漫才あり!コントあり!クイズあり! よしもと芸人とSDGsを楽しく学べるステージ『よしもとSDGs花月 in エコプロ2018』
12月8日(土)、東京ビッグサイトにてエコプロ2018 特別ステージ『よしもとSDGs花月 in エコプロ2018』が開催され、ジャルジャル、尼神インター、田畑藤本、デニス、次長課長・河本、くまだまさし、レギュラー・松本、もう中学生、はんにゃ・金田、ニューヨーク、3時のヒロイン・かなで、キクチウソツカナイ。が出演しました。
2018年12月6日(木)~8日(土)の3日間、一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社が東京ビッグサイトで開催したアジアを代表する環境総合展示会「エコプロ2018 (第20回) ~SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」。
吉本興業株式会社は、エコプロとのコラボレーション企画として、ステージイベント『よしもとSDGs花月inエコプロ2018』を実施しました。
SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」とは、国連総会で採択された「2030年までにすべての人が平等な機会を持ち、地球環境を壊さず、よりよい生活を送ることができる世界をつくるための17の目標」のこと。 『よしもとSDGs花月』では、芸人のネタやコントの中にSDGsが掲げるさまざまな目標を盛り込み、笑いを通じてSDGsを伝えていきます。
「SDGs漫才」では、ジャルジャル、尼神インター、デニス、田畑藤本がSDGsを盛り込んだ漫才ネタを披露。そして「SDGsコント」では次長課長・河本準一を座長として、くまだまさし、レギュラー・松本、もう中学生、金田哲(はんにゃ)、ニューヨーク、3時のヒロイン・かなでといった個性的なメンバーによるオリジナルコントをお届けし、最後は会場のお客さんと一緒にプレゼント企画ありのSDGsクイズコーナーで大いに盛り上がりました。
この日のMC・キクチウソツカナイ。が登場し、『よしもとSDGs花月』の主旨を説明したところで、この日の特別ゲストである国連広報センター所長である根本かおるさんを呼び込みます。根本さんが会場のお客さんにSDGsとはどういうものかを簡潔に説明し、さらにキクチがこれまでのよしもとのSDGsの取り組みについて紹介したあとは、いよいよ「SDGs漫才」のコーナーです!
トップバッターは田畑藤本。田畑藤本はSDGsの17の目標のうち、4番の「質の高い教育をみんなに」をテーマにした漫才を披露します。東大卒の藤本に対し、負けじと田畑が「僕だって質の高い教育を受けてきたから、しりとりは得意」だと言い放ち、しりとり対決をすることになった2人。シンプルな言葉でしりとりを続ける田畑に対し、なにやら難しそうな言葉でしりとりに挑む藤本でしたが......。
続いてはデニス。デニスは10番の「人や国の不平等をなくそう」をテーマに漫才を繰り広げます。植野は小学生のとき、父親がブラジル出身というだけでむりやりサッカー部に入部させられ、初心者なのに、気づけば試合で相手チーム3人からマークされていたという逸話を披露し、笑いを誘います。
尼神インターは、12番の「つくる責任、つかう責任」をセレクト。芸人になる前は大工だったという渚が、そんな経験上「つくる」側の気持ちはよくわかると話した上で、今回は「心理テスト」を作ってきたと話します。さっそく誠子に心理テストを出す渚でしたが......。尼神インターお得意の"誠子のブスいじり"で、お客さんを沸かせていました。
漫才コーナーのトリを飾ったのは、先日の『M-1グランプリ』でも大健闘だったジャルジャル。高校時代からの同級生で、ラグビー部の仲間でもあったという2人。後藤がラグビー部時代の福徳の「鎖骨を2回折った話」を楽しそうに話しますが、福徳は「その話してほしくないねん」と、強引に話題を変えようとします。しかし後藤も負けじとなんとか話を戻そうとし......。2人の、ときにまるで小学生のような攻防戦に子どもたちも大笑いです。ちなみに、ジャルジャルが選んだテーマは田畑藤本と同じく「質の高い教育をみんなに」でしたが、このフレーズを見事な聞き間違いとしてネタに織り込んでいました。
