後、ステージに戻って「楽しんでいただけましたか?」「またやりたいと思ってます」などのあいさつをしたあとは「みなさんのお帰りをハイタッチでお見送りします!」と、終演後のハイタッチお見送り会を敢行。
どこまでもファン思いな、サービス満点の「祇園ファン感謝祭」となりました。
【祇園】