木﨑が今年の漢字一文字を発表!『ぎおんまつりinルミネtheよしもと』
11月30日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて『ぎおんまつりinルミネtheよしもと』が開催されました。
2008年に結成し、今年で10年目を迎える祇園は、今年の『第53回上方漫才大賞』では新人賞を受賞するなど、現在人気急上昇中のコンビ。そんな祇園が10周年を記念し、東阪単独4公演(大阪と東京で単独公演を2公演ずつ)を行いました。
4公演の応募総数が12,099名だったという、かなりのチケット争奪戦となった本公演。その3公演目となる『ぎおんまつりinルミネtheよしもと』では、2人が客席後方から登場! 満員のお客さんは大喜びです。左右の通路に分かれ、それぞれステージに向かう2人でしたが、木﨑は何度も戻ったり、空いている席に座ってみたり、はたまた反対側の通路も歩いてみたりと、櫻井の3倍ほどかかってようやくステージにたどりつきます。
オープニングトークでは、先日木﨑が同期のパンサー・向井に太陽のような笑顔で「木﨑、暗いよ?」と言われたという話で笑いを誘いつつ、いよいよ『ぎおんまつり』がスタート!
まずは漫才を3連発。1本目では「お待たせしました、木﨑です!」と木﨑が自己紹介し、櫻井が「これ、いつもの始まり方なんで、知らない方は覚えておいてくださいね」とていねいに解説します。そんな櫻井に「彼女ができてほしい」と思っているという木﨑は、「出会いがない」と嘆く櫻井に「出会いなんてどこにでも転がってる!」と言い、「世の中の全種類の出会いを今からやる」と意気込みますが......。
続いての漫才では、「木﨑ぐらいになれば、お金を使わずに楽しいデートができる」と豪語する木﨑が、ありとあらゆる節約ワザ(?)を盛り込んだデートを披露してみせます。
3本目の漫才では「機種変に成功しました! iPhone7からXsに」と嬉しそうな櫻井に、木崎が「なんでやねん!」と一喝。そんなものは最新機種ではない、最新機種は「iPhone木﨑」だ、と主張する木﨑が、「iPhone木﨑」について説明を始め......。ありえない最新機種の説明に、お客さんも爆笑です。
続いては「櫻井のやりたいこと」と題し、何が起こるか聞かされていない木崎がイスに座っていると、ステージのモニターになにやら2人の出会いに関するドラマチックな数字などが出され、Mr.Childrenの『365日』のイントロが流れ出します。するとハンドマイクを手にした櫻井がゆっくりと登場し、木﨑の近くに歩いてきて歌い出し......。
それを見た木﨑は「オレこれ嫌いやねん。見てるだけやから」とイヤそうな表情を浮かべます。さらに曲は完全にラブソングなため、戸惑いを隠せない木﨑。最後まで歌いきり、満足そうな表情を浮かべる櫻井に「どういう感情なん!?」と心からの疑問を浴びせかけ、爆笑を誘っていました。
ネタの合間には『祇園ヒストリー』と題されたブリッジVTRが流れ、NSC時代から今年の上方漫才大賞の舞台裏までの、知られざる2人の歴史がコント風に明かされます。
コント『BAR』では、イスに対してカウンターテーブルの高さが高いBARに来た客(櫻井)が、「テーブル、高くないですか?」と素朴な疑問を口にします。すると、それを聞いたバーテンダー(木﨑)が一言「僕が低いんです」と言い、「どういう意味?」という櫻井の疑問をものともせず、いきなり踊り出し......。最初は「?」となっていたお客さんも、だんだん笑いがエスカレートしていくというシュールなコントとなりました。
このあとは2本続けて漫才を披露。見ず知らずの男女が雨やどりで出会うというシーンに憧れているという木﨑が、櫻井を女性役にして憧れを実演しようとしますが......。言いたくないことをムリヤリ言わされ、落ち込む櫻井の様子にお客さんは爆笑!
2本目の漫才では、木﨑の次にカッコいい職業は消防士だということを発見したという木﨑が、「消防士が先輩の制止を振り切って、取り残された赤ちゃんを助けるために炎の中に飛び込むシーン」というベタなシーンを演じたいと言い出し......。なぜかときおり織田裕二のモノマネを入れ込みながら消防士を演じる木﨑。
コント『公園』では、大人気・西園寺兄弟が登場。学校で話題になるために「あのアプリ」をやりたいけどやり方がわからないという兄・涼(木﨑)は弟・冷(櫻井)に助けを求めますが......。人気キャラの登場にお客さんが大歓声をあげる一幕となりました。
続いては「祇園協力!予想タイム当てましょう!」のコーナー。これは、どちらかひとりがゲームにチャレンジし、片方はゲームクリアのタイムを予想するというもの。最初は「黒ひげビリビリ飛ばしタイム」。今月このチャレンジが3回目だという木﨑は、まだどっちがやるかの相談もする前からビリビリ(低周波治療器)を装着し、やる気まんまん(?)。しかしいつもより低周波のレベルが高かったようで、黒ひげに剣を刺そうとするたびに「いやぁ~!」と絶叫しながら両腕を上げ、なかなか刺せない木﨑にお客さんは爆笑です。
「タバスコジュース我慢タイム」では、タバスコジュースを飲んだあと、どのくらい笑顔をキープできるかに櫻井がチャレンジしますが、結果はまさかの1.91秒。しかも客席から見た感じではほぼ0秒に近いと思えるほどの我慢できなさでした。その後、「客席借り物競走タイム」などにもチャレンジし、大いに盛り上がる会場。
終盤で設けられた「木﨑のやりたいこと」のコーナーでは、木﨑が今年の漢字一文字を披露。なぜかBoAの『VALENTI』に合わせ、タイトなジーンズにシャツをねじ込む木﨑。何度もねじ込んで気がすんだところで、いよいよ今年の漢字を発表します。その漢字は......「腱」! 今年は躍進の年でもあり、いろんなことがあった祇園ですが、やはりいちばん印象に残ったのは、相方・櫻井がアキレス腱を痛め、松葉杖状態で漫才をしていたことだったよう。
そして、舞台はエンディングへと突入。祇園初DVDとなる『お待たせしました 祇園のDVDです!』(税込3,000円)が2019年3月13日(水)に発売されることや、DVD関連イベント『GIONクリスマス会~僕は君だけのサンタ!DVD込みスペシャルライブ!~』が12月25日(火)にポストよしもと(大阪)で開催されることなどが告知されたあとは、お客さんお待ちかねの記念撮影タイム。すると、そんな告知の間中ずっと太ももがつっていた木﨑は「え~、聞いてないって~。タイトなジーンズやって~」と、タイトなジーンズでの記念撮影に難色を示します。しかし、そんな木﨑の訴えには一切耳を貸さず、サクサクと撮影タイムを進める櫻井でした。
「今日は楽しかったです。またやりたいです。ありがとうございました!」と深々と頭を下げ、『ぎおんまつりinルミネtheよしもと』は終演。集まった満員のお客さんはみんな満足そうな表情を浮かべていました。
【祇園】
「GIONクリスマス会~僕は君だけのサンタ!DVD込みスペシャルライブ!~」
日時:2018年12月25日(火)18:30開場 19:00開演
会場:ポストよしもと(大阪)
料金:前売4000円 当日4500円(※DVD代金含む)
チケット:12月5日(水)10:00~発売 ※チケットよしもとのみ
★当日は、3ショット写メ撮影会も行われます!