続いては、『SDGsスペシャルコント 特殊能力小学校』。ハデな制服を着た3人の小学生(もう中学生、はんにゃ・金田、ニューヨーク・嶋佐)が登場し、ヒマつぶしに金田が「ズクダンズンブングンゲームをやろう」と提案しますが、「今誰もそんなのやってないよ」と即座に否定する嶋佐に笑いが起こります。
と、そこに、まるでお茶の水博士のような髪型をした先生(河本)が登場。授業を始めようとしますが、くまだがまだ来ていないことに気づきます。すると、遅れてくまだが現れたのですが、先生に謝るかと思いきや、さっそく「お尻クラッカー」を披露し、お客さんに自分のポスターをプレゼントし始めます。そんなくまだに「遅刻してから何分自分の時間作ってんねん!」とご立腹の先生でした。
ようやく社会の授業が始まりますが、日本の偉人の写真を出し、「この人の名言は?」と言わせようとする大喜利的な授業でのもう中学生へのムチャぶりに会場からは笑いが。しかもその答えはSDGsの17の目標のうちのひとつだったりと、偉人はともかくSDGsの目標の内容はどんどん頭に入ってくるというある意味斬新な授業を繰り広げる河本先生。するとそこに悪者3人組(レギュラー・松本、ニューヨーク・屋敷、3時のヒロイン・かなで)が学校をつぶして新しく建物を建てようと押しかけ......。
変わった特殊能力を持つこの小学校の生徒たちと同様、自身の特殊能力のせいで虐げられた結果、悪者になってしまった3人が、みんな一緒になってケーキ屋さんを始めようとするプランが立ち上がり、無事にハッピーエンドを迎えたコント『特殊能力小学校』。しかしその特殊能力が、勝手に手が八の字を描いてしまったり、体が180度以上の熱さになったりするなど、いわゆる超能力と呼ばれるものよりもだいぶ使い道のないその能力に、お客さんからは笑いが起こっていました。
最後は「SDGs○×クイズ」のコーナー。クイズ形式でSDGsについて学ぼうという、お客さんも全員参加で行い、勝ち残った人にはプレゼントもあるコーナーです。
まずは出演者全員がそれぞれSDGsの目標が書かれたパネルを手にステージに再登場。その裏にクイズが書いてあり、芸人が読み上げたクイズに対し、お客さんは全員○か×かをジェスチャーで示します。クイズには立ち上がった状態で参加し、負けると座っていくという仕組みで10人にまで絞ります。
「世界には読み書きできない成人が5億人いる。○か×か?」(正解は○)や「太陽電池を発明したのは、発明王エジソンである」(正解は×)などの質問に○か×かで答えていきますが、正解者が多く、なかなか人が減らなかったため、最後はじゃんけんで決めることに。ようやく選ばれた10人のお客さんは、芸人からSDGsグッズの詰め合わせと、この日出演した芸人の寄せ書きのサインを手渡してもらい、みんなニコニコです。
最後に河本が、「今、地球が病気だと考えると、一人ひとりがお医者さんになることが必要だと思います。我々ももっと勉強していくんで、みなさんも一緒に学んでいきましょう!」と呼びかけ、イベントは終了。
終了後、河本、金田、ニューヨークの4名は、吉本興業とSDGs推進における連携協定を締結している北海道の「下川町」ブースに駆けつけ、ファンのお客さんとの撮影会を実施。1組1組丁寧にコミュニケーションをとりながら撮影をする芸人たちの姿に、SDGsグッズをもらってニッコリポーズを決めるお客さんも嬉しそう。撮影会は大盛況で、下川町ブースは大いに盛り上がっていました。
【ジャルジャル】【尼神インター】【田畑藤本】【デニス】【次長課長】【河本準一】【くまだまさし】【レギュラー】【松本康太】【もう中学生】【はんにゃ】【金田哲】【ニューヨーク】【3時のヒロイン】【かなで】【キクチウソツカナイ